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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


12.3.1 画面構成

[JP1/AJS3 - View]ウィンドウには次の二つの画面があります。

それぞれの画面の表示項目について説明します。

〈この項の構成〉

(1) メイン画面

起動モードが標準モードまたは互換モードの場合,JP1/AJS3 - Managerにログインすると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)が表示されます。

起動モードが標準モードの場合の[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)を次に示します。なお,起動モードについては,「4.1 [JP1/AJS3 - View]ウィンドウの起動モード」を参照してください。

図12‒3 起動モードが標準モードの場合の[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)

[図データ]

起動モードが互換モードの場合の[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)を次に示します。

図12‒4 起動モードが互換モードの場合の[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)

[図データ]

表示項目について説明します。

(a) 機能メニューエリア

機能メニューが表示されます。起動モードが標準モードの場合だけ表示されます。

表示される機能メニューは変更できます。機能メニューの表示設定については,「11.4.1 表示される機能メニューを変更する」を参照してください。

[定義]

ユニットやスケジュールなどの定義に関する機能メニューが表示されます。

[ジョブグループ定義]

[ジョブグループ定義]を選択すると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)でジョブグループの新規作成,定義編集,削除など,ジョブグループ定義に関係した操作ができるようになります。

[ジョブネット定義]

[ジョブネット定義]を選択すると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)でジョブネットの新規作成,定義編集,削除など,ジョブネット定義に関係した操作ができるようになります。

[カレンダー定義]

[カレンダー定義]を選択すると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)でジョブグループのカレンダーの編集や変更など,カレンダー定義に関係した操作ができるようになります。

[スケジュール定義]

[スケジュール定義]を選択すると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)でジョブネットのスケジュールの編集や変更など,スケジュール定義に関係した操作ができるようになります。

[実行]

ジョブネットの登録や登録の解除に関する機能メニューが表示されます。

[実行登録]

[実行登録]を選択すると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)でジョブネットの実行登録などの操作ができるようになります。

[登録解除]

[登録解除]を選択すると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)でジョブネットの登録解除などの操作ができるようになります。

[リリース登録]

[リリース登録]を選択すると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)でジョブネットのリリース登録などの操作ができるようになります。

[リリース中止]

[リリース中止]を選択すると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)でジョブネットのリリース中止などの操作ができるようになります。

[監視]

ジョブネットやジョブの監視に関する機能メニューが表示されます。

[ステータス監視]

[ステータス監視]を選択すると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)でジョブネットの実行予実績,実行状態,および世代情報の確認や,再実行,強制終了などの操作ができるようになります。

[サマリー監視]

[サマリー監視]を選択すると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウはメイン画面からサマリー監視画面へ遷移します。サマリー監視画面については,「(2) サマリー監視画面」を参照してください。

(b) ツリーエリア

JP1/AJS3 - Managerに定義されているスケジューラーサービス(ルートジョブグループ),および配下のジョブグループならびにプランニンググループが表示されます。ただし,スケジューラーサービス参照制限機能を有効にしている場合は,ログインしたJP1ユーザーにアクセス権限のないスケジューラーサービスは表示されません。

スケジューラーサービスは最大20個表示されます。複数のスケジューラーサービスがある場合,接続先のJP1/AJS3 - ManagerがWindowsのときは名前の文字コード順にソートされて表示されます。接続先のJP1/AJS3 - ManagerがUNIXのときはスケジューラーサービスを作成した順に表示されます。

スケジューラーサービスの追加方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 6.1.1 スケジューラーサービスの多重起動の設定」(Windowsの場合),またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 15.1.1 スケジューラーサービスの多重起動の設定」(UNIXの場合)を参照してください。

スケジューラーサービス配下に複数のジョブグループおよびプランニンググループがある場合,ツリーエリアの表示ユニットをバージョン10以前の表示順序で表示する機能で設定した順序で表示されます。ツリーエリアの表示ユニットをバージョン10以前の表示順序で表示する機能の詳細については,「11.3.15 ツリーエリアの表示ユニットをバージョン10以前の表示順序で表示する」を参照してください。

スケジューラーサービス,配下のジョブグループおよびプランニンググループを,任意の順序で表示することもできます。詳細については,「11.4.18 ツリーエリアとリストエリアに表示するスケジューラーサービスまたはジョブグループの表示順序を変更する」を参照してください。

(c) リストエリア

ツリーエリアで選択したユニットの直下のユニットが表示されます。デフォルトでは,ジョブグループ(ジョブグループ,マネージャージョブグループおよびプランニンググループ)およびジョブネット(ジョブネット,リモートジョブネットおよびマネージャージョブネット)ごとに,それぞれユニット名のUnicode順にソートされて表示されます。

ジョブグループおよびプランニンググループについては,任意の順序で表示することもできます。詳細については,「11.4.18 ツリーエリアとリストエリアに表示するスケジューラーサービスまたはジョブグループの表示順序を変更する」を参照してください。

起動モードが標準モードの場合,表示されるユニットは選択した機能メニューによって異なります。機能メニューとリストエリアに表示されるユニットの関係を,次の表に示します。

表12‒2 機能メニューとリストエリアに表示されるユニット

機能メニュー分類

機能メニュー

表示されるユニット

[定義]

[ジョブグループ定義]

