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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server ユーザーズガイド


付録A FAQ

JP1/DH - Serverのよくある質問と回答について,次の表に示します。

表A‒1 よくある質問と回答

項番

Question

Answer

1

ユーザIDとパスワードでログインする際に,[ログイン]画面で何度かパスワードを間違って入力したところ,ログインできなくなりました。

JP1/DH - Serverでは連続して5回パスワードを間違えると,アカウントがロックされログインできなくなります。10分経つと再びログインできるようになります。

早急にアカウントロック状態を解除したい場合は,代表ユーザ,またはグループ管理者にアカウントロックの解除を依頼してください。

2

[新規送信]画面で一度選択したファイルを,ファイル一覧から削除できません。

次のどちらかの方法で削除できます。

  • ファイルの一覧上で削除するファイルを選択し,マウスを右クリックして[削除]メニューを選択する

  • キーボードのDeleteキーを入力する

3

[新規送信]画面で指定するファイルの保管期限の日付ですが,どの国の日付なのでしょうか?

JP1/DH - Serverで扱う時間は,JP1/DH - Serverが配置されている地域での時間になります。ファイルの保管期限の日付も,同様です。操作を行ったクライアントPCがある地域の日付ではないので注意してください。

4

[新規送信]画面を表示した際,「オブジェクトでサポートされていないプロパティまたはメソッドです。」ダイアログが表示され,ファイルを選択するJava が表示されませんでした。

  • [スタートメニュー]−[コントロールパネル]−[Java]−[一般]タブ−[バージョン情報]で,JREのバージョンを確認します。使用できるJREのバージョンについては「1.1.2(3) Javaソフトウェア(送受信用のアプリを使用しない場合)」を参照してください。

  • 次の方法でJavaアプレットのプロキシの設定が正しいかを確認してください。

    [スタートメニュー]−[コントロールパネル]−[Java]−[一般]タブ−[ネットワーク設定]で表示される[ネットワーク設定]ダイアログで,[ブラウザの設定を使用]とします。

5

[新規送信]画面でショートカットファイルやアクセス権のないファイルを選択した場合,どのような動作になりますか?

ショートカットファイルをドラッグ&ドロップした場合は,ショートカットファイル(*.lnk)が送信されます。[ファイル選択]ボタンからショートカットファイルを選択した場合は,その参照先の実体が送信されます。

アクセス権のないファイルをドラッグ&ドロップした場合は,[送信開始]ボタンを押したあとに「ファイルが見つかりませんでした」というエラーメッセージが表示され,送信できません。

6

[新規送信]画面でファイルを送信中に,エラー画面が表示されました。

ファイルの送信中に次に示す操作をすると,エラー画面が表示され,ファイルの送信に失敗します。

  • 送信ユーザの削除

  • 受信ユーザの削除

  • 承認ルート上のユーザの削除

代表ユーザ,またはグループ管理者に,該当のユーザが削除されていないかを確認してください。

7

[新規送信]画面のメッセージ欄に入力した文字列が,画面に表示されるまでに時間が掛かります。

配送が可能かどうかをチェックしているため,画面への反映には,しばらく時間が掛かります。

文字列を入力したあと,すぐに表示されない場合は,しばらくお待ちください。

8

[新規送信]画面を表示した際,[Failed to read input]ダイアログが表示され,アップロードができません。

[新規送信]画面の表示が完全に終わる前に画面を操作すると,このダイアログが表示される場合があります。[新規送信]画面の表示が完全に終わるまで,操作をしないでください。

9

[受信ボックス]画面で,メニューアイコンから[詳細表示]を選択しても[受信アイテム]画面が表示されません。

配送元のユーザが削除されたか,無効となっている可能性があります。この場合,ファイルの受信ができなくなります。

また,[詳細表示]を選択したタイミングで配送ルールの再評価が行われます。配送時に送信元ユーザからの配送が許可されていた場合でも,[詳細表示]を選択するタイミングで許可されていないときは,[受信アイテム]画面が表示されません。

10

[受信ボックス]画面で,ファイルをダウンロードしようとしたところ,「不正な通信手順が検出されました」と表示され,ダウンロードできません。

ダウンロードの直前で配送元のユーザがファイルを削除した可能性があります。配送元のユーザにお問い合わせください。

11

[ダウンロード]ボタンが非活性となり,ダウンロードできません。

次に示す理由で,ファイルをダウンロードできない場合があります。

  • 配送元ユーザが,ファイルのダウンロード回数を制限している。

  • ファイルの保存期間が過ぎている。

  • 配送元ユーザが,ファイルの送信履歴を削除した。

  • サーバに導入されているウィルス対策ソフトによってファイルが削除された。

  • 宛先に指定したユーザがすべてのファイルのダウンロードを完了したときのファイルの自動削除機能により,ファイルが削除された。

12

ファイルダウンロード時「ファイルの検証に失敗しました」と表示され,ファイルがダウンロードできません。

[図データ]

