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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


6.3 APIで利用できるデータ型

APIで利用できるデータ型を次の表に示します。

表6‒2 APIで利用できるデータ型

データ型

説明

boolean

trueまたはfalse

int

32bit符号付き整数

long

64bit符号付き整数

string

テキストデータ

注※

JSON形式でダブルクォーテーションやバックスラッシュなどの文字を使用する場合は,次の表に示すようにエスケープする必要があります。

表6‒3 エスケープが必要な文字一覧

文字

エスケープ表記

「"(ダブルクォーテーションマーク)」

\"

「¥(バックスラッシュ)」

\\

バックスペース

\b

フォームフィード,改ページ

\f

ラインフィード

\n

キャリッジリターン

\r

タブ

\t

4桁の16進数で表記されたUnicode文字

\uXXXX

日付と時間は,ISO8601形式で指定または返却される場合,次の形式で示されます。

形式
YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD
表6‒4 日付と時間の指定値

表記

説明

指定できる値

YYYY

年を指定します。

1994〜2036

MM

月を指定します。

01〜12

DD

日にちを指定します。

01〜指定した月の最終日

hh

時間を指定します。

00〜23

mm

分を指定します。

00〜59

ss

秒を指定します。

00〜59

TZD

マネージャーホストの時刻と協定世界時(UTC)との時差を指定します。UTCの場合は「Z」を指定します。UTC以外の場合は「+hh:mm」または「-hh:mm」の形式で指定します。

Z+hh:mm-hh:mm

例えば,協定世界時(UTC)が2015年1月16日午前0時0分0秒のとき,マネージャーホストが日本標準時で動作している場合,UTCとは+9時間の時差があるため,「2015-01-16T09:00:00+09:00」となります。マネージャーホストが中国標準時で動作している場合,UTCとは+8時間の時差があるため,「2015-01-16T08:00:00+08:00」となります。マネージャーホストがアメリカ東部標準時で動作している場合,UTCとは-5時間の時差があるため,「2015-01-15T19:00:00-05:00」となります。

また,夏時間を採用している国や地域の場合,夏時間を考慮して指定します。例えば,協定世界時(UTC)が2015年4月16日午前0時0分0秒のときに,マネージャーホストがアメリカ東部標準時(夏時間)で動作している場合,UTCとは-4時間の時差があるため,「2015-04-15T20:00:00-04:00」となります。