Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


1.7.2 解析トレースファイルおよび実行トレースファイルについて

解析トレースファイル,および実行トレースファイルは標準でスクリプト実行時に発生するエラー情報を出力します。実行環境の設定によりトレースファイルを出力しない設定も可能ですが,スクリプト実行時に発生するステートメントやコマンドのエラーが出力されないため,原因が特定できない場合があります。このため,トレースファイルはできるだけ出力するようにしてください。ただし,実行トレースファイルを詳細に出力する指定をすると,出力する情報量が多くなるため,スクリプトファイルの実行性能が劣化します。

トレースファイルを出力したくない場合は,各コマンドの実行結果を判定して,エラーの場合は,エラーとなったコマンド名,および_RTN_予約変数の内容をファイル等に出力して原因を特定する方法など,エラー処理設計を考慮したスクリプトを作成してください。

注※ 実行トレースファイルの出力レベルについては,「4.1.12 コマンドラインの設定ダイアログ」,または「6.2.2(3) /SPXLV(n)(または/spxlv(n))」を参照してください。