3.5.2 伝送カードを入力してそのまま伝送する(オンデマンド実行)
伝送カードに入力した内容をそのまま伝送します。新規に伝送カードを入力して実行する方法と,既存の伝送カードを利用し,内容を修正して実行する方法があります。オンデマンド実行では,伝送内容を伝送カードに登録しません。
[伝送要求の登録/実行一覧]ウィンドウから実行する方法と,コマンドで実行する方法を説明します。
(1) [伝送要求の登録/実行一覧]ウィンドウで実行する
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[伝送要求の登録/実行一覧]ウィンドウで[オンデマンド実行]を選択する。または[伝送要求の登録/実行一覧]ウィンドウから利用する伝送カードを指定して[オンデマンド実行]を選択する。
[オンデマンド実行]ダイアログボックスが表示されます。
図3‒15 [オンデマンド実行]ダイアログボックス -
伝送内容を入力または修正する。
各項目の設定内容については,「3.4.1 伝送情報を伝送カードに登録する」を参照してください。
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[同期実行]または[非同期実行]をクリックする。
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同期実行
カード名ごとに順に伝送を実行します。前のファイル伝送が終了するまで,次のファイルの伝送をしません。そのため回線に負担が掛かりません。
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非同期実行
カード全体を一括して伝送します。同時に伝送できるファイル数は60です。また,非同期実行をすると,「登録しました」というメッセージが表示され,伝送の結果は表示されません。伝送の終了結果は履歴表示で確認してください。
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伝送後,[閉じる]をクリックする。
(2) ftstranコマンドで実行する
オンデマンド実行するコマンドの例を,次に示します。
- card1の伝送情報のうち,次の情報を変更して伝送する。
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/TC:カード名を「card2」
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/TH:接続先ホスト名を「host1」
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/TT:送受信種別を「SEND(送信)」
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/TY:伝送モードを「BINARY」
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/TL:ローカルファイル名を「c:\temp\file1」
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/TR:リモートファイル名を「c:\temp\file2」
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ftstranコマンドによる伝送は,同期実行だけです。ftstranコマンドについては,「6. コマンド」の「ftstran−伝送の実行−」を参照してください。