3.3.1 Javaヒープメモリサイズの検討
Javaヒープメモリのサイズを検討してください。Javaヒープメモリのサイズが不足すると,同時接続通信時やサイズの大きいファイルの配送時に,通信速度の低下や正常に稼働できなくなるおそれがあります。Javaヒープメモリのサイズは,初期サイズと最大サイズについてMB単位で指定できます。最大サイズは標準設定の1024MB以上のサイズを指定してください。最大サイズの推奨値は,次の計算式で見積もりしてください。
最大サイズ≧標準設定の1024MB+(同時最大接続数×送受信時のバッファサイズ)
同時最大接続数については「3.3.4 同時接続数の検討」を,送受信時のバッファサイズについては「3.3.8 送受信時のバッファサイズの検討」を参照してください。
初期値と最大値には同じサイズを指定することを推奨します。標準設定では次のように設定されます。
設定項目 |
標準設定 |
---|---|
初期サイズ |
1024MB |
最大サイズ |
1024MB |
Javaヒープメモリのサイズは,JP1/DH - Serverのインストール後の環境設定で指定します。