ジョブグループ

[ジョブネット定義]

  • ジョブグループ

  • 実行登録済みのジョブネット

  • 未登録のジョブネット

[カレンダー定義]

ジョブグループ

[スケジュール定義]

  • ジョブグループ

  • 実行登録済みのジョブネット

  • 未登録のジョブネット

[実行]

[実行登録]

  • ジョブグループ

  • 実行登録済みのジョブネット

  • 未登録のジョブネット

[登録解除]

  • ジョブグループ

  • 実行登録済みのジョブネット

[リリース登録]

  • ジョブグループ

  • 実行登録済みのジョブネット

  • 未登録のジョブネット

[リリース中止]

  • ジョブグループ

  • リリース登録済みのジョブネット

[監視]

[ステータス監視]

  • ジョブグループ

  • 実行登録済みのジョブネット

注※

デフォルトでは表示されません。表示させる方法については,「11.4.17 機能メニュー[ジョブネット定義]選択時にリストエリアに実行登録済みジョブネットを表示しない」を参照してください。

ルートジョブネットがサスペンド中の場合は,リストエリアの[名前]の左側にサスペンド状態を示すアイコンが表示されます。ジョブネットがサスペンド中でない場合は,何も表示されません。

リリース先ジョブネットの場合,[名前]などの定義に関する項目には,リリース状態が「適用中」状態の定義の情報が表示されます。[状態]や[結果]など実行に関する項目には,各実行世代の情報が表示されます。

リストエリアに表示されるユニットを,[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながらクリックすると,複数選択できます。複数選択したまま操作することもできます。

リストエリアに表示される項目および順序は変更できます。表示項目の設定方法については,「12.3.46 [表示項目設定]ダイアログボックス」を参照してください。

表示される項目の横幅のサイズは,ウィンドウを閉じたときまたは表示項目が変更されたときの状態が記憶されます。

[名前]

アイコンおよびユニット名が表示されます。アイコンは,[状態]または[結果]に対応した色で表示されます。

アイコンをユニットの状態と結果のどちらで表示するか,およびアイコン表示色をどの色にするかは,[環境設定]ダイアログボックスで設定します。詳細については,「12.3.42 [環境設定]ダイアログボックス」を参照してください。

[状態]

ユニットの実行状態が表示されます。

表示される状態の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 6.2.1 [JP1/AJS3 - View]ウィンドウでの監視」を参照してください。

[結果]

終了日時が現在時刻に最も近い世代の状態が表示されます。

[種別]

ユニット種別が表示されます。

[コメント]

ユニットの詳細定義ダイアログボックスで定義したコメントが表示されます。

[開始日時(状態)]・[開始日時(結果)]

実行の開始日時または開始予定日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。

[再実行開始日時(状態)]・[再実行開始日時(結果)]

再実行された日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。再実行されていない場合,空白が表示されます。

[終了日時(状態)]・[終了日時(結果)]

実行の終了日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。

[登録種別(状態)]・[登録種別(結果)]

次に示す登録種別が表示されます。

  • 計画実行

  • 即時実行

  • 確定実行

[起動条件(状態)]・[起動条件(結果)]

起動条件の有効範囲として設定している回数,および時間が次の形式で表示されます。

打ち切り回数打ち切り日時
  • 打ち切り回数には,「無制限」または起動条件の有効回数が表示されます。

  • 打ち切り日時には,「無制限」または「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で起動条件の有効日時が表示されます。

起動条件を設定していない場合,空白が表示されます。

[処理時間(状態)]・[処理時間(結果)]

実行の開始から終了までに掛かった時間が「hhhh:mm:ss」の形式で表示されます。

実行中の場合,開始日時からの経過時間が表示されます。

再実行された場合,再実行が開始されてからの処理時間が表示されます。

[開始遅延日時(状態)]・[開始遅延日時(結果)]

開始遅延日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。開始遅延監視をしないときは,空白が表示されます。

[終了遅延日時(状態)]・[終了遅延日時(結果)]

終了遅延日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。終了遅延監視をしないときは,空白が表示されます。

[実行ID(状態)]・[実行ID(結果)]

実行IDが「@[mmmm]{A〜Z}nnnn」の形式で表示されます。「m」および「n」の前に0は付きません。

[計画一時変更(状態)]・[計画一時変更(結果)]

計画一時変更の有無と内容が次の形式で表示されます。

有無内容)}
  • 有無には「あり」または「なし」が表示されます。

  • 内容には「日時変更」,「実行中止」,「連動一時変更」,または「前回実行中止」のどれかが表示されます。

注※

これらの項目はルートジョブネットの場合に限り表示されます。また,デフォルトでは表示されません。これらの項目を表示させる方法は,「11.4.6 リストエリアの表示項目を設定する」を参照してください。

(d) 詳細情報エリア

リストエリアで選択したユニットの詳細情報が表示されます。表示される情報は,選択した機能メニューと連動して切り替わります。[定義]に分類される機能メニューを選択した場合は,関連する情報がタブに分かれて表示されます。

詳細情報エリアは,[表示]−[詳細情報エリア]−[表示サイズ]−[最小化]を選択することで最小化できます。

機能メニューと表示項目について,次の表に示します。

表12‒3 機能メニューと詳細情報エリアに表示される情報

機能メニュー分類

機能メニュー

タブ名

表示項目

[定義]

