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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


5.8 ガイド機能

ガイド機能は,[監視ツリー]画面および[ビジュアル監視]画面の監視ノードから,その監視ノードの種類や状態について,対応のガイドとなる情報を表示する機能です。

このガイド機能を使って,監視するオブジェクトやグループの種類や状態に合わせて,発生した問題に対する対処手順やエラーの対処方法などを,問題対応のアドバイスとして表示できます。例えば,業務に対応する監視グループのガイド情報として業務ごとのトラブル対応手順を登録すれば,問題発生によって混乱した状況の時に容易な操作で対応ガイドを呼び出せます。また,監視ノードが,どの業務に対応し,その業務の何に着目して監視しているかを説明するためのガイドとしても利用でき,運用ノウハウをガイド情報として蓄積できます。このように,問題発生時の対応の参考情報としてガイド表示を活用することで,初動対応でのシステム管理者の負担を軽減できます。

図5‒22 ガイド情報による対処方法のアドバイス

[図データ]

状態変化前のガイド情報:その監視ノードの業務や監視目的などの説明

状態変化後のガイド情報:発生した問題に対する対処方法の説明

ガイド機能の表示する情報は,ガイド情報といい,ユーザーが表示内容や表示形式(TXTかHTML)を設定できます。

なお,具体的な設定手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「6.6.1 ガイド情報の編集の手順」で説明します。

〈この節の構成〉