7.2 クラスタ運用の前提
JP1/Power Monitorをクラスタシステムで運用するには次の前提条件があります。
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実行系から待機系へ引き継げる共有ディスクを持っていること。
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実行系から待機系へ引き継げるIPアドレスが設定されていること。
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多重起動する場合,各論理ホストに一つずつIPアドレスがあること。
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論理ホスト名がhostsファイルやネームサーバに設定され,TCP/IP通信ができるようになっていること。DNS運用の場合は,FQDN形式でないホスト名を使用すること。
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前提であるJP1/Baseでクラスタ運用のための定義がされていること。
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論理ホスト名が論理ホスト上のJP1/Baseのイベントサービス名と同じ名称であること。
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JP1/Power Monitorが使用する共有ディスクとして,ネットワークドライブを指定しないこと。
論理ホスト名は,クラスタシステムの物理ホストと同じ名称にしないでください。同じ名称にするとJP1/Power Monitorを運用できません。
なお,論理ホスト名として指定できる名称の条件については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
論理ホスト名には63バイト以下の名称を推奨しますが,64バイト以上の名称を使用する場合には,先頭から127バイトが同じにならないようにしてください。