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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


12.1.1 セットアップ時(jajs_setupコマンド)に指定した項目の変更手順

jajs_setupコマンドで指定したODBCファイルデータソース名およびデータベース名の変更手順を次に示します。

  1. jajs_extdbコマンドを実行して,変更するODBCファイルデータソース名またはデータベース名を使用している,エージェント管理およびスケジューラーサービスを確認する。

    次のコマンドを実行します。

    jajs_extdb -v

    出力例を次に示します。

    ホスト                          JP1_DEFAULT
    データベースの種類              SQLSVR
     
    エージェント管理
      状態                          有効
      ODBCファイルデータソース名    ODBCファイルデータソース名
      データベース名                データベース名
     
    スケジューラーサービス          AJSROOT1
      状態                          有効
      ODBCファイルデータソース名    ODBCファイルデータソース名
      データベース名                データベース名
     
    スケジューラーサービス          AJSROOT2
      状態                          有効
      ODBCファイルデータソース名    ODBCファイルデータソース名
      データベース名                データベース名

    出力例のエージェント管理およびスケジューラーサービスに関連する,ODBCファイルデータソース名またはデータベース名が,変更対象かどうかを確認します。

    jajs_extdbコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド jajs_extdb」を参照してください。

  2. JP1/AJS3サービスまたはスケジューラーサービスを停止する。

    変更対象にエージェント管理が含まれる場合は,JP1/AJS3サービスを停止します。含まれない場合は,変更対象のスケジューラーサービスを停止します。

  3. jajs_configコマンドを実行して,手順1で確認した変更対象の環境設定パラメーターを変更する。

    手順1の確認結果に基づき,それぞれ次の環境設定パラメーターを変更してください。

    エージェント管理の情報を変更する場合

    定義キー[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\HOST\AGENTMANAGER]の環境設定パラメーターAJSODBC_DSNAMEおよび環境設定パラメーターAJSODBC_DBNAMEを変更してください。

    環境設定パラメーターの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.13.2(1) AJSODBC_DSNAME」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.13.2(2) AJSODBC_DBNAME」を参照してください。

    スケジューラーサービスの情報を変更する場合

    定義キー[JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名]の環境設定パラメーターAJSODBC_DSNAMEおよび環境設定パラメーターAJSODBC_DBNAMEを変更してください。

    環境設定パラメーターの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.4.2(123) AJSODBC_DSNAME」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.4.2(124) AJSODBC_DBNAME」を参照してください。

  4. jajs_extdbコマンドを実行して,変更後のODBCファイルデータソース名およびデータベース名が正しいかを確認する。

    次のコマンドを実行します。

    jajs_extdb -v

    jajs_extdbコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド jajs_extdb」を参照してください。

  5. 手順2で停止したJP1/AJS3サービスまたはスケジューラーサービスを再起動する。