Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Power Monitor


2.1.1 スケジュールの設定

表2-1のスケジュールに従って,ホストを起動・終了する日時を設定します。設定する方法には,次の二つの方法があります。

それぞれの手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) GUIで設定する

GUIでWindowsホストのスケジュールを設定する手順を説明します。

  1. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−[環境設定]を選択する。

    [環境設定]ダイアログボックスが表示されます。次のように設定します。

    [図データ]

    この設定例では,[使用プログラム名]で[SYSTEM MANAGER]を選択します。また,JP1/AJS3と連携して運用するので,[自ホスト実行中ジョブ(ジョブネット)の監視]で[ジョブネットの終了を待つ]を選択します。物理ホスト上のJP1/AJS3を監視する場合は,[一覧]ボタンを使用しません。

  2. [OK]ボタンをクリックする。

    [環境設定]ダイアログボックスが閉じます。

  3. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−[カレンダー設定]を選択する。

    [カレンダー設定]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

    表2-1のスケジュールに従って,ホストを起動・終了する日時を設定していきます。

  4. 曜日の[月]を選択して[時刻設定]ボタンをクリックする。

    [時刻設定]ダイアログボックスが表示されます。まず,月曜日の時刻を設定します。

  5. [時刻]で時刻を設定し,[電源オン],[電源オフ:強制終了],または[電源オフ:計画終了]を選択する。

  6. [追加]ボタンをクリックする。

    [時刻設定リスト]リストボックスに,次のように設定した時刻が表示されます。

    [図データ]

  7. [時刻設定]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックする。

    設定が完了し,[カレンダー設定]ダイアログボックスに戻ります。時刻を設定した曜日が青く表示されます。

    同じように火曜日から金曜日にも時刻を設定していきます。

    火曜日から木曜日は,同じスケジュールなので,[Ctrl]キーを押しながら曜日の[火],[水],[木]を選択して[時刻設定]ボタンをクリックすれば,一度に時刻を設定できます。

    また,運休日にする土曜日と日曜日には,何も設定しません。

これで,GUIでのスケジュールの設定は完了です。

(2) 運転スケジュール定義ファイルで設定し,JP1/Power Monitorにインポートする

運転スケジュール定義ファイルを使って,Windowsホストのスケジュールを設定する手順を説明します。運転スケジュール定義ファイルについては,「13.2.1 運転スケジュール定義ファイル」を参照してください。

この設定例で使う運転スケジュール定義ファイルの名称を次に示します。

運転スケジュール定義ファイル

c:\temp\pwcal

次の手順で,スケジュール情報を設定します。

  1. 運転スケジュール定義ファイル「c:\temp\pwcal」をエディターで開く。

    次のように,運転スケジュール定義ファイルにパラメーターを設定します。

    [図データ]

    火曜日から木曜日は,同じスケジュールでホストを運用するので,まとめて指定します。土曜日と日曜日は運休日のため,何も指定しない,または「電源投入」の個所に「holiday」と指定します。

  2. 書き換えた内容を保存して,エディターを終了する。

  3. 運転スケジュール定義ファイルをWindowsホストのJP1/Power Monitorカレンダーにインポートする。

    運転スケジュール定義ファイルをWindowsホストのJP1/Power Monitorカレンダーにインポートするには,次の二つの方法があります。

    • jpwcalimpコマンドを実行する。

      次のようにコマンドを実行します。

      jpwcalimp -f c:\temp\pwcal

    • GUIの[カレンダー設定]ダイアログボックスの[インポート]ボタンをクリックする。

      [ファイルのインポート]ダイアログボックスが表示されます。運転スケジュール定義ファイル名「c:\temp\pwcal」を入力します。

これで,運転スケジュール定義ファイルを使ったスケジュールの設定は完了です。

手順3でインポートする運転スケジュール定義ファイルには,次の運転スケジュールファイルを指定することができます。

UNIXホストの運転スケジュール定義ファイルのインポートについては,「8.1.5 UNIXホストのスケジュール情報をWindowsホストで利用する」を参照してください。

WindowsホストのJP1/Power Monitorカレンダーからエクスポートした運転スケジュール定義ファイルの内容については,「8.1.6 Windowsホストのスケジュール情報をエクスポートする」を参照してください。