3.6.5 バックアップとリストア
JP1/DH - Serverのバックアップとリストアの方法について説明します。
なお,JP1/DH - Serverをインストールしたサーバのシステム全体のバックアップおよびリストアについては,市販のバックアップツールなどで実施してください。
- 〈この項の構成〉
(1) バックアップの実施
JP1/DH - Serverのデータベース,配送データの保管フォルダ,ログファイル,および環境設定ファイルのバックアップについては次の手順で実施してください。
バックアップはJP1/DH Webアプリケーションサーバを停止しなくても実施できますが,システムの静止点を設けてバックアップを行いたい場合には,サービスの停止をアナウンスした上でJP1/DH Webアプリケーションサーバを停止し,利用者がJP1/DH - Serverにアクセスしていない状態で実施してください。
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dbbackup.batコマンドを使ってデータベースのバックアップを実施してください。コマンドの使用方法については「12.3.1 dbbackup.bat(データベースのバックアップ)」を参照してください。
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「3.2.2 配送データ保管先フォルダの検討」で決定した配送データの保管フォルダ下にあるファイルとフォルダすべてを,ファイルコピーなどの手段でバックアップしてください。
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JP1/DH - Serverが出力したログファイルをファイルコピーなどの手段でバックアップしてください。ログファイルの出力先は「3.6.4 ログファイルのメンテナンス」を参照してください。
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「5.3 JP1/DH Webアプリケーションサーバの環境設定」で編集,および作成した各種ファイルをファイルコピーなどの手段でバックアップしてください。
(2) リストアの実施
JP1/DH - Serverのデータベース,配送データの保管フォルダ,ログファイル,および環境設定ファイルのリストアについては次の手順で実施してください。
リストアはサービスの停止をアナウンスした上でJP1/DH Webアプリケーションサーバを停止し,利用者がJP1/DH - Serverにアクセスしていない状態で実施してください。
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必要に応じて,「5.3 JP1/DH Webアプリケーションサーバの環境設定」で編集,および作成した各種ファイルのバックアップをファイルコピーなどの手段でリストアしてください。
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必要に応じて,JP1/DH - Serverが出力したログファイルのバックアップをファイルコピーなどの手段でリストアしてください。ログファイルの出力先は「3.6.4 ログファイルのメンテナンス」を参照してください。
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「3.2.2 配送データ保管先フォルダの検討」で決定した配送データの保管フォルダ下に,バックアップ時に取得したファイルとフォルダすべてを,ファイルコピーなどの手段でリストアしてください。
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dbrestore.batコマンドを使ってデータベースのリストアを実施してください。コマンドの使用方法については「12.3.2 dbrestore.bat(データベースのリストア)」を参照してください。なお,dbrestore.batコマンドの使用時にはデータベースのサービス(JP1_DH_DATABASE_SVR)が起動している必要があります。