Hitachi

JP1 Version 12 統合管理 基本ガイド


付録B.2 イベントの影響範囲をマップ形式やツリー形式で監視できるか確認する

[監視ツリー]画面および[ビジュアル監視]画面でイベントの影響範囲を確認します。ここでは「2.1 基本的な構成のシステムとは」で示したホストAでイベントを発行して確認する手順を説明します。

前提条件

3.2.1 ユーザーマッピングの設定」に従って,OSのユーザーマッピングが完了している必要があります。

操作手順

  1. [イベントコンソール]画面の[コマンド実行]ボタンをクリックして,[コマンド実行]画面を表示します。

  2. 3.2.2 コマンドを実行できるか確認する」の手順に従い,[コマンド実行]画面の項目を次のように設定し,[実行]ボタンをクリックします。

    項目

    設定

    コマンド種別

    [管理対象ホストのコマンド]を選択する。

    引き継ぎ情報

    [情報を引き継ぐ]のチェックを外す。

    実行ホスト名

    次の内容を入力する。

    hostA

    実行コマンド

    次の内容を入力する。

    • Windowsの場合:

      "Baseパス\bin\jevsend" -e SEVERITY=Warning -m 警告イベントの発行

    • Linuxの場合:

      /opt/jp1base/bin/jevsend -e SEVERITY=Warning -m 警告イベントの発行

    ホストAで重大度が「警告」のイベントが発行されます。

  3. [監視ツリー]画面および[ビジュアル監視]画面を確認します。

    監視ノードのうち,障害が起こった監視ノードおよびその監視ノードを含む監視グループが自動的に障害状態に変化します。

    [図データ]

    この例の場合,重大度が「警告」のイベントが発行されたときには,ホストAおよびホストAを含む監視グループが黄色になっていることを確認してください。

  4. 手順2を繰り返します。[コマンド実行]画面の項目を次のように設定し,[実行]ボタンをクリックします。

    項目

    設定

    コマンド種別

    [管理対象ホストのコマンド]を選択する。

    引き継ぎ情報

    [情報を引き継ぐ]のチェックを外す。

    実行ホスト名

    次の内容を入力する。

    hostA

    実行コマンド

    次の内容を入力する。

    • Windowsの場合:

      "Baseパス\bin\jevsend" -e SEVERITY=Error -m エラーイベントの発行

    • Linuxの場合:

      /opt/jp1base/bin/jevsend -e SEVERITY=Error -m エラーイベントの発行

    ホストAで重大度が「エラー」のイベントが発行されます。

  5. [監視ツリー]画面および[ビジュアル監視]画面を確認します。

    この例の場合,重大度が「エラー」のイベントが発行されたときには,ホストAおよびホストAを含む監視グループが変化しないことを確認してください。

関連項目