Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド


2.7.4 メール送信時の注意事項(WindowsホストでOutlookを使用しない場合限定)

Windowsホストで,Outlookを使用しないでメールを送信する場合の注意事項を次に示します。

送信済みメールの保存について

Outlookを使用しないで送信したメールは保存されません。

メール送信ジョブで宛先として指定できる形式

メール送信ジョブで宛先として指定できる形式は,インターネットメールアドレスだけです。

複数の宛先に送信する際に,ドメイン名に誤りのある宛先が含まれる場合の動作

@」以降のドメイン名に誤りのある宛先が一つでも含まれている場合,ジョブが「異常検出終了」状態になり,ほかの正しい宛先に対してもメールは送信されません。誤りがないように宛先を指定してください。

メール送信時の待ち時間

メール送信ジョブでメールを送信する場合の待ち時間には,次の3種類があります。

  • メールサーバへの接続待ち

  • メールサーバからの応答待ち

  • プロセス(telsmail.exe)の終了待ち

待ち時間は,定義キー[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AOMAGENT\mail_link]の環境設定パラメーターで設定できます。

待ち時間を設定するための環境設定パラメーターを次に示します。

表2‒14 Outlookを使用しないメール送信の待ち時間を設定する環境設定パラメーター

項番

待ち時間の種類

待ち時間を設定する

環境設定パラメーター

デフォルト

1

メールサーバへの接続待ち

ConnectTimeout

10秒

2

メールサーバからの応答待ち

RecvTimeout

10秒

3

プロセス(telsmail.exe)の終了待ち

EmbeddedMailTimeout

600秒