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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


3.4.4 ajsrgexportコマンドで登録予定情報をエクスポートする手順

登録予定情報をエクスポートする手順を次に示します。

  1. ユニット定義情報をバックアップする。

    必要に応じて,ユニット定義情報をバックアップします。

    詳細については,「2.2.3(4) ユニット定義のバックアップ」を参照してください。

  2. ajsrgexportコマンドを実行し,登録予定情報をエクスポートする。

    次の形式でコマンドを実行します。

    ajsrgexport [-F サービス名] [-R] [-e {s|f}] [-o 登録予定情報ファイル名] [-m] ユニット名...

    ajsrgexportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsrgexport」を参照してください。

    注意事項

    エクスポートした登録予定情報ファイルは修正しないでください。修正した場合,正常に動作しないおそれがあります。

  3. 実行予定の計画一時変更を確認する。

    計画実行登録の場合,計画一時変更していても変更分の情報はエクスポートされないため,インポートする情報は計画一時変更前のものとなります。インポート先で計画一時変更した予定で実行したい場合は,インポート後に計画一時変更するための資料を残すように運用してください。

    確定実行登録の場合,計画一時変更していた情報もエクスポートされるため,インポート後も変更された予定で実行登録されます。ただし,変更解除できないため,インポート後に変更した予定を元に戻すための資料を残すように運用してください。

    インポート後に計画一時変更または変更した予定を元に戻すための資料がない場合は,ajsshowコマンドで登録状態を確認し,情報をエクスポートしてください。ajsshowコマンドについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsshow」を参照してください。

    なお,実行予定を計画一時変更していない場合,この操作は不要です。

注意事項

ajsrgexportコマンドは,実行登録されているルートジョブネットの実行予定世代から登録予定情報を取得します。確定実行登録しているルートジョブネットをエクスポートする場合,計画一時変更した情報も取得するため,世代情報が変更されるタイミング(ルートジョブネットの実行登録処理中や,予定情報の作成中・削除中)に実行すると,エラーとなるおそれがあります。

ジョブネットの実行予定世代については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 4.2 ジョブネットの世代管理」を参照してください。