Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


付録A.5 NetExecエラーログファイルの出力形式

NetExecエラーログファイルは,NetExecコマンド実行時に発生したエラー内容を出力します。障害が発生した際,トレースファイル,ログファイル,およびイベントログを参照しても障害の原因を特定できない場合は,NetExecエラーログファイルを採取してサポートセンターに問い合わせてください。

〈この項の構成〉

(1) ファイル名

(2) 出力形式

クライアント側エラーログの出力形式を図A-7に,サーバ側エラーログの出力形式を図A-8に示します。

図A‒7 クライアント側エラーログの出力形式

[図データ]

図A‒8 サーバ側エラーログの出力形式

[図データ]

(3) ファイル容量

エラーログのファイル容量は,クライアント側,サーバ側のそれぞれで,次のとおりです。

1ファイルのファイル容量上限値:(100バイト/1行)*100行=約10KB(キロバイト)

ファイル数の上限値: 30ファイル

合計の上限値:約10KB(キロバイト)*30ファイル=約300KB(キロバイト)

(4) 出力指定

インストーラは次のレジストリを設定し,デフォルトでエラーログを出力します。

〔レジストリキー〕

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Hitachi\JP1/Script\SPTX\Option

〔値名1〕

Net_Trace

〔値のデータタイプ1〕

REG_DWORD

〔値1〕

トレースの出力の有無,および出力レベル

0:トレース出力しない

1:エラートレースだけ出力し,正常終了時はファイルを削除し残さない(初期値)

〔設定が有効になるタイミング〕

スクリプトファイルの次回実行時

〔値名2〕

Net_Trace_Directory

〔値のデータタイプ2〕

REG_SZ

〔値2〕

トレース出力先フォルダ名(初期値:スクリプトのログフォルダ)

〔設定が有効になるタイミング〕

スクリプトファイルの次回実行時