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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server 構築・運用ガイド


3.3.8 送受信時のバッファサイズの検討

送受信時にJP1/DH - Serverが使用する,1クライアント接続あたりのバッファサイズを検討します。性能を発揮するためのバッファサイズは,次の式で見積もりしてください。

1クライアント接続あたりのバッファサイズ ≧ 最大TCP接続数 × ブロックサイズ

最大TCP接続数については,マニュアル「JP1/Data Highway - Server システム管理者ガイド」およびマニュアル「JP1/Data Highway - Server 管理者ガイド」を,ブロックサイズについては「3.3.7 送受信時のブロックサイズの検討」を参照してください。

送受信するサイズがここで指定した値より大きい場合,指定した値以上に通信バッファメモリを割り当てることを抑止することができます。ただし,指定する値が小さすぎると,転送速度が遅くなります。

表3‒10 送受信バッファサイズの標準設定

設定項目

標準設定

JP1/DH - Serverの送信バッファサイズ

8MB

JP1/DH - Serverの受信バッファサイズ

8MB