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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


2.4.1 マネージャーホスト側をコールドスタートする場合

マネージャーホスト側をコールドスタートすると,ジョブネットの登録予定情報,およびジョブネットやジョブの実行情報がすべて初期化されます。システム全体をバックアップする際に,あらかじめ,ajsrgexportコマンドで登録予定情報のバックアップを取得しておきます。リカバリー後にajsrgimportコマンドでバックアップ時の登録予定情報を回復できます。

マネージャーホスト側でコールドスタートする場合は,システム全体のバックアップおよびリカバリーを次の手順で実施します。

〈この項の構成〉

(1) 登録予定情報とシステム全体のバックアップ

  1. ajsrgexportコマンドを実行し,登録予定情報を退避する。

    詳細については,「3.4.4 ajsrgexportコマンドで登録予定情報をエクスポートする手順」の手順2以降を実施してください。

  2. JP1/AJS3サービスを停止する。

  3. システム全体のバックアップを実施する。

  4. JP1/AJS3サービスを起動する。

(2) 登録予定情報とシステム全体のリカバリー

  1. JP1/AJS3サービスを停止する。

  2. システム全体のリストアを実施する。

  3. JP1/AJS3サービスをコールドスタートで起動する。

  4. ajsrgimportコマンドを実行し,登録予定情報を回復する。

    詳細については,「3.4.5 ajsrgimportコマンドで登録予定情報をインポートする手順」の手順3以降を実施してください。