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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


4.5.1 定義ファイルの退避と回復機能

ジョブやアイテムの定義ファイルの退避と回復は,ジョブ登録画面,およびアイテム作成画面で行います。退避については,cpajobprintコマンドで,回復については,cpajobentryコマンドで行うこともできます。

また,アクションフローやWindowsログオンに使用している,プロフィール情報と仮想ユーザー情報は,それぞれcpasetprofコマンドとcpasetumapコマンドで退避,回復をします。

ジョブ登録画面については「6. ジョブ登録画面」を,アイテム作成画面については「7. アイテム作成画面」を参照してください。また,各コマンドについては「9. コマンド」を参照してください。

定義ファイルの退避と回復で使用する機能を次の表に示します。

表4‒4 退避と回復で使用する機能

項番

対象とする定義情報

退避機能

回復機能

1

ジョブ

  • ジョブ登録画面

    操作:ジョブファイル保存

  • cpajobprintコマンド

  • ジョブ登録画面

    操作:開く

  • cpajobentryコマンド

2

カスタムアイテム

ジョブ登録画面で作成

  • アクションフロー

  • カレンダー

  • ジョブ登録画面

    操作:ファイルとして保存

  • cpajobprintコマンド

  • ジョブ登録画面

    操作:開く

  • cpajobentryコマンド

3

アイテム作成画面で作成

  • アクション

  • アクションフロー

  • カレンダー

  • 実行日

  • 実行時刻

  • アイテム作成画面

    操作:ファイルとして保存

  • cpajobprintコマンド

  • アイテム作成画面

    操作:開く

  • cpajobentryコマンド

4

プロフィール

cpasetprofコマンド

cpasetprofコマンド

5

仮想ユーザー

cpasetumapコマンド

cpasetumapコマンド

定義ファイルを回復する場合,ジョブに利用している定義情報が有効になるタイミングについて,次の表に示します。有効になるタイミングを確認し,必要な操作を実施してください。

表4‒5 定義情報が有効になるタイミング

項番

対象の定義情報

使用先

有効になるタイミング

1

アクション,アクションフローアイテム

日時で実行するジョブ

次回実行時

2

イベントで実行するジョブ

  • ジョブの再登録

  • ジョブ実行サービスの再起動

3

カレンダー,実行日,実行時刻アイテム

日時で実行するジョブ

  • 運用中に自動で更新

  • ジョブの再登録で即時反映

4

プロフィール

アクションフロー

次回ユニット実行時

5

仮想ユーザー

アクション(Windowsログオン)

次回Windowsログオン実行時

6

仮想ユーザー名を指定したアイテム

次回アイテム実行時