Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Power Monitor


3.3 マネージャーホストの設定例

図3-1の構成例を基にして,マネージャーホストMANAGERでホストHOST1およびホストHOST2をエージェントホストとして設定する例を説明します。手順を次に示します。

  1. HOST1およびHOST2のIPアドレスがMANAGERで認識されているか確認する。

    pingコマンドなどで,エージェントホストHOST1およびHOST2のIPアドレスがホストMANAGERで認識されているかどうか確認してください。アドレス解決できない場合,ホストMANAGERでWindowsのhostsファイルを開き,エージェントホストHOST1およびHOST2のホスト名およびIPアドレスを登録してください。

  2. Windowsの[スタート]メニューから[設定]−[コントロールパネル]−[サービス]を選択する。

    [サービス]ダイアログボックスが表示されます。

  3. JP1/PW Manager Serviceサービスの[スタートアップ]を「自動」に切り替える。

    JP1/PW Manager Serviceサービスが停止している場合は,起動してください。

  4. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−[リモート電源マネージャー]を選択する。

    [マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウが表示されます。この段階では,ホストMANAGERだけが表示されています。

    [図データ]

  5. [ホスト]−[エージェントホストの追加]を選択する。

    [エージェントホストの設定]ダイアログボックスが表示されます。まず,HOST1をエージェントホストとして設定します。次のように設定します。

    [図データ]

    [ホスト名]に「HOST1」を,[電源制御装置]の[種別]に「SVP」を,[パスワード]にJP1/ServerConductorのマネージャーサービスにログインするためのアドミニストレーターのパスワードを設定します。また,[電源制御装置のアクセス方法]で[LAN]を選択し,[IPアドレス]にJP1/ServerConductorのマネージャーサービスホストのIPアドレスを入力します。

  6. [OK]ボタンをクリックする。

    [マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウの表示領域に,設定したエージェントホストが追加されます。

    次に,HOST2についても設定します。

  7. [ホスト]−[エージェントホストの追加]を選択する。

    [エージェントホストの設定]ダイアログボックスが表示されます。HOST2をエージェントホストとして設定します。次のように設定します。

    [図データ]

    [ホスト名]に「HOST2」を,[電源制御装置]の[種別]に「APC」を,[パスワード]にHOST2の電源制御装置に設定されているパスワードを設定します。パスワードを設定していない場合は,[パスワード]の入力は必要ありません。[電源制御装置のアクセス方法]で[LAN]を選択し,HOST2のSNMPアダプターに設定したIPアドレスを入力します。また,[コミュニティ名]に,SNMPアダプターに設定したコミュニティ名を入力します。

  8. [OK]ボタンをクリックする。

    [マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウの表示領域に,設定したエージェントホストが追加されます。

    [マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウは,次のように表示されます。

    [図データ]