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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


7.3.7 実行エージェント定義情報のオブジェクト

実行エージェントまたは実行エージェントグループの定義情報を表すオブジェクトです。

形式
{
  "execAgent":"実行エージェント名または実行エージェントグループ名",
  "execHost":"実行ホスト名",
  "status":"受付配信制限の状態",
  "conExe":["時間帯ごとのジョブ実行多重度",...],
  "linkAgents":["関連する実行エージェントと優先順位"],
  "description":"説明文"
}
メンバー

返却されるメンバーを次の表に示します。

表7‒48 実行エージェントの定義情報のオブジェクトのメンバー一覧

メンバー

データ型

説明

execAgent

string

query」に指定するパラメーターmodeによって,次に示す内容を返却します。

  • modeが「agent(実行エージェント)」の場合

    実行エージェント名を1〜255バイトの文字列で返却します。

  • modeが「agentGroup(実行エージェントグループ)」の場合

    実行エージェントグループ名を1〜255バイトの文字列で返却します。

execHost

string

query」に指定するパラメーターmodeによって,次に示す内容を返却します。

  • modeが「agent(実行エージェント)」の場合

    ジョブの実行先ホスト名を1〜255バイトの文字列で返却します。

  • modeが「agentGroup(実行エージェントグループ)」の場合

    この項目を返却しません。

status

string

query」に指定するパラメーターmodeによって,次に示す内容を返却します。

  • modeが「agent(実行エージェント)」の場合

    実行エージェントの受付配信制限の状態を,定数ExecAgentStatusに規定した文字列定数で返却します。

  • modeが「agentGroup(実行エージェントグループ)」の場合

    実行エージェントグループの受付配信制限の状態を,定数ExecAgentStatusに規定した文字列定数で返却します。

定数ExecAgentStatusの詳細については,「7.4.14(1) ExecAgentStatus」を参照してください。

conExe

string[]

query」に指定するパラメーターmodeによって,次に示す内容を返却します。

  • modeが「agent(実行エージェント)」の場合

    時間帯ごとのジョブ実行多重度を配列で返却します。時間帯ごとのジョブ実行多重度は,次の形式で返却します。

    時間帯=ジョブ実行多重度

    時間帯は「hh:mm-hh:mm」形式で返却します。

    hhは,0〜23の数値(単位:時),mmは,0または30(単位:分)の数値で返却します。

    ジョブ実行多重度は0〜4294967295の範囲の数値で返却します。

  • modeが「agentGroup(実行エージェントグループ)」の場合は「null」を返却します。

linkAgents

string[]

query」に指定するパラメーターmodeによって,次に示す内容を返却します。

  • modeの値が「agent(実行エージェント)」の場合

    null」を返却します。

  • modeの値が「agentGroup(実行エージェントグループ)」の場合

    関連する実行エージェントと優先順位を配列で返却します。関連する実行エージェントと優先順位は次の形式で返却します。

    実行エージェント名:優先順位

    実行エージェント名は1〜255バイトの文字列で返却します。

    優先順位は1〜16の範囲の数値で返却します。

    ただし,関連する実行エージェントが存在しない場合は,要素数0個の配列を返却します。

description

string

説明文を0〜80バイトの文字列で返却します。