5.2.3 重要イベントフィルターを設定する
[イベントコンソール]画面の[重要イベント]ページに表示する重要イベントの条件を設定します。重要イベントフィルターを設定することで,どのJP1イベントを重要イベントとするかを定義できます。
設定した内容はマネージャーのJP1/IM - Managerに保存されます。このため,同じJP1/IM - Managerに接続しているすべてのJP1/IM - Viewで見え方が同じになります。
重要イベントフィルターを設定するには,JP1_Console_Admin権限が必要です。また,業務グループの参照・操作制限を設定している場合,JP1資源グループとJP1権限レベルの組み合わせによっては操作できないことがあります。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「4.1.4(2) JP1ユーザーに対するJP1資源グループとJP1権限レベルの割り当て」を参照してください。
重要イベントフィルターを設定する手順を次に示します。
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イベント一覧に表示されているJP1イベントの属性値を重要イベントの定義条件とする場合は,イベント一覧からJP1イベントを選択する。
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[イベントコンソール]画面で,[オプション]−[重要イベント定義]を選択する。
[重要イベント定義]画面が表示されます。
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[重要イベント定義]画面で重要イベントの定義を設定する。
[重要イベント定義]画面では次の設定を行います。
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条件群の設定
フィルターの通過条件,および除外条件を区別するために,条件群に名前を付けます。
条件群は,通過条件群,除外条件群それぞれ最大30件設定でき,条件群同士の関係はOR条件となります。
なお,条件群の設定は[一覧表示]ボタンをクリックして[一覧]を表示状態にしておく必要があります。
条件群の追加:[追加]ボタンをクリックすると,定義していない名称「条件群n」(nは数字)が追加されます。
条件群の複製:条件群を選択し,[複製]ボタンをクリックすると,「コピー 選択した条件群名」が追加されます。
条件群の削除:条件群を選択し,[削除]ボタンをクリックすると,選択した条件群が削除されます。
条件群のリネーム:条件群を選択すると,選択した条件群の名前が[条件群名]に表示されます。これを編集し,フォーカスを移動すると,条件群の名前が変更されます。
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条件の設定(各条件群の詳細設定)
フィルターの通過条件,または除外条件を設定します。
条件は,複数の条件を組み合わせて設定でき,条件同士の関係はAND条件となります。
設定できる項目は,登録ホスト名,重大度,オブジェクトタイプ,オブジェクト名,登録名タイプ,登録名,事象種別,ユーザー名,メッセージ,プロダクト名,イベントID,アクションの状態,および固有の拡張属性です。発生元ホストのマッピングを有効にした場合は,設定できる項目に発生元ホスト名が追加されます。
[イベントコンソール]画面で選択したJP1イベントの属性値を条件一覧に反映させるには,[選択イベント条件入力]ボタンをクリックします。
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[OK]ボタンをクリックする。
設定した定義が有効になり,[重要イベント定義]画面が閉じます。
- 重要
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重要イベントの定義は,マネージャーごとに一つだけ定義できます。同じマネージャーのJP1/IM - Managerに接続しているすべてのJP1/IM - Viewで同じ見え方になります。設定内容を十分検討してから設定してください。