[ジョブグループ定義]

ジョブグループ

  • 名前

  • コメント

  • 種別

  • 基準日指定

  • 月区分

  • 基準時刻設定

  • 実行順序制御※1

  • 接続範囲※1

  • 接続ホスト名※1

  • 接続サービス名※1

  • ジョブネットコネクタ名※1

  • 実行順序制御方式※1

  • 参照先ホスト※2

  • 参照先ユニット名※2

  • 所有者

  • JP1資源グループ

[ジョブネット定義]

ジョブネット

  • 名前

  • コメント

  • 種別

  • 実行エージェント※3

  • 多重起動※3

  • 保存世代数※3

  • 優先順位※3

  • 打ち切り時間※3

  • スケジューリング方式※3

  • ジョブネット監視※3

  • 保留※3

  • リカバリ属性※3

  • 実行順序制御※4

  • 接続範囲※4

  • 接続ホスト名※4

  • 接続サービス名※4

  • ジョブネットコネクタ名※4

  • 実行順序制御方式※4

  • 実行マネージャー※5

  • 参照先ホスト※6

  • 参照先ユニット名※6

  • 所有者

  • JP1資源グループ

[カレンダー定義]

カレンダー

  • 名前

  • コメント

  • 種別

  • 週間運用日

  • 週間休業日

  • 特定運用日

  • 特定休業日

ジョブグループ

  • 名前

  • コメント

  • 種別

  • 基準日指定

  • 月区分

  • 基準時刻設定

  • 実行順序制御※1

  • 接続範囲※1

  • 接続ホスト名※1

  • 接続サービス名※1

  • ジョブネットコネクタ名※1

  • 実行順序制御方式※1

  • 参照先ホスト※2

  • 参照先ユニット名※2

  • 所有者

  • JP1資源グループ

[スケジュール定義]

スケジュール

  • 名前

  • コメント

  • 種別

  • 有効範囲

  • 参照カレンダー

  • 排他スケジュール

スケジュールルール

  • 名前

  • コメント

  • 種別

  • ルール番号

  • 実行開始日の種別

  • 開始年月

  • 開始日

  • 開始時刻

  • 処理サイクル

  • 休業日振り替え

  • 遅延監視

ジョブネット

  • 名前

  • コメント

  • 種別

  • 実行エージェント※3

  • 多重起動※3

  • 保存世代数※3

  • 優先順位※3

  • 打ち切り時間※3

  • スケジューリング方式※3

  • ジョブネット監視※3

  • 保留※3

  • リカバリ属性※3

  • 実行順序制御※4

  • 接続範囲※4

  • 接続ホスト名※4

  • 接続サービス名※4

  • ジョブネットコネクタ名※4

  • 実行順序制御方式※4

  • 実行マネージャー※5

  • 参照先ホスト※6

  • 参照先ユニット名※6

  • 所有者

  • JP1資源グループ

[実行]

  • [実行登録]

  • [登録解除]

  • 名前

  • コメント

  • 種別

  • 登録日時

  • 登録ユーザー

  • 登録種別

  • デーモン起動時に予定時刻超過

  • 起動条件※7

  • 起動条件の有効回数※7

  • 起動条件の有効時間※7

  • [リリース登録]

  • [リリース中止]

  • リリース先

  • リリースID

  • リリース状態

  • リリース日時

  • リリースコメント

  • リリース元

[監視]

[ステータス監視]

  • 名前

  • コメント

  • 種別

  • 状態

  • 開始予定日時

  • 開始日時

  • 再実行開始日時

  • 終了日時

  • 開始遅延日時

  • 終了遅延日時

  • 開始遅延

  • 終了遅延

  • 計画一時変更

  • 保留

  • 実行ID

(凡例)

−:表示タブなし

詳細情報エリアの表示項目や表示順序は変更できません。

注※1

ユニット種別がプランニンググループの場合だけ,定義内容が表示されます。それ以外の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

注※2

ユニット種別がマネージャージョブグループの場合だけ,定義内容が表示されます。それ以外の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

注※3

ユニット種別がマネージャージョブネットの場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

注※4

ユニット種別がルートジョブネットの場合だけ,定義内容が表示されます。それ以外の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

注※5

ユニット種別がリモートジョブネットの場合だけ,定義内容が表示されます。それ以外の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

注※6

ユニット種別がマネージャージョブネットの場合だけ,定義内容が表示されます。それ以外の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

注※7

登録種別が「即時実行」の場合だけ,定義内容が表示されます。「計画実行」または「確定実行」の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

なお,詳細情報エリアに表示されるユニットを,[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながらクリックすると,複数選択できます。複数選択したまま操作することもできます。

表示切り替えドロップダウンリスト

詳細情報エリアの表示情報の種類が表示されます。表示される項目を次に示します。

  • [定義]

  • [実行登録]

  • [リリース]

  • [実行世代]

起動モードが標準モードの場合,選択した機能メニューによって表示情報の種類は切り替わります。機能メニューと表示情報の種類を次の表に示します。

表12‒4 機能メニューと表示情報の種類

項番

機能メニュー

表示情報の種類

説明

1

  • [ジョブグループ定義]

  • [ジョブネット定義]

  • [カレンダー定義]

  • [スケジュール定義]