ダウンロードしたファイルが不完全であることが検知されました。

ファイルの受信中に,通信障害などが発生したおそれがあります。ネットワークの状態を確認し,もう一度ファイルをダウンロードし直してください。

何度もこのダイアログが表示される場合は,アップロード時の障害により,アップロードしたファイルが不完全であるおそれがあります。その場合,ファイルの送信元に再送を依頼してください。

13

[新規招待者]画面で招待者を作成,または[招待者編集]画面で招待者を編集しようとしたところ,「メールアドレス(xxx@xxx.xx)は既に登録されています。」というメッセージが表示され,招待者を作成,または編集できません。

JP1/DH - Serverでは,メールアドレスを重複して登録できません。

代表ユーザ,グループ管理者や他の招待者を招待したユーザに,作成または編集しようとしているメールアドレスを使用していないかを確認してください。

使用していない場合に,左記メッセージが表示されるときは,代表ユーザまたはグループ管理者へご連絡ください。

14

[新規招待者]画面で招待者を作成しようとしたところ,「登録に失敗しました。登録可能なユーザ数を超えています。ユーザを削除してから登録を行ってください。」というメッセージが表示され,招待者を作成できません。

登録可能なユーザ数は,システム管理者がドメインに割り当てたユーザ数までです。

削除できるユーザが存在しない場合は,代表ユーザ,またはグループ管理者に連絡し,ユーザの削除を依頼してください。

15

64bit版OSで64bit版のInternet Explorerを使用してJP1/DH - Serverにアクセスしたら,毎回Java のインストーラが起動して,JP1/DH - Serverを使用できません。

ご使用の環境に64bit版のJREがインストールされていません。

1.1.2(3) Javaソフトウェア(送受信用のアプリを使用しない場合)」に記載のJRE(64bit版)をインストールしてください。

16

ファイル送信の完了後やダウンローダの起動中・起動後,証明書認証中,クライアント環境確認中にInternet Explorerの画面の操作ができなくなりました。

Javaの設定が不完全な場合,この現象が発生することがあります。次の設定が有効かを確認してください。

操作できなくなったInternet Explorerは,タスクマネージャなどを使用して終了させてください。

  • Java設定

  1. [スタートメニュー]−[コントロールパネル]−[Java]−[Java]タブの[表示]ボタンをクリックして,[有効]チェックボックスが選択されているかを確認してください。

  2. [スタートメニュー]−[コントロールパネル]−[Java]−[詳細]タブ−[Java Plug-in]−[次世代のJava Plug-in を有効にする(ブラウザの再起動が必要)]が選択されているかを確認してください。

17

Internet Explorerの環境で,Javaが起動しません。

次のどちらかを設定してください。

  • 拡張保護モード:無効

  • 本サーバURLを信頼済みサイトに登録する(保護モード:無効)

18

画面操作中に,「Error」とだけ書かれたダイアログが表示されました。

処理のタイミングの問題で,まれにこのダイアログが表示されることがあります。

このダイアログが表示された場合は,ブラウザを終了して再度ログインしてください。それでも改善しない場合は,ブラウザのキャッシュとCookieを削除すると改善することがあります。

19

画面操作中に次のメッセージが表示されました。

  • オブジェクトでサポートされていないプロパティまたはメソッドです。

  • オブジェクトは'Verify'プロパティまたはメソッドをサポートしていません。

    注※ メッセージ中のプロパティ名は異なることがあります。

ご使用のJREのバージョン,またはマイナーバージョンが古い可能性があります。最新版のJREを使用してください。

20

JP1/DH - Serverを操作中に,次のダイアログが表示されます。

「セキュリティ情報アプリケーションのデジタル署名の検証に成功しました。このアプリケーションを実行しますか。」

どのように対処したら良いでしょうか。

JP1/DH - Serverをご利用いただくにはJavaアプリケーションを起動する必要があります。このJavaアプリケーションが悪意のある者により改ざんされていないことを証明するために,デジタル署名を付与しています。

このダイアログが表示されたら「発行者」が「Hitachi Solutions, Ltd.」となっていることを確認して[実行]ボタンをクリックしてください。なお,チェックボックスを選択すると次回からこのダイアログは表示されません。