jpwcalexp(Windows限定)
形式
jpwcalexp [-a] [-u] [-m | -y] -f 運転スケジュール定義ファイル名
機能
jpwcalexpコマンドは,WindowsホストのJP1/Power Monitorカレンダーを運転スケジュール定義ファイルにエクスポートするコマンドです。エクスポートされた運転スケジュール定義ファイルは,WindowsホストとUNIXホストのどちらでも使用できます。
実行権限
Administrators権限
格納先ディレクトリ
JP1PWパス\bin
引数
-a
エクスポート先の運転スケジュール定義ファイルの先頭行に,タイトル行を出力する場合に指定します。出力するタイトルを次に示します。
#△1月/日△1曜日△4オン△2監視△2制限△2強制
このオプションを省略すると,タイトル行は出力されません。
-u
エクスポート先に同じ名前のファイルがある場合,上書きするときに指定します。このオプションを省略すると,エクスポート先に同じ名前のファイルがある場合,エラーになり,運転スケジュール定義ファイルは生成されません。
-m | -y
運転スケジュール定義ファイルのフォーマットを指定します。このオプションを省略すると,月単位のフォーマットで出力します。
- -m
-
運転スケジュール定義ファイルを,月単位のフォーマットで出力します。
- -y
-
運転スケジュール定義ファイルを,年単位のフォーマットで出力します。
-f 運転スケジュール定義ファイル
生成する運転スケジュール定義ファイル名をフルパスで指定します。運転スケジュール定義ファイル名は,255文字以内で指定してください。ファイル名だけを指定した場合は,コマンドを実行したカレントパスにファイルを生成します。この引数は省略できません。
注意事項
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このコマンドは,次の状態では実行しないでください。
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Windowsホストの計画終了中または強制終了中
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Windowsホストで[環境設定]ダイアログボックスを開いているとき
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WindowsホストのGUIで,カレンダー情報を設定したり参照したりしているとき
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エクスポートした運転スケジュール定義ファイルをUNIXホストで使用する場合,改行コードをUNIX用に変換してください。
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Windowsホスト←→UNIXホスト間で運転スケジュール定義ファイルをFTPコマンドで転送する場合,転送モードにアスキーモードを指定してください。
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エクスポートした運転スケジュール定義ファイルをUNIXホスト上で使用する場合は,「年」パラメーターの値が1970〜2036の範囲内であることが必要です。
戻り値
0(正常終了)※ |
正常にエクスポートしました。 |
1 |
計画・強制終了中です。 |
2 |
メモリーが不足しています。 |
3 |
ディスク領域が不足しています。 |
4 |
カレンダー情報が設定されていません。 入出力エラーが発生しました。 |
5 |
引数に誤りがあります。 |
6 |
ファイルが使用されています。 |
7 |
同一名称の退避したファイルがあります。 |
9 |
アクセスが拒否されました。 |
10 |
スケジュール機能が動作中です。 |
11 |
コマンドの実行権限がありません。 |
99 |
システムエラーが発生しました。 |
- 注※
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ワーニングは戻り値0となります。
使用例
次の条件で,Windowsホストのカレンダー情報を運転スケジュール定義ファイル(c:\Pwsample\pwcal)にエクスポートします。
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エクスポートする運転スケジュール定義ファイルがすでにある場合は,上書きします。
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運転スケジュール定義ファイルの先頭行に,タイトル行を出力します。
jpwcalexp -a -u -m -f c:\Pwsample\pwcal