Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


1.3.3 インストール時の注意事項(Windowsの場合)

〈この項の構成〉

(1) 製品間の関連について

JP1/IM - ManagerはJP1/Baseを前提製品としています。製品のインストール時には,次の点に注意してください。

(2) 統合トレース機能(HNTRLib2)について

(3) Windows環境への設定について

インストール時に次の情報をWindowsに設定します。

(4) インストールパスの変更について

(5) ファイル・レジストリについて

(6) 再インストールについて

JP1/IM - Manager,JP1/IM - Viewのアンインストールでは,インストール後に作成された定義ファイルやログファイル,ユーザーが修正する可能性のあるファイルは削除されません。これらのファイルが残っている状態で再インストールすると,プログラムの動作が不正になる場合があります。したがって,再インストールする場合は,OSを必ず再起動し,JP1/IM - Manager,JP1/IM - Viewをインストールしていたフォルダをエクスプローラにより削除してから,再インストールしてください。

(7) バージョンダウンインストールについて

JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewは,バージョンダウンインストールに対応していません。インストールされている製品をバージョンダウンしたい場合は,製品をアンインストールしてから再インストールしてください。

(8) ウィルス対策ソフトについて

(9) サイレントインストールについて

JP1/IM - Managerでは,サイレントインストール機能によるインストール方法が利用できます。

実行コマンド

提供媒体\_OWNEXE\HPPSINST.BAT△/提供媒体\_PPDIR\PCC2A2C9MCL\DISK1△/"インストール先のフルパス"

△:1個以上の半角スペース

JP1/IM - Viewでは,サイレントインストール機能によるインストール方法が利用できます。

実行コマンド

提供媒体\_OWNEXE\HPPSINST.BAT△/提供媒体\_PPDIR\PCC2A2C6HCL\DISK1△/"インストール先のフルパス"

△:1個以上の半角スペース

(10) Windows Defenderについて

Windows Defenderが有効になっている場合に,JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - ViewをインストールするとWindows Defenderの履歴およびイベントビューアのWindowsログ(システムログ)にWindows Defenderの警告イベントが出力される場合がありますが問題ありません。

(11) 上書きインストール後の再起動について

JP1/NETM/DMを使用せずにインストールをする場合は,次の手順を適用することで,上書きインストール後にコンピュータの再起動を行わずにJP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewを動作させることができます。

  1. 上書きインストール前に次のプログラムを終了してください。

    • JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - View

    • JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewのインストール先フォルダ以下のファイルをロックするアプリケーション(ウィルス対策ソフト製品など)

    • JP1/Baseの全てのサービス

    • JP1/Baseを前提とする製品のすべてのサービス

    • 統合トレース機能(HNTRLib2)のサービス

  2. JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewのインストール後に,コンピュータの再起動を要求された場合は「いいえ」を選択してください。

(12) ReFSを使用する場合

Windows Server 2012, Windows Server 2012 R2,Windows Server 2016のReFS上にJP1/IM - Managerをインストールした場合,NTFS上にインストールした場合に比べて,処理性能が低下する可能性があります。そのため,ReFSを使用する場合は運用を想定したテストを十分に実施し,性能に問題がないことを検証してください。性能要件を満たせない場合は,ReFSではなくNTFSを使用することを検討してください。

(13) JP1/IM - Viewについて