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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 for Enterprise Applications


2.2.9 ジョブ制御用のSAPユーザーを用意する

JP1/AJS3 for EAPはR/3ジョブを制御するために,SAP社の通信プロトコルであるRFCを使用して,SAPシステム側に定義されている外部管理インターフェースを実行します。そのため,JP1/AJS3 for EAPが使用するユーザーをあらかじめSAPシステム側に用意しておく必要があります。

ここでは,SAPシステム側で用意しておく必要のある,ユーザータイプ,パスワード,権限について説明します。

〈この項の構成〉

(1) ユーザータイプ

ユーザータイプには,「ダイアログ」,「システム」,「通信」,「サービス」が使用できます。

(2) パスワードに指定できる文字

パスワードは,半角数字(0〜9),半角英字(a〜z,A〜Z)および次の半角記号を使用して定義してください。

!@$%&/()=?'`*+~#-_.:{[]}<>|

(3) 必要な権限

ジョブ制御用のユーザーには,次に示す権限が必要です。