Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Power Monitor


1.2.5 起動・終了のスケジュールを設定できます

自ホストを起動・終了する場合,ホストを起動・終了するスケジュールを設定できます。設定した時刻になると,自動的にホストの電源を起動・終了できます。

また,スケジュールには,運休日を設定できます。運休日には,ホストを起動・終了するスケジュールを実行しません。ある日を運休日に設定すると,その日に設定されていたスケジュールは,無効になります。例えば,会社の休日にホストを使用しないという運用の場合に,会社の休日を運休日として設定できます。

運休日に設定されていても,自動的に電源をオフにはしません。運休日にマシンをオフにしたい場合は,前日に電源オフのスケジュールを設定しておいてください。

〈この項の構成〉

(1) Windowsホストのスケジュールを設定する

Windowsホストでは,カレンダー形式のGUI,または運転スケジュール定義ファイルをインポートしてスケジュールを設定します。Windowsでのスケジュール設定の詳細については,「8. 自ホストの電源を制御する操作(Windowsホスト)」を参照してください。

(a) カレンダー形式のGUIで設定する

日ごとまたは曜日ごとにスケジュールを設定します。Windowsホストで日ごとにスケジュールを設定する場合,当日から約1年先(翌年の当月より一つ前の月)までのスケジュールを設定できます。

また,曜日ごとに設定したスケジュール,および運休日の設定は,自動的に翌年以降に引き継がれます。

(b) 運転スケジュール定義ファイルをインポートして設定する

運転スケジュール定義ファイルに,月単位または年単位のスケジュール情報を設定し,インポートしてスケジュールを設定します。運転スケジュール定義ファイルは,エディターで編集できます。スケジュールの有効範囲は,当日から約1年先(翌年の当月より一つ前の月)までです。

(2) UNIXホストのスケジュールを設定する

UNIXホストでは,運転スケジュール定義ファイルでスケジュールを設定します。設定方法によって,スケジュールの有効範囲が異なります。スケジュールを設定するには,次の三つの方法があります。

次にそれぞれの方法について説明します。なお,UNIXでのスケジュール設定の詳細については,「10. 自ホストの電源を制御する操作(UNIXホスト)」を参照してください。

(a) 曜日単位でスケジュールを設定する

曜日ごとにスケジュールを設定します。毎週月曜日の8:00にマシンを起動する,毎週金曜日の23:00に終了する,などの運用ができます。曜日単位でスケジュールを設定した場合,設定されたスケジュールは,翌年以降にも自動的に引き継がれます。毎年同じ曜日に同じスケジュールでホストが起動・終了されます。

(b) 月単位でスケジュールを設定する

毎年同じ月日に対してスケジュールを設定します。例えば,8月1日の6:00にホストを起動するスケジュールを月単位指定で設定した場合,翌年の8月1日も,2年後の8月1日も,同じ時刻にホストが起動します。

(c) 年単位でスケジュールを設定する

特定の年月日に対してスケジュールを設定します。年単位でスケジュールを設定した場合,設定したスケジュールは,翌年以降の同月日には適用されません。例えば,年単位指定で2002年8月1日にホストの起動時刻を設定した場合,そのスケジュールは,2003年8月1日には適用されません。