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JP1 Version 12 JP1/Power Monitor


5.2.8 エージェントホストでの設定をする

エージェントホストで,どのホストをマネージャーとするかを設定します。エージェントホストは,設定したマネージャーホストからの制御だけを受け付けます。マネージャーホストの情報は,[マネージャーの設定]ダイアログボックスで設定します。[マネージャーの設定]ダイアログボックスについては,「12.4.2 [マネージャーの設定]ダイアログボックス」を参照してください。

一つのホストで,マネージャーホストおよびエージェントホストの両方の設定はできません。

マネージャーホストの設定方法を次に説明します。

〈この項の構成〉

(1) マネージャーホストを設定する

マネージャーホストを設定する手順を次に示します。

  1. マネージャーホストのIPアドレスがエージェントホストで認識されているか確認する。

    pingコマンドなどで,マネージャーホストのIPアドレスが認識されているかどうか確認してください。アドレス解決できない場合,Windowsのhostsファイルを開き,マネージャーホストのホスト名およびIPアドレスを登録してください。

  2. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−[マネージャーの設定]を選択する。

    [マネージャーの設定]ダイアログボックスが表示されます。ただし,[マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウが表示されている場合,[マネージャーの設定]ダイアログボックスは,表示されません。

  3. [マネージャー]の[設定]を選択する。

  4. [ホスト名]に,ホスト名を入力する。

    [参照]ボタンをクリックして,ホストを選択することもできます。

    ホスト名には,そのホストで動作しているJP1/Baseのイベントサーバ名を設定してください。デフォルトのイベントサーバ設定の場合は,デフォルトのイベントサーバ名を設定します。また,FQDN形式のイベントサーバ設定の場合はFQDN名を設定します。入力するホスト名とイベントサーバ名が一致していなければ正しく運用できませんので,同じ名前で登録されているか確認してください。JP1/Baseのイベントサーバ名の設定は,大文字と小文字が区別されます。例えば,「ABC」と「Abc」は,別のホストとみなされます。JP1/Baseのイベントサーバ名については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。なお,[ホスト名]に自ホスト名は設定できません。

  5. [OK]ボタンをクリックする。

    マネージャーホストを変更した場合は,JP1/PW Agent Serviceサービスを再起動すると,変更内容が有効になります。

(2) マネージャーホストの設定を解除する場合

いったん設定したマネージャーホストを解除する場合の手順を次に示します。マネージャーホストを解除すると,そのマネージャーホストの管理対象外になります。

  1. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−[マネージャーの設定]を選択する。

    [マネージャーの設定]ダイアログボックスが表示されます。[ホスト名]に設定されているマネージャーホストが表示されます。ただし,[マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウが表示されている場合,[マネージャーの設定]ダイアログボックスは,表示されません。

  2. [マネージャー]の[解除]を選択する。

  3. [OK]をクリックする。

  4. JP1/PW Agent Serviceサービスを停止し,[スタートアップ]の設定を[手動]に切り替える。