12.3.1 [カレンダー設定]ダイアログボックス
ホストを起動・終了する日付または曜日を月単位のカレンダーで設定する[カレンダー設定]ダイアログボックスについて説明します。ここで選択した日付または曜日に対し,[時刻設定]ダイアログボックスでホストを起動・終了する時刻を設定します。選択した日付を運休日として設定することもできます。また,運転スケジュール定義ファイルをインポートしたり,エクスポートしたりできます。[カレンダー設定]ダイアログボックスを次の図に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 表示方法
[カレンダー設定]ダイアログボックスを表示するには,Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−[カレンダー設定]を選択します。
ただし,次の場合,[カレンダー設定]ダイアログボックスは,表示されません。
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[環境設定]ダイアログボックスが表示されている場合
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[カレンダーの週間情報]ダイアログボックスが表示されている場合
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ホストが終了処理中である場合
(2) 設定項目およびボタン
設定項目およびボタンについて次に説明します。
- 日付
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カレンダーの日付は,次の色で表示されます。
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黒
何も設定されていない日を表します。
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青
ホストを起動・終了する時刻が設定されている日を表します。
また,曜日指定で時刻が設定されている場合,日付を選択して,曜日に設定された時刻を変更または取り消したときも,日付が青で表示されます。
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赤
運休日として設定されている日を表します。
日付をダブルクリックすると,[時刻設定]ダイアログボックスが表示され,選択した日付にホストの起動・終了時刻を設定できます。また,[Ctrl]キーを押しながら日付を選択すると,複数の日付を一度に選択できます。
また,日付を選択し,右クリックして[運休日に追加]を選択すると,日付が赤くなり,運休日として設定できます。
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- 曜日
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カレンダーの曜日は,次の色で表示されます。
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黒
何も設定されていない曜日を表します。
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青
ホストを起動・終了する時刻が設定されている曜日を表します。
カレンダーから曜日をダブルクリックすると,[時刻設定]ダイアログボックスが表示され,起動時刻または終了時刻が設定できます。曜日に対して時刻を設定すると,1年分の同じ曜日の日付に対して同一の起動時刻および終了時刻が設定されます。曜日に設定した起動・終了時刻は,翌年以降に自動的に引き継がれます。また,[Ctrl]キーを押しながら曜日を選択すると,複数の曜日を一度に選択できます。
選択した曜日にすでに日付指定で時刻が設定してあった場合,[時刻設定]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックした時に[曜日指定による時刻設定]メッセージボックスが表示されます。[曜日指定による時刻設定]メッセージボックスのボタンについて,次に説明します。
- [はい]ボタン
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すでに時刻が設定されている日を含めて,選択した曜日に対応するすべての日付に同一の時刻を設定する場合にクリックします。クリックすると,日付に対して設定されていた時刻は,取り消されます。
- [いいえ]ボタン
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すでに時刻が設定されている日を除いて,選択した曜日に対応するすべての日付に同一の時刻を設定する場合にクリックします。クリックすると,すでに時刻が設定されている日に対しては,曜日に対して設定した時刻が,無効になります。
- [キャンセル]ボタン
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曜日への時刻設定を中止する場合にクリックします。
[環境設定]ダイアログボックスの[使用プログラム名]で[PowerChute plus]を選択した場合,「午前7:00」が,電源オンの時刻のデフォルトとしてすべての曜日に設定されます。
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- [前月]ボタン
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このボタンをクリックすると,現在表示されている月の一つ前の月を表示します。ただし,[カレンダー設定]ダイアログボックスを表示した月より過去の月は,表示できません。
- [来月]ボタン
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このボタンをクリックすると,現在表示されている月の一つ後ろの月を表示します。[カレンダー設定]ダイアログボックスを表示した月から1年先の月まで表示できます。
- [時刻設定]ボタン
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カレンダーから日付または曜日を選択してこのボタンをクリックすると,[時刻設定]ダイアログボックスが表示され,選択した日付または曜日にホストを起動・終了する時刻が設定できます。
- [年間カレンダー]ボタン
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このボタンをクリックすると,[年間カレンダー設定]ダイアログボックスが表示されます。[年間カレンダー設定]ボタンは,ディスプレイの解像度が1,024×768(単位:ピクセル)未満の場合,不活性になります。
- [運休日設定]ボタン
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このボタンをクリックすると,[運休日設定]ダイアログボックスが表示され,運休日が設定できます。
- [インポート]ボタン
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このボタンをクリックすると,[ファイルのインポート]ダイアログボックスが表示されます。そのダイアログボックスで運転スケジュール定義ファイル名を入力し,[OK]ボタンをクリックすると,運転スケジュール定義ファイルをインポートできます。
- [エクスポート]ボタン
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このボタンをクリックすると,[ファイルへのエクスポート]ダイアログボックスが表示されます。そのダイアログボックスでエクスポート先ファイル名を入力し,[OK]ボタンをクリックすると,運転スケジュール定義ファイルをエクスポートできます。設定したエクスポート先ファイルがすでにある場合,ファイルの上書きを確認するために,[カレンダーのエクスポート]メッセージボックスが表示されます。[カレンダーのエクスポート]メッセージボックスのボタンについて,次に説明します。
- [はい]ボタン
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エクスポート先ファイルを上書きする場合にクリックします。クリックすると,すでにあるエクスポート先ファイルに運転スケジュール定義ファイルを上書きします。
- [いいえ]ボタン
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エクスポート先ファイルを上書きしない場合にクリックします。再度,エクスポート先ファイル名を設定してください。
(3) 注意事項
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Windowsホストの計画終了中または強制終了中に,運転スケジュール定義ファイルをインポートまたはエクスポートしないでください。
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カレンダーで設定した運転スケジュールは,すぐに有効になります。JP1/Base Control Serviceサービスを再起動する必要はありません。