[定義]

ユニットを定義したときに指定した設定内容が表示されます。

2

  • [実行登録]

  • [登録解除]

[実行登録]

実行登録のときに登録した情報が表示されます。

3

  • [リリース登録]

  • [リリース中止]

[リリース]

リリース登録のときに登録した情報が表示されます。

4

[ステータス監視]

[実行世代]

実行世代の情報が表示されます。

起動モードが互換モードの場合は,表示切り替えドロップダウンリストが活性化し,表示情報を自由に変更できます。

[表示]ボタン

[表示]ボタンをクリックすると,リストエリアで選択したユニットの詳細情報が詳細情報エリアに表示されます。

表示情報の種類ごとに,表示項目について次に説明します。

[定義]([ジョブグループ]タブ)

ジョブグループの定義情報が表示されます。各表示項目には,リストエリアで選択したジョブグループの[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの設定内容が表示されます。

[名前]

アイコンおよびユニット名が表示されます。

[コメント]

ユニットの詳細定義ダイアログボックスで定義したコメントが表示されます。

[種別]

ユニット種別が表示されます。

[基準日指定]

基準日が表示されます。基準日とは,月の開始日となる日のことです。基準日が日付指定の場合は「n日」の形式で,曜日指定の場合は「第nW(W:日〜土)曜日」の形式で表示されます。基準日を指定していない場合は「なし」と表示されます。

[月区分]

月区分が表示されます。月区分とは,指定した基準日からの1か月を,当月扱いとするか,翌月扱いとするかのことです。月区分を指定していない場合は「なし」と表示されます。

[基準時刻設定]

基準時刻が表示されます。基準時刻とは,1日の始まりとなる時刻です。基準時刻を設定している場合は「hh時mm分」の形式で,設定していない場合は「なし」と表示されます。

[実行順序制御]

プランニンググループ直下のルートジョブネットの実行順序を制御するかどうかについて,「する」または「しない」が表示されます。

[接続範囲]

[実行順序制御]が「する」の場合,ジョブネットコネクタとの接続範囲が表示されます。

[接続ホスト名]

[接続範囲]が「別サービス」の場合,接続するジョブネットコネクタが定義されているホストのホスト名が表示されます。

[接続サービス名]

[接続範囲]が「別サービス」の場合,接続するジョブネットコネクタが定義されているスケジューラーサービスのスケジューラーサービス名が表示されます。

[ジョブネットコネクタ名]

[実行順序制御]が「する」の場合,接続するジョブネットコネクタの完全名が表示されます。

[実行順序制御方式]

[実行順序制御]が「する」の場合,プランニンググループ直下のルートジョブネットをジョブネットコネクタの開始時刻と同期させるかどうかについて,「同期」または「非同期」が表示されます。

[参照先ホスト]

マネージャージョブグループが参照するJP1/AJS3 - Managerのホスト名が表示されます。

[参照先ユニット名]

マネージャージョブグループが参照するJP1/AJS3 - Managerにあるユニット名が表示されます。

[所有者]

ユニットの所有者が表示されます。

[JP1資源グループ]

JP1資源グループ名が表示されます。

[定義]([ジョブネット]タブ)

ジョブネットの定義情報が表示されます。各表示項目には,リストエリアで選択したジョブネットの[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの設定内容が表示されます。

[名前]

アイコンおよびユニット名が表示されます。

[コメント]

ユニットの詳細定義ダイアログボックスで定義したコメントが表示されます。

[種別]

ユニット種別が表示されます。

[実行エージェント]

ジョブネットを実行させる実行エージェント名,または実行エージェントグループ名が表示されます。

[多重起動]

複数のジョブネットを同時に実行するかどうかについて,「可能」または「不可能」が表示されます。

[保存世代数]

実行結果ログに保存される世代数が表示されます。

[優先順位]

優先順位が表示されます。優先順位を設定していない場合は「なし」,設定している場合は1〜5のどれかが表示されます。

[打ち切り時間]

打ち切り時間が表示されます。打ち切り時間とは,実行開始予定日時を過ぎても実行されないジョブネットが,「繰り越し未実行」状態になるまでの時間のことです。

[スケジューリング方式]

スケジューリング方式が表示されます。スケジューリング方式とは,ジョブネットの終了時刻が,次の世代の開始予定時刻を過ぎてしまったときにシステムが取る処理方式のことです。

[ジョブネット監視]

ジョブネットの終了遅延監視をジョブネットの実行所要時間で監視する場合の実行所要時間の設定が,「実行所要時間 n分」の形式で表示されます。ジョブネット監視の実行所要時間を設定していない場合は,「しない」と表示されます。

[保留]

ユニットをあらかじめ保留状態にするかどうかの設定内容が表示されます。

保留状態の表示は,保留の設定によって異なります。表示内容と保留の設定を次の表に示します。

表12‒5 詳細情報エリアでの保留状態の表示内容と保留の設定

表示内容

保留の設定

する

[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[する]を選択

しない

[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[しない]を選択

前回異常時だけ保留

[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[前回異常時だけ保留]を選択

前回異常警告時だけ保留

[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[前回異常警告時だけ保留]を選択

[リカバリ属性]

リカバリー属性があるかどうかについて,「あり」または「なし」が表示されます。

[実行順序制御]

