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JP1 Version 12 JP1/Power Monitor


jaombkdef(UNIX限定)

〈このページの構成〉

形式

jaombkdef [-s]
          [-u]  退避ファイル名

機能

jaombkdefコマンドは,自ホストの定義ファイルをtar形式のファイルに退避するコマンドです。

デフォルトでは,次のファイルを退避します。

実行権限

スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

/usr/bin/jp1_aom/

引数

-s

構成定義ファイルのパラメーターに設定しているファイルも退避します。退避できるファイルと構成定義ファイルのパラメーターを次の表に示します。

表15‒3 -sオプションで退避できるファイルと構成定義ファイルのパラメーター

退避できるファイル

構成定義ファイルのパラメーター

運転スケジュール定義ファイル

schedule_file

自動運転ユーザーコマンド

自動運転開始時コマンド

aom_start_rc

自動システム終了前コマンド

system_terminate_rc

終了条件監視コマンド

monitor_rc

機能制限コマンド

restrict_rc

電源投入時刻到達時コマンド

power_on_time_rc

-u

退避先に同じ名前のファイルがあった場合,上書きします。退避先に同じ名前のファイルがある場合,このオプションを省略してコマンドを実行すると,エラーになります。

退避ファイル名

定義ファイルを退避する退避先のファイル名を指定します。

注意事項

戻り値

0(正常終了)

定義ファイルを退避しました。

0以外

エラーが発生しました。

補足事項

退避ファイルの内容を確認するには,tarコマンドを実行します。tarコマンドの使用例を次に示します。

# tar tvf 退避ファイル名

使用例

次のファイルを,退避ファイル「/bkup/jp1aom/bkupfile」に上書きして退避します。

jaombkdef -s -u /bkup/jp1aom/bkupfile