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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server ユーザーズガイド


2.4.6 送信するファイル/フォルダを設定する

  1. ローカルフォルダ以外のファイル/フォルダや,アクセス速度が遅いドライブ(SDカードなど)に存在するファイル/フォルダを送信対象に指定する場合は,送信するファイル/フォルダを指定する前に[ローカルにコピーしてから送信する]チェックボックスを選択します。

    このチェックボックスを選択すると,ファイル/フォルダを送信画面に表示する時間,および送信時間を短縮できる可能性があります。

    [図データ]

    重要
    • 送信対象にローカルフォルダ以外のファイル/フォルダと,ローカル環境のファイル/フォルダが混在している場合でも,このチェックボックスを選択できます。ただし,混在している場合に,ローカルフォルダ以外のファイル/フォルダ,またはアクセス速度が遅いドライブ上のファイル/フォルダに対してだけ[ローカルにコピーしてから送信する]を選択することはできません。

    • [ローカルにコピーしてから送信する]チェックボックスを選択して,ローカルフォルダ以外のファイル/フォルダを指定した場合は,対象のファイル/フォルダをローカル環境にコピーします。コピー中は「ファイルをコピーしています。」とメッセージが表示され,他の操作はできません。

    • [ローカルにコピーしてから送信する]チェックボックスは,送信対象にファイル/フォルダを選択済みの場合は操作できません。チェックボックスの指定を変更する場合は,送信対象のファイル/フォルダをすべて削除してください。

    • [ローカルにコピーしてから送信する]チェックボックスを選択するときは,対象のファイル/フォルダをローカル環境にコピーするための空き容量が必要です。事前に,環境変数TEMPで指定されているフォルダ内の空き容量が十分かを確認してください。空き容量が不足している場合は,エラーとなります。環境変数TEMPには,実在するフォルダが指定されている必要があります。なお,環境変数TEMPの場所は,ご使用のマシンの[システムのプロパティ]で確認できます。

  2. [ファイル選択]ボタンをクリックして,送信するファイルを選択します。Mac OSの場合は,[ファイル選択]ボタンでフォルダを指定することもできます。なお,複数のファイルを一度に選択することはできません。

    • [Javaアプレット]の場合

      [図データ]

    • [アプリ]または[JWS]の場合

      [図データ]

  3. リストボックスにドラッグ&ドロップしてファイル,フォルダ,およびドライブを指定することができます。ドライブをドラッグ&ドロップした場合は,配送ファイル/フォルダ欄の名前は「Drive」となります。

    [図データ]

    メモ

    Mac OSでJavaアプレットを使用して送信する場合は,ドラッグ&ドロップの使用はできません。

    メモ

    リストボックスに追加されたファイルを削除する場合は,削除するファイルを選択して,キーボードの[Delete]キーを押すか,右クリックで表示される[削除]メニューをクリックしてください。なお,Mac OSでJavaアプレットを使用して送信する場合は,[Delete]キーでの削除はできません。

    重要
    • 送信できるファイルのサイズは,配送ルールや送信元ユーザの空き保管容量により制限されます。

    • ファイル,またはフォルダを選択したあとは,送信が完了するまでファイル,またはフォルダを参照したり,データや名前を変更したりしないでください。参照,または変更する場合は,いったん選択済みリストから削除してから行い,もう一度選択し直してください。なお,選択後に変更した結果,データサイズが増減した場合は送信できません。また,データサイズにかかわらずデータが変更されている場合は,受信時に検証エラーとなります。

    • ファイルへのアクセス方法によっては,ファイルを参照するだけでデータが変更される場合があります。このような場合も,データを変更したときと同様に送受信時にエラーとなります。

  4. ドロップダウンリストボックスで圧縮強度を選択します。なお,代表ユーザが設定した配送ポリシー定義によっては,圧縮強度を選択できない場合があります。

    次の形式を選択できます。

    • [圧縮なし]:ファイルを圧縮しません。

    • [強]:最も圧縮率が高い方式でファイルを圧縮します。

    • [中]:圧縮率が中程度の方式でファイルを圧縮します。

    • [弱]:最も圧縮率が低い方式でファイルを圧縮します。

      [図データ]

      重要
      • 圧縮方式が[標準]の配送ポリシーの場合,圧縮して送信できるファイルは,1ファイル当たり3.96GB(4,252,017,623バイト)までです。上限を超えている場合は,次に示すダイアログが表示されます。3.96GBを超えるファイルを送信する場合は,圧縮なしで送信してください。

        [図データ]

      • 送信対象がフォルダの場合,フォルダ内のファイルとフォルダの合計数は,圧縮方式が[標準]の配送ポリシーの場合は65,534個以下,圧縮方式が[拡張]の配送ポリシーの場合は262,144個以下としてください。配送ポリシーについては,システム管理者にお問い合わせください。

      • 送信対象がフォルダの場合で,フォルダ内のファイルサイズの合計が3.96GB(4,252,017,623バイト)を超えるときは,圧縮方式が[拡張]の配送ポリシーを使用してください。圧縮方式が[標準]の配送ポリシーの場合は,3.96GBを超えるフォルダを送信できません。配送ポリシーについては,システム管理者にお問い合わせください。

  5. 送信量に応じて[高速通信モードで送信する]チェックボックスを選択します。

    デフォルトでは,チェックボックスが選択されています。

    [図データ]

    メモ

    プロキシサーバやファイアウォールの設定により,ファイルの送信に失敗する場合は,この項目のチェックを外すことで解決できるときがあります。