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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


2.3 JP1/AJS3を使用するシステムの設定情報のリカバリー

JP1/AJS3を使用するシステムの設定情報をリカバリーする方法を説明します。

リカバリー方法はJP1/Base,JP1/AJS3 - Manager,JP1/AJS3 - Agent,JP1/AJS3 - View,JP1/AJS3 - Web Consoleに分けて記述します。使用している製品に合わせて,手順を組み合わせてください。

なお,JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agentのバックアップ情報をリカバリーする場合は,必ずJP1/Baseを先にリカバリーしておいてください。JP1/AJS3 - Web Consoleをリカバリーするホストに,JP1/BaseまたはJP1/AJS3 - Managerもリカバリーする場合は,必ずJP1/BaseまたはJP1/AJS3 - Managerを先にリカバリーしておいてください。

また,リカバリー方法は,物理ホスト環境,論理ホスト環境(クラスタシステム用)の両方を記述しています。それぞれの環境をリカバリーしてください。例えば,物理ホスト環境と一つの論理ホスト環境がある場合は,物理ホスト環境のバックアップ情報をリカバリーしたあと,論理ホスト環境のバックアップ情報をリカバリーしてください。

注意事項

設定情報は,JP1/AJS3の停止中に,ここで説明する手順でリカバリーしてください。

リカバリーする際は,必ずOSのAdministrators権限(Windowsの場合)またはスーパーユーザー