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JP1 Version 12 JP1/File Transmission Server/FTP(Windows(R)用)


5.1.2 JP1/AJS3と連携するための設定をする

JP1/FTPをJP1/AJS3と連携させるために,JP1/AJS3で次の設定をします。

〈この項の構成〉

(1) JP1/FTPのカスタムジョブの登録

  1. Windowsの[スタート]メニューから[プログラム]−[JP1_Automatic Job Management System 3 - View]−[カスタムジョブ登録]を選択する。

    [カスタムジョブの登録]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [新規登録]をクリックする。

    [カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 各項目を設定し,[OK]をクリックする。

    カスタムジョブが登録されます。[カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスと各設定項目を次に示します。

    図5‒2 [カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックス

    [図データ]

    表5‒1 [カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスの設定項目

    項目

    設定内容

    名前

    ((1〜8バイト以内の文字列))

    《空白》

    任意のカスタムジョブ名を指定します。この項目は省略できません。

    コメント

    ((0〜40バイト以内の文字列))

    《空白》

    任意のコメントを指定します。コメントには,「/」と空白文字は使用できません。

    定義プログラム

    次の定義プログラム名を指定します。

    JP1/FTPのインストールディレクトリ\FTS_CARD.EXE(固定)

    定義ホスト上の定義プログラムを指定してください。

    定義ホストにJP1/FTPがインストールされていない場合は,「(2) 定義プログラムのコピーと設定」に従って,必要なファイルをコピーします。

    実行プログラム

    次の実行プログラム名を指定します。

    JP1/FTPのインストールディレクトリ\FTS_JPCS.EXE(固定)

    実行ホスト上の実行プログラムを指定してください。

    実行プログラムが複数のJP1/AJS3 - Agentにあって,インストールパスが異なる場合は,「$xxx$\実行ファイル名(xxxは変数)」と指定します。このとき,JP1/AJS3 - Agentホストで変数を登録(定義)する必要があります。登録方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド」を参照してください。

    なお,実行プログラムの戻り値は,ftstranコマンドと同じです。ftstranコマンドの戻り値を参照してください。

    バージョン

    0600(固定)

    クラス名

    JP1FTP(固定)

    ジョブ種別

    PCジョブ

(2) 定義プログラムのコピーと設定

定義ホストにJP1/FTPがインストールされていない場合は,次の設定をしてください。

  1. 次のファイルをJP1/AJS3 - Viewがインストールされているマシンにコピーする。

    コピー先は,必ず次のディレクトリにしてください。

    • 定義プログラム(FTS_CARD.EXE),DLLファイル(ftslang.dll)

      コピー先:[カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスの「定義プログラム」で指定したディレクトリ

    • 環境設定ファイル(ftscard.ini)

      コピー先:C:\Program Files\HITACHI\FTSFTP

    • DLLファイル(Fts_card_*.dll,Fts_cmn_msg_*.dll)

      コピー先:C:\Program Files\HITACHI\FTSFTP\Lang

  2. コピーした環境設定ファイルで,定義プログラムの動作環境を設定する。

    指定できるセクション,キー,および値を次の表に示します。

    表5‒2 定義ファイル(ftscard.ini)の定義内容

    セクション

    キー

    定義内容

    [Language]

    LangType

    0x0409| 0x0411

    ≪0x0411≫

    使用する言語を指定します。

    • 0x0409:英語

    • 0x0411:日本語