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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


7.3.6 実行エージェントの操作結果オブジェクト

実行エージェントまたは実行エージェントグループを操作した結果を表すオブジェクトです。

形式
{
  "execAgent":"実行エージェント名または実行エージェントグループ名",
  "rtnCode":"対象処理の結果コード",
  "messageID":"メッセージID",
  "message":"メッセージ文",
  "output":{
    "definitions":[実行エージェント定義情報オブジェクト,...],
    "statuses":[実行エージェントの状況オブジェクト,...],
    "text":"APIの操作結果",
    "serverTime":"接続先ホストのローカル日時"
  }
}
メンバー

返却されるメンバーを次の表に示します。

表7‒47 実行エージェントの操作結果オブジェクトのメンバー一覧

メンバー

データ型

説明

execAgent

string

リクエストのメソッドによって,次に示す内容を返却します。

  • GETの場合

    長さ0バイトの文字列を返却します。

  • POSTの場合

    操作対象の実行エージェント(実行エージェント名または実行エージェントグループ名)を1〜255バイトの文字列で返却します。

rtnCode

string

処理結果をコードで返却します。正常終了時,「0」が返却されます。

messageID

string

メンバーrtnCodeの値が「0」の場合,メッセージIDを返却します。

それ以外の場合,この項目は返却しません。

message

string

メンバーrtnCodeの値が「0」の場合,メッセージ文を返却します。

それ以外の場合,この項目は返却しません。

output

object

リクエストのメソッドによって,次に示す内容を返却します。

  • メソッドがGETの場合

    APIで取得した情報を配下のオブジェクト(definitionsまたはstatuses)に格納して返却します。

  • メソッドがPOSTの場合,APIによって,次に示す内容を返却します。

    ・ジョブ配信遅延の軽減機能の通信状態確認の場合

    APIの操作結果を配下のオブジェクト(text)に格納して返却します。

    ・上記以外の場合

    null」を返却します。

definitions

object[]

登録されている実行エージェントまたは実行エージェントグループの定義情報を,実行エージェント定義情報オブジェクトの配列で返却します。

APIによって,次に示す内容を返却します。

  • 実行エージェントの定義取得,実行エージェントグループの定義取得の場合

    実行エージェント定義情報オブジェクトの配列の0番目の要素に,定義情報を格納して返却します。

  • 上記以外の場合

    null」を返却します。

実行エージェント定義情報オブジェクトの詳細については,「7.3.7 実行エージェント定義情報のオブジェクト」を参照してください。

statuses

object[]

登録されている実行エージェントまたは実行エージェントグループの状況を,実行エージェントの状況オブジェクトの配列で返却します。

APIによって,次に示す内容を返却します。

  • 実行エージェントの状況一覧の取得の場合,および実行エージェントグループの状況一覧の取得の場合

    実行エージェントの状況オブジェクトの配列を返却します。

  • 実行エージェントの状況取得の場合

    実行エージェントの状況オブジェクトの配列の0番目の要素に,実行エージェントの状況を格納して返却します。

    ただし,queryで指定された実行エージェントが存在しない場合は,要素数0個の配列を返却します。

  • 上記以外の場合

    null」を返却します。

実行エージェントの状況オブジェクトの詳細については,「7.3.8 実行エージェントの状況オブジェクト」を参照してください。

text

string

APIの操作結果を文字列で返却します。

serverTime

string

JP1/AJS3 - Managerホストのローカル日時を返却します。JP1/AJS3 - Managerのローカル日時は,1970年1月1日0時0分0秒からの経過時間(秒単位)が,次のISO 8601形式に変換されます。

YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD

ISO 8601形式の詳細については,「6.3 APIで利用できるデータ型」を参照してください。

また,APIによって,次に示す内容を返却します。

  • 実行エージェントの状況一覧の取得の場合,実行エージェントの状況取得の場合,および実行エージェントグループの状況一覧取得の場合

    上記の日時を格納して返却します。

  • 上記以外の場合

    null」を返却します。