12.5.1 システムの階層構成の管理
物理ホストのシステム構成を管理するために，システムの階層構成（IM構成）の管理方法を検討してください。システムの階層構成の管理は，次のどちらかの方法で行います。
- IM構成管理を使用する方法
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システムの階層構成を，IM構成管理・ビューアーを操作して，マネージャーから一元的に管理する場合は，IM構成管理を使用します。
IM構成管理を使用するときは，IM構成管理DBの設定を有効にする必要があります。そのため，システム設計に，IMデータベースの容量を見積もってください。
IM構成管理を使用してシステムの階層構成を管理するときは，JP1/Baseが提供する構成管理機能を併用しない運用を検討してください。なお，JP1/Baseが提供する構成管理機能で使用する構成定義ファイルを編集したり，コマンドを実行したりした場合は，必ずIM構成管理でIM構成を取得し直してください。
- IM構成管理を使用しない方法
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システムの階層構成を，マネージャーから一元的に管理しない場合は，JP1/Baseが提供する構成管理機能を使用します。
JP1/Baseが提供する構成管理機能では，マネージャーで，構成定義ファイル（jbs_route.conf）を編集してホスト間の関係を定義し，コマンド（jbsrt_distrib，jbsrt_sync，jbsrt_delおよびjbsrt_get）を実行して設定内容を反映したり，確認したりします。
IM構成管理を使用しないときは，IM構成管理DBの設定を有効にする必要がありません。そのため，システム設計に，IM構成管理DBの容量を見積もる必要はありません。
機能の詳細については，次の説明を参照してください。
IM構成管理を使用する場合
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IM構成管理で設定できるシステムの階層構成
参照先：「7. IM構成管理によるシステムの階層構成の管理」
IM構成管理を使用しない場合
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JP1/Baseが提供する構成定義機能で設定できるシステムの階層構成
参照先：「8.4.3 システムの階層構成の管理」および「8.4.5 定義情報の収集と配布」
なお，システムの階層構成の管理を開始したあとで管理方法を変更する場合に，IM構成管理とJP1/Baseの持つjbsrt_distribを同時に使用すると，次の情報に不整合が生じ，運用が混乱するおそれがあります。
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IM構成管理・ビューアーに表示されている内容
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システムに実際に反映されている内容
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各ホストが持つ構成定義情報
そのため，システムの階層構成の管理を開始したあとで，管理方法を変更することをお勧めしません。どちらの方法でシステムの階層構成の管理をするかを十分に検討した上で，運用を開始してください。