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JP1 Version 12 JP1/File Transmission Server/FTP(Windows(R)用)


5.1.3 スケジュール伝送をする

スケジュール伝送をするには,まずジョブネットを作成してからジョブネットにスケジュール登録をします。

〈この項の構成〉

(1) ジョブネットの作成

  1. Windowsの[スタート]メニューから[プログラム]−[JP1_Automatic Job Management System 3 - View]の[ジョブシステム運用]を選択し,ログインする。

    [JP1/AJS3 - View]ウィンドウが表示されます。

  2. [編集]−[新規作成]−[ジョブネット]を選択し,ジョブネットを作成する。

  3. 各項目を設定し,[OK]をクリックする。

    設定例を次の図に示します。詳しくは,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド」を参照してください。

    図5‒3 [詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックス設定例

    [図データ]

  4. 作成したジョブネットをダブルクリックする。

    [ジョブネットエディタ]ウィンドウが表示されます。

  5. [排他編集]がチェックされた状態にする。

  6. アイコンリストから必要なジョブアイコンをマップエリアにドラッグする。

    JP1/FTPのアイコンは[カスタムジョブ]タブの中の[図データ]です。

    [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスが表示されます。

  7. 各項目を設定する。

    設定例を次の図に示します。詳しくは,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド」を参照してください。

    図5‒4 [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックス設定例

    [図データ]

  8. [詳細]をクリックする。

    [伝送カードの指定]ダイアログボックスが表示されます。[伝送の登録/実行]ダイアログボックスまたは運用管理コンソールで登録した伝送カードの内容がリストに表示されます。

  9. 各項目を設定し,[OK]をクリックする。

    [伝送カードの指定]ダイアログボックスの設定例と,設定項目を次の図に示します。

    図5‒5 [伝送カードの指定]ダイアログボックス設定例

    [図データ]

    表5‒3 [伝送カードの指定]ダイアログボックスの設定項目

    項目

    設定内容

    伝送カード名

    リストから伝送カードを指定して,[選択]をクリックするか,または伝送カードをダブルクリックします。伝送カード名に半角スペースが含まれる場合,そのカードは指定できません。

    伝送カードの内容を確認したい場合は,伝送カードを指定して[詳細]をクリックします。

    なお,ここで表示される伝送カードは,定義ホスト上のJP1/FTPで設定されている伝送カードです。次の場合,該当する伝送カードのリストは表示されません。伝送カード名を直接入力してください。

    • ジョブを定義するホストとジョブを実行するホストが異なる。

    • JP1/FTPがインストールされていない。

    クライアントホスト名

    FTPクライアントの発信元IPアドレスに設定するホスト名(物理ホストまたは論理ホスト)またはIPアドレスを指定します。IPアドレスの場合,IPv4またはIPv6アドレスを指定できます。

    FTPクライアントでの自IPアドレスの指定を有効にした場合,このオプションでの指定がFTPクライアントの自IPアドレスになります。オプションを指定しなかった場合,FTPクライアントの物理ホストが仮定されます。

    FTPクライアントでの自IPアドレスの指定を無効にした場合,FTPクライアントの自IPアドレスは,OSが自動的に割り当てるアドレスになります。

    FTPクライアントでの自IPアドレスの指定を有効にする定義については,「3.11 複数IPアドレス環境での使用」を参照してください。

    伝送終了情報格納ファイル名

    ((0〜259バイトの文字列))

    伝送結果の出力先ファイル名を指定します。ファイル名はフルパスで指定してください。この項目は省略できます。

    出力形式

    伝送結果の出力ファイルの形式を指定します。

    バイナリを指定した場合,FTS_FTP_API_DATA_EX構造体,FTS_FTP_API_RETDATA_EX構造体の連続したデータを出力します。

  10. 必要に応じて,PCジョブなどの設定をし,ジョブの関連づけをする。

    設定例を次の図に示します。

    図5‒6 ジョブネット設定例

    [図データ]

  11. [ジョブネットエディタ]ウィンドウを閉じる。

(2) スケジュール登録をする

  1. [JP1/AJS3 - View]ウィンドウのリストエリアから,スケジュール登録するジョブネットを選択し,[編集]−[スケジュール]を選択する。

    [スケジュールの設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. 各項目を設定し,[OK]をクリックする。

    設定例を次の図に示します。詳しくは,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド」を参照してください。

    図5‒7 [スケジュールの設定]ダイアログボックス設定例

    [図データ]

  3. [JP1/AJS3 - View]ウィンドウのリストエリアから,実行登録するジョブネットを選択し,[操作]−[実行登録]を選択する。

    [実行登録]ダイアログボックスが表示されます。

  4. 各項目を設定し,[OK]をクリックする。

    設定例を次の図に示します。詳しくは,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド」を参照してください。

    図5‒8 [実行登録]ダイアログボックス設定例

    [図データ]