12.2.3 ガイドの検討
ガイド機能を使うことで,障害時の運用手順や各種エラー事例など,運用ノウハウをガイド情報として表示できます。障害時の参考情報としてガイド情報を活用することで,初動対応でのシステム管理者の負担を軽減できます。
ガイド情報の表示内容や表示条件は,ユーザーが設定,検討する必要があります。また,ガイド情報の基となる情報(運用ノウハウなど)は,システムを運用していく中で蓄積,変化していくものであるため,定期的にガイド情報の見直しを実施し,必要に応じて修正や追加をしてください。
詳細は,次の説明を参照してください。
- ガイドについて
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ガイド機能について
参照先:「5.8 ガイド機能」
- メモ
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セントラルスコープ,セントラルコンソールの両方でガイドを提供していますが,使用用途によって使い分け,また組み合わせての使用を検討してください。二つのガイドには次のような違いがあります。
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セントラルスコープのガイド機能
監視ノード単位でガイドを設定できます。監視ノードは,システムを業務やサーバなどの単位でノード化したものです。それらによって構成されるツリーで監視を行う場合に,セントラルスコープのガイド機能を使用します。
セントラルスコープのガイド機能を使用する場合には,例えば,経理業務に問題が発生したとき,Webサーバで障害が起こったとき,などのアドバイスを記述します。
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セントラルコンソールのイベントガイド機能
JP1イベント単位でイベントガイドを設定できます。JP1イベントはシステムで発生した事象であり,また,問題発生時には問題の1要因でもあります。
セントラルコンソールのイベントガイドには,例えば,JP1イベントそのものに対する調査,対処手順などのアドバイスを記述します。なお,詳細については,「4.10 イベントガイド機能」および「12.1.10 イベントガイドの検討」を参照してください。
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