ルートジョブネットの実行順序を制御するかどうかについて,「する」または「しない」が表示されます。

[接続範囲]

[実行順序制御]が「する」の場合,ジョブネットコネクタとの接続範囲が表示されます。

[接続ホスト名]

[接続範囲]が「別サービス」の場合,接続するジョブネットコネクタが定義されているホストのホスト名が表示されます。

[接続サービス名]

[接続範囲]が「別サービス」の場合,接続するジョブネットコネクタが定義されているスケジューラーサービスのスケジューラーサービス名が表示されます。

[ジョブネットコネクタ名]

[実行順序制御]が「する」の場合,接続するジョブネットコネクタのユニット完全名が表示されます。

[実行順序制御方式]

[実行順序制御]が「する」の場合,ジョブネットをジョブネットコネクタの開始時刻と同期させるかどうかについて,「同期」または「非同期」が表示されます。

[実行マネージャー]

リモートジョブネットを転送して実行するJP1/AJS3 - Managerのホスト名が表示されます。

[参照先ホスト]

マネージャージョブネットが参照するJP1/AJS3 - Managerのホスト名が表示されます。

[参照先ユニット名]

マネージャージョブネットが参照するJP1/AJS3 - Managerにあるユニット名が表示されます。

[所有者]

ユニットの所有者が表示されます。

[JP1資源グループ]

JP1資源グループ名が表示されます。

[定義]([カレンダー]タブ)

カレンダーの定義情報が表示されます。各表示項目には,リストエリアで選択したジョブグループの[月間カレンダー編集]ウィンドウおよび[年間カレンダー編集]ウィンドウの設定内容が1年単位で表示されます。なお,上位のジョブグループにもカレンダーを設定している場合は,そのカレンダー情報と合わせた内容が表示されます。

[表示期間]

[カレンダー]タブが表示されている場合に,表示されるカレンダー情報の対象期間が表示されます。デフォルトの表示期間は,[カレンダー]タブを表示したときの接続先ホストのスケジューラーサービスローカル月から1年間です。スケジューラーサービスローカル日付については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 4. 特別な運用で使用するコマンド ajslocaldate」を参照してください。

[<<]ボタン

[カレンダー]タブが表示されている場合に表示されます。クリックすると,表示期間の前の期間のカレンダー情報が表示されます。

[>>]ボタン

[カレンダー]タブが表示されている場合に表示されます。クリックすると,表示期間の次の期間のカレンダー情報が表示されます。

[名前]

アイコンおよびユニット名が表示されます。

[コメント]

ユニットの詳細定義ダイアログボックスで定義したコメントが表示されます。

[種別]

ユニット種別が表示されます。

[週間運用日]

[週間標準値]で設定した運用日の曜日が表示されます。週間運用日を指定していない場合は空白が表示されます。

[週間休業日]

[週間標準値]で設定した休業日の曜日が表示されます。週間休業日を指定していない場合は空白が表示されます。

[特定運用日]

カレンダーエリアで設定した特定の運用日の日付が,「月/日」の形式で表示されます。特定運用日を指定していない場合は空白が表示されます。

[特定休業日]

カレンダーエリアで設定した特定の休業日の日付が,「月/日」の形式で表示されます。特定休業日を指定していない場合は空白が表示されます。

[定義]([スケジュール]タブ)

スケジュールの定義情報が表示されます。各表示項目には,リストエリアで選択したジョブネットの[スケジュールの設定]ダイアログボックスの設定内容が表示されます。

[名前]

アイコンおよびユニット名が表示されます。

[コメント]

ユニットの詳細定義ダイアログボックスで定義したコメントが表示されます。

[種別]

ユニット種別が表示されます。

[有効範囲]

スケジュールルールの有効範囲が,「yyyy/MM/dd」の形式で表示されます。有効範囲を設定していない場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

[参照カレンダー]

選択したジョブネットが含まれるジョブグループが,ほかの階層にあるジョブグループのカレンダー情報を参照している場合,カレンダー参照先のジョブグループ名が表示されます。ほかの階層にあるジョブグループのカレンダー情報を参照していない場合は,「なし」と表示されます。

[排他スケジュール]

ほかのジョブネットの実行日と同じ日に実行しないように指定している場合,排他実行するジョブネットのジョブネット名が表示されます。排他実行するジョブネットを指定していない場合は「なし」と表示されます。

[定義]([スケジュールルール]タブ)

スケジュールルールが表示されます。各表示項目には,リストエリアで選択したジョブネットの[スケジュールルール]ダイアログボックスの設定内容が表示されます。

[名前]

アイコンおよびユニット名が表示されます。

[コメント]

ユニットの詳細定義ダイアログボックスで定義したコメントが表示されます。

[種別]

ユニット種別が表示されます。

[ルール番号]

ルール番号が表示されます。

[実行開始日の種別]

実行開始日の種類が表示されます。

[開始年月]

開始年月が「yyyy/MM」の形式で表示されます。開始年月を設定していない場合は,「*」が表示されます。

[開始日]

開始日が「dd」の形式で表示されます。[開始登録日の種別]が「登録日」の場合は,「*」が表示されます。

[開始時刻]

開始時刻が「hh:mm(絶対,または相対)」の形式で表示されます。

[処理サイクル]

処理サイクルの設定が「n(年,月,週,日,または運用日,休業日)毎」の形式で表示されます。処理サイクルを設定していない場合は,「−(ハイフン)」が表示されます。

[休業日振り替え]

実行日が休業日であるときの,振り替え方法が表示されます。[実行開始日の種別]が「運用日」の場合は,「−(ハイフン)」が表示されます。

[遅延監視]

開始遅延および終了遅延の監視方法が,「開始(絶対時刻,監視しない,または相対時刻)終了(絶対時刻,監視しない,または相対時刻)」の形式で表示されます。

[実行登録]

ユニットの実行登録情報が表示されます。各表示項目には,リストエリアで選択したジョブネットの[実行登録]ダイアログボックスの設定内容が表示されます。ただし,保存世代数管理や登録解除などで世代が削除された場合は,実行登録情報は表示されません。

また,リストエリアでプランニンググループを選択した場合は,配下のルートジョブネットの実行登録情報が表示されます。

なお,実行登録していないジョブネットは表示できません。

[名前]

アイコンおよびユニット名が表示されます。

[コメント]

ユニットの詳細定義ダイアログボックスで定義したコメントが表示されます。

[種別]

ユニット種別が表示されます。

[登録日時]

実行登録した日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。

[登録ユーザー]

実行登録したJP1ユーザーが表示されます。

[登録種別]

実行登録の種別が表示されます。

[デーモン起動時に予定時刻超過]

スケジューラーサービス起動時に開始予定時刻が経過している場合,すぐに実行するか,または次回実行予定日から実行するかの設定が表示されます。[登録種別]が「即時実行」の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

[起動条件]

起動条件が定義されている場合,即時登録したときに起動条件を使ってジョブネットを実行するかどうかが表示されます。[登録種別]が「計画実行」または「確定実行」の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

[起動条件の有効回数]

起動条件で実行する回数が表示されます。起動条件の有効回数は,「無制限」または「n回」の形式で表示されます。[起動条件]が「使用しない」の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

[起動条件の有効時間]

起動条件で実行する時間が表示されます。起動条件の有効時間は,「無制限」,「hh:mm(絶対)」の形式,または「n(相対)」(単位:分)の形式で表示されます。[起動条件]が「使用しない」の場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

[リリース]

リリース先ジョブネットのリリース情報が表示されます。各表示項目には,リストエリアで選択したジョブネットの[リリース登録]ダイアログボックスの設定内容が表示されます。

なお,リリース情報を持たないジョブネットは表示されません。また,リリース状態が「適用終了」状態のリリース情報は表示されません。

[リリース先]

リリースを示すアイコンおよびリリース先ジョブネットのユニット名が表示されます。

[リリースID]

[リリース登録]ダイアログボックスで定義したリリースIDが表示されます。

[リリース状態]

リリース状態が表示されます。

[リリース日時]

[リリース登録]ダイアログボックスで定義したリリース日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。

[リリースコメント]

[リリース登録]ダイアログボックスで定義したコメントが表示されます。

[リリース元]

リリース元ジョブネットの完全名が表示されます。

[実行世代]

ユニットの実行世代情報が表示されます。

リストエリアでプランニンググループを選択した場合は,配下のルートジョブネットの世代情報が表示されます。表示される世代については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 6.2.1(1)(b) 詳細情報エリアでルートジョブネットを監視する」を参照してください。

なお,実行登録していないジョブネットは表示できません。

[名前]

アイコンおよびユニット名が表示されます。アイコンは,状態または結果に対応した色で表示されます。

アイコン表示色をどの色にするかは,[環境設定]ダイアログボックスの[全般]タブで設定します。詳細については,「12.3.42 [環境設定]ダイアログボックス」を参照してください。

[コメント]

ユニットの詳細定義ダイアログボックスで定義したコメントが表示されます。

[種別]

ユニット種別が表示されます。

[状態]

ユニットの状態(遅延)が表示されます。

[開始予定日時]

開始予定日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。開始予定がない場合は空白が表示されます。

[開始日時]

開始日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。開始していない場合は空白が表示されます。

[再実行開始日時]

再実行開始日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。再実行していない場合は空白が表示されます。

[終了日時]

終了日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。終了していない場合は空白が表示されます。

[開始遅延日時]

開始遅延の検出を開始する日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。開始遅延監視しない場合は,空白が表示されます。

[終了遅延日時]

終了遅延の検出を開始する日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。終了遅延監視しない場合は,空白が表示されます。

[開始遅延]

開始遅延の検出の有無が表示されます。

[終了遅延]

終了遅延の検出の有無が表示されます。

[計画一時変更]

ユニットが計画一時変更されているかどうかが表示されます。計画一時変更されている場合,その内容も表示されます。

[保留]

ユニットの保留状態が表示されます。

保留状態の表示は,保留の設定によって異なります。表示内容と保留の設定を次の表に示します。

表12‒6 詳細情報エリアでの保留状態の表示内容と保留の設定

表示内容

保留の設定

定義に従う(保留する)

[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[する]を選択

定義に従う(保留しない)

[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[しない]を選択

定義に従う(前回異常時だけ保留)

[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[前回異常時だけ保留]を選択

定義に従う(前回異常警告時だけ保留)

[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[前回異常警告時だけ保留]を選択

あり

  • [操作]−[保留属性変更]で[保留属性設定]を選択

  • [実行登録]ダイアログボックスの[保留]で[する]をチェック

なし

[操作]−[保留属性変更]で[保留解除]を選択

[実行ID]

実行IDが「@[mmmm]{A〜Z}nnnn」の形式で表示されます。

補足事項

表示されるユニットをダブルクリックしたときに表示されるサブウィンドウは,表示タブまたは表示情報の種類によって異なります。ダブルクリック時に表示されるサブウィンドウについて次の表に示します。

表12‒7 ダブルクリック時に表示されるサブウィンドウ

表示情報の種類

表示タブ

表示されるサブウィンドウ

定義

[ジョブグループ]

[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックス

[ジョブネット]

[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックス

[カレンダー]

[月間カレンダー編集]ウィンドウ※1

[スケジュール]

[スケジュールの設定]ダイアログボックス

実行登録

なし

リリース

なし

実行世代

[ジョブネットモニタ]ウィンドウ※2

(凡例)

−:表示タブなし

注※1

[年間カレンダー編集]ウィンドウが表示されるようにカスタマイズできます。カスタマイズの方法については,「11.6.2 最初に表示するカレンダーの形式を指定する」を参照してください。

[カレンダー]タブの表示期間と,ダブルクリック時に表示されるウィンドウの表示期間を合わせるために,[年間カレンダー編集]ウィンドウが表示されるようにカスタマイズしておくことを推奨します。

注※2

表示情報が実行世代情報の場合,表示した[ジョブネットモニタ]ウィンドウの監視モードは「固定監視」になります。[環境設定]ダイアログボックスの[ジョブネットモニタ起動時の監視モード]の設定には依存しません。

(2) サマリー監視画面

起動モードが監視モードの場合,JP1/AJS3 - Managerにログインすると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)が表示されます。起動モードが標準モードの場合,機能メニューの[サマリー監視]を選択すると[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)から遷移できます。起動モードが互換モードの場合,[表示]−[サマリー監視]を選択すると遷移できます。

起動モードについては,「4.1 [JP1/AJS3 - View]ウィンドウの起動モード」を参照してください。

[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)は,ジョブネットの進捗度,配下のジョブの状態分布,終了予定時刻など,ジョブネットの進行状況を監視するための画面です。

起動モードが標準モードの場合の[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)を次に示します。

図12‒5 起動モードが標準モードの場合の[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)

[図データ]

起動モードが監視モード,または互換モードの場合の[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)を次に示します。

図12‒6 起動モードが監視モードまたは互換モードの場合の[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)

[図データ]

表示項目について説明します。

(a) 機能メニューエリア

機能メニューが表示されます。起動モードが標準モードの場合だけ表示されます。

[サマリー監視]以外を選択すると,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)に遷移します。

(b) [監視対象日]

監視対象日を選択します。デフォルトは,JP1/AJS3 - Viewを起動したときの日付です。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 6.2.1 [JP1/AJS3 - View]ウィンドウでの監視」を参照してください。

(c) [更新]ボタン

クリックすると,監視対象一覧,およびユニット詳細情報一覧の表示内容が更新されます。

(d) [自動更新一時停止]チェックボックス

チェックすると,サマリー監視画面でのユニット情報の自動更新が一時停止します。[更新間隔の設定]ダイアログボックスで,[自動更新]に[しない]を指定している場合,[自動更新一時停止]は不活性になります。[JP1/AJS3 - View]ウィンドウの更新間隔の設定方法については,「11.4.2 ウィンドウの更新間隔を設定する」を参照してください。

(e) 監視対象一覧

監視対象とするユニットが一覧で表示されます。監視対象として設定できるユニットは,ルートジョブネット,ルートリモートジョブネット,またはプランニンググループです。スケジューラーサービスやジョブグループの階層に関係なく,任意に指定できます。

監視対象ユニットは1ユニットにつき1行で表示されます。監視対象日に複数回実行されるユニットは,複数世代の監視結果が合計されて表示されます。また,監視対象一覧の最下部には,監視対象ユニット全体の合計が表示されます。

ルートジョブネットがサスペンド中の場合は,リストエリアの[#]の左側にサスペンド状態を示すアイコンが表示されます。ジョブネットがサスペンド中でない場合は,何も表示されません。

監視対象一覧に表示されるユニットを,[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながらクリックすると,複数選択できます。ただし,複数選択したままユニットを操作することはできません。

なお次の場合,[#]および[ユニット名]以外の各項目には「−(ハイフン)」が表示されます。

  • 監視対象日に監視対象ユニットのスケジュールがない場合

  • 監視対象ユニットが未登録である場合

  • 監視対象一覧の登録後に,登録ユニットを削除した,またはユニット名を変更した場合

  • 監視対象ユニットのアクセス権限がない場合

  • JP1/AJS3 - Managerとの通信エラーなどによって,監視対象ユニットの世代情報の取得に失敗した場合

[設定]ボタン

[設定]ボタンをクリックすると,[監視対象選択]ダイアログボックスが表示され,監視対象のユニットを追加および削除できます。[監視対象選択]ダイアログボックスの詳細については,「12.3.57 [監視対象選択]ダイアログボックス」を参照してください。

[進捗度]ドロップダウンリスト

進捗の実績に含めるユニットの状態を指定します。この指定が影響するのは[進捗度],[実績/予定]の「実績」,および[残り]です。指定できる項目を次に示します。

  • [正常終了]

    正常終了したユニットを実績として扱います。

  • [正常終了・警告終了]

    正常終了,または警告終了したユニットを実績として扱います。

  • [正常終了・警告終了・異常終了]

    正常終了,警告終了,または異常終了したユニットを実績として扱います。

デフォルトは[正常終了・警告終了]です。

[#]

項番が表示されます。項番は[監視対象選択]ダイアログボックスで設定した順に付けられます。

[ユニット名]

アイコンおよびユニット名が表示されます。

[コメント]

ユニットの詳細定義ダイアログボックスで定義したコメントが表示されます。ジョブネットリリースなどでジョブネットの定義が監視途中で変更された場合は,終了予定日時が最も未来の世代のコメントが表示されます。監視対象日に監視対象となる世代がない場合は,空白が表示されます。

[世代数]

監視対象日に監視対象となる世代の合計が表示されます。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 6.2.1 [JP1/AJS3 - View]ウィンドウでの監視」を参照してください。

[終了予定日時]

対象ユニットの終了予定日時が,「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。

監視対象日に複数の世代が実行される場合は,最も未来の終了予定日時が表示されます。

すべての世代が終了している場合は,最新の終了日時が表示されます。

詳細については,「8.3 進行状況を監視する」を参照してください。

[進捗度]

監視対象日に,対象ユニットがどれくらい終了しているかの進捗度(単位:%)が表示されます。なお,進捗度の計算方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 6.2.1 [JP1/AJS3 - View]ウィンドウでの監視」を参照してください。

[実績/予定]

監視対象日に監視対象となる世代を持つユニットの総数(予定ユニット数)と,そのうち実行終了したユニットの数(実績ユニット数)が,「実績ユニット数 / 予定ユニット数」の形式で表示されます。実績ユニット数は,[進捗度]ドロップダウンリストで選択した項目によって変動します。

なお,次のユニットは「実績」および「予定」にはカウントされません。

  • 起動条件付きジョブネットの監視世代が次の状態にある場合,その配下のユニット

    ・監視中

    ・監視正常終了

    ・監視未起動終了

    ・監視打ち切り終了

    ・監視中断

  • ジョブネットコネクタの接続先ジョブネット,およびその配下のユニット

  • ルートリモートジョブネットおよびネストリモートジョブネットの配下のユニット

[残り]

監視対象日に[進捗度]が100%に到達するためには,あとどれくらいのユニットが終了すればよいかが表示されます。具体的には,[実績/予定]に表示されている,予定ユニット数と実績ユニット数の差が表示されます。

[異常終了]

監視対象日に監視対象となる世代を持つユニットのうち,異常終了したユニットの数が表示されます。

[警告終了]

監視対象日に監視対象となる世代を持つユニットのうち,警告終了したユニットの数が表示されます。

[遅延]

監視対象日に監視対象となる世代を持つユニットのうち,遅延したユニットの数が表示されます。

[保留中]

監視対象日に監視対象となる世代を持つユニットのうち,保留中のユニットの数が表示されます。

[開始待ち]

監視対象日に監視対象となる世代を持つユニットのうち,開始待ちのユニットの数が表示されます。

[実行中]

監視対象日に監視対象となる世代を持つユニットのうち,実行中のユニットの数が表示されます。

[正常終了]

監視対象日に監視対象となる世代を持つユニットのうち,正常終了したユニットの数が表示されます。

補足事項

状態の分類については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 6.2.1 [JP1/AJS3 - View]ウィンドウでの監視」を参照してください。

(f) ユニット詳細情報一覧

監視対象一覧で選択したルートジョブネット,ルートリモートジョブネット,またはプランニンググループ,およびその配下のユニットの詳細情報が表示されます。表示ユニットは1世代につき1行で表示されます。

ユニット詳細情報一覧に表示されるユニットを,[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながらクリックすると,複数選択できます。複数選択したまま操作することもできます。

なお,監視対象一覧で選択したユニットがルートリモートジョブネットの場合,配下のユニットの情報は表示されません。また,監視対象一覧で選択したユニットがプランニンググループの場合,配下のユニットの情報だけが表示されます。

[ユニット名]

アイコンおよびユニット名が表示されます。

[コメント]

ユニットの詳細定義ダイアログボックスで定義したコメントが表示されます。

[状態]

実行状態と状態を示す色が表示されます。状態を示す色をどの色にするかは,[環境設定]ダイアログボックスの[全般]タブで設定します。詳細については,「12.3.42 [環境設定]ダイアログボックス」を参照してください。

[開始日時]

開始日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。開始していないユニットの場合,[デイリースケジュール]ウィンドウと同様に,実行シミュレーションから算出した日時が表示されます。

[終了日時]

終了日時が「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」の形式で表示されます。終了していないユニットの場合,[デイリースケジュール]ウィンドウと同様に,実行シミュレーションから算出した日時が表示されます。

[実行ID]

実行IDが表示されます。擬似予定の場合は空白が表示されます。

補足事項

表示されているユニットをダブルクリックすると,そのユニットの[ジョブネットモニタ]ウィンドウが表示されます。