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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング


2.6.4 イベントジョブのトラブルへの対処

イベントジョブ固有のトラブルの対処方法を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) JP1イベント受信監視時にホスト名を正しく指定しているのに条件が満了しない

JP1イベント中のホスト名には,イベントサーバ名が設定されています。

そのイベントサーバ名がイベントサービスの定義と同じ名称であることを確認してください。JP1イベント中のホスト名は,大文字・小文字が区別されるため注意してください。

(2) イベント受信ジョブ使用時に,予定していないイベントが条件一致となった

「JP1イベント受信監視ジョブ」「ログファイル監視ジョブ」「Windowsイベントログ監視ジョブ」の定義時には,次に示す項目に文字列を指定しています。

JP1イベント受信監視ジョブ

イベント発行元ユーザー名

イベント発行元グループ名

イベント発行元ホスト名

メッセージ

イベント詳細情報

任意の拡張属性

ログファイル監視ジョブ

トラップデータ

ログ情報以外のデータ

Windowsイベントログ監視ジョブ

説明

上記の項目に指定された文字列は,部分一致で条件一致となります。指定した項目が部分一致していないかどうかを確認してください。

完全一致させたい場合は,正規表現で指定してください。例えば,「イベント発行元ホスト名」として「spring」を完全一致で条件一致としたい場合は,Windowsの場合は「^spring$」と指定します。

Windowsの正規表現については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。UNIXの正規表現については,UNIXのドキュメントを参照してください。

(3) イベントジョブを実行すると起動失敗となる

(4) イベントジョブ使用時に警告メッセージが表示される

次の要因が考えられます。