Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Power Monitor


14.4.3 リモート電源連携グループ定義ファイル

エージェントホストをグループ化して起動・終了したい場合に設定するリモート電源連携グループ定義ファイルについて説明します。

リモート電源連携グループ定義ファイルに定義された内容は,次回のjaompwgrpコマンド実行時から有効になります。

〈この項の構成〉

(1) パラメーターの指定形式

リモート電源連携グループ定義ファイルのパラメーターの指定形式を次に示します。

パラメーター名1パラメーターの値
(凡例)
1

1バイト以上の空白文字を指定することを示します。空白文字は,省略できません。

(2) パラメーターの内容

リモート電源連携グループ定義ファイルで指定する各パラメーターの内容について説明します。

group エージェントホスト名

グループに登録するエージェントホスト名を「,」で区切って指定します。一つのホスト名は,255バイトまでで指定します。パラメーター全体では,1行で500バイトまで指定できます。1行が500バイトを超える場合は,次に示すように複数行に分けて記述してください。

ここで指定するエージェントホストは,リモート電源連携エージェント定義ファイルのmachineパラメーターに定義されているホスト名です。

エージェントホストは,このパラメーターに指定した順番で起動します。

エージェントホストHOST1〜HOST48をグループに登録する場合の指定例を次に示します。

    group HOST1,HOST2,HOST3,...HOST25
    group HOST26,...HOST48
pwon_wait 起動待ち時間

前のエージェントホストの起動が完了するのを待ってから,次のエージェントホストを起動するまでの待ち時間を指定します。0から3,600(単位:秒)の数値で指定します。デフォルトは,300です。0を指定した場合は,前のエージェントホストの起動の完了を待ちません。

このパラメーターを重複して指定した場合は,後ろに指定した値が有効になります。

type {monitor | restrict | force}

マネージャーホストと連動してエージェントホストを終了するときの終了種別を指定します。このパラメーターを重複して指定した場合は,後ろに指定した値が有効になります。指定できる値は次のうちの一つです。デフォルトは,forceです。

monitor

エージェントホストを監視終了する場合に指定します。

restrict

エージェントホストを制限終了する場合に指定します。

force

エージェントホストを強制終了する場合に指定します。

pwoff_wait 終了待ち時間

エージェントホストの終了待ち時間を指定します。0から3,600(単位:秒)までの数値で指定します。デフォルトは,300です。0を指定した場合は,エージェントホストの終了処理を待たないで,マネージャーホストの終了処理を開始します。

このパラメーターを重複して指定した場合は,後ろに指定した値が有効になります。

(3) パラメーターの指定例

リモート電源連携グループ定義ファイルの指定例を次に示します。

[図データ]

指定例のように設定した場合,グループ化したエージェントホストは,次のように起動・終了します。処理の流れを次の図に示します。

図14‒1 グループ化したエージェントホストの起動・終了の流れ

[図データ]

(4) 注意事項