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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


12.2.2 ビジュアル監視の検討

[ビジュアル監視]画面を使うことにより,重点的に監視したい監視オブジェクトや監視グループを,マップ上に配置して監視することができ,大規模なシステムでも目的とする視点で容易に監視することができます。

また,背景画像やビジュアルアイコンに任意の画像を使用すれば自由度の高い監視画面を作成できます。[ビジュアル監視]画面の作成例を次の図に示します。

図12‒21 背景画像やビジュアルアイコンに任意の画像を使用した[ビジュアル監視]画面の作成例

[図データ]

詳細は,次の説明を参照してください。

ビジュアル監視について
〈この項の構成〉

(1) ビジュアル監視で使用するアイコンおよび背景画像

日々の監視業務をどのような観点で監視するかに基づいて,ビジュアル監視で使用するアイコンおよび背景画像を検討してください。

例えば,次のような観点で使用する背景画像を検討してください。

(2) 監視ノード名および監視ノードアイコン余白の表示の抑止

使用するビジュアルアイコンや背景画像の色に合わせて,監視ノード名および監視ノードアイコン余白の表示を抑止するか検討してください。

例えば,次のようなビジュアルアイコンや背景画像を使用する場合は,監視ノード名および監視ノードアイコン余白の表示を抑止することで,自由度の高い監視画面を作成できます。

監視ノード名および監視ノードアイコン余白の表示の抑止について

(3) 監視ノード名および監視ノードの状態色の設定

使用するビジュアルアイコンや背景画像の色に合わせて,監視ノード名および監視ノードの状態色を検討してください。特に,背景画像と同じ状態色を設定するのは避けてください。

例えば,次のような場合は状態色の設定を変更してください。
  • 正常状態の状態色(白)に別の状態色を設定する。

  • 状態色に透過率を設定して背景画像を常に表示させる。

  • 黄色が基調となる背景画像を使用するため,「警告」の状態色(黄色)を変更する。

    図12‒23 正常状態の状態色を白から青に変更する場合の画面例

    [図データ]

監視ノード名および監視ノードの状態色の設定について