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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 for Enterprise Applications


1.3.3 バックグラウンドジョブをリリースする

ジョブのリリース(ジョブの開始属性の指定)には,次の2とおりの方法があります。

jr3bjsubコマンドやjr3bjcpyコマンドの-rsまたは-riオプションでジョブの開始属性を指定すると,ジョブの登録後にジョブをリリースできます。jr3bjrelコマンドでは,jr3bjsubコマンドでリリースしなかったジョブとR/3システム内で登録されたジョブをリリースできます。ジョブの開始属性には,「できる限り早く」または「すぐに」を指定できます。コマンドが実行されると,R/3システムのジョブスケジューラーによって,ジョブの開始属性でジョブが実行されます。ジョブは,「登録済」から「リリース済」の状態へ移行します。

なお,ジョブのリリース時に-waitオプションを指定すると,ジョブの終了を監視できます。また,ジョブの実行中に子ジョブが生成される場合は,子ジョブも含めて終了を監視することもできます(親/子ジョブの終了監視)。終了を監視する場合は,ジョブの実行が終了するまでキーボードなどからの操作はできません。また,終了監視中に通信エラーが発生した場合,環境設定ファイルで指定した時間になるまで接続をリトライします。