付録A.5 NetExecエラーログファイルの出力形式
NetExecエラーログファイルは,NetExecコマンド実行時に発生したエラー内容を出力します。障害が発生した際,トレースファイル,ログファイル,およびイベントログを参照しても障害の原因を特定できない場合は,NetExecエラーログファイルを採取してサポートセンターに問い合わせてください。
- 〈この項の構成〉
(1) ファイル名
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クライアント側
フォルダ名※1:インストール先の「LOG」フォルダ※2に「STXNetExec_Client」というフォルダを作成し,そのフォルダ下。
ファイル名:「STXNetExec_C_xx.LOG」
xxは01〜30までの数値。NetExecコマンド実行制御を行うSPTXNetx.exeの1回のプロセス実行に対して,一つのトレースファイルを出力します。
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サーバ側
フォルダ名※3:インストール先の「LOG」フォルダ※2に「STXNetExec_Server」というフォルダを作成し,そのフォルダ下。
ファイル名:「STXNetExec_S_xx.LOG」
xxは01〜30までの数値。NetExecコマンド実行制御を行うSPTXNetx.exeの1回のプロセス実行に対して,一つのトレースファイルを出力します。
- 注※1
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JP1/Script 07-00より前のバージョンではインストール先の"Data"フォルダ下に「LOG\STXNetExec_Client」というフォルダを作成し,そのフォルダ下。
- 注※2
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スクリプトのログファイルフォルダ(システムドライブ\ProgramData\Hitachi\Script\Log)。
- 注※3
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JP1/Script 07-00より前のバージョンではインストール先の"Data"フォルダ下に「LOG\STXNetExec_Server」というフォルダを作成し,そのフォルダ下。
(2) 出力形式
クライアント側エラーログの出力形式を図A-7に,サーバ側エラーログの出力形式を図A-8に示します。
(3) ファイル容量
エラーログのファイル容量は,クライアント側,サーバ側のそれぞれで,次のとおりです。
1ファイルのファイル容量上限値:(100バイト/1行)*100行=約10KB(キロバイト)
ファイル数の上限値: 30ファイル
合計の上限値:約10KB(キロバイト)*30ファイル=約300KB(キロバイト)
(4) 出力指定
インストーラは次のレジストリを設定し,デフォルトでエラーログを出力します。
- 〔レジストリキー〕
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HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Hitachi\JP1/Script\SPTX\Option
- 〔値名1〕
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Net_Trace
- 〔値のデータタイプ1〕
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REG_DWORD
- 〔値1〕
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トレースの出力の有無,および出力レベル
0:トレース出力しない
1:エラートレースだけ出力し,正常終了時はファイルを削除し残さない(初期値)
- 〔設定が有効になるタイミング〕
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スクリプトファイルの次回実行時
- 〔値名2〕
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Net_Trace_Directory
- 〔値のデータタイプ2〕
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REG_SZ
- 〔値2〕
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トレース出力先フォルダ名(初期値:スクリプトのログフォルダ)
- 〔設定が有効になるタイミング〕
-
スクリプトファイルの次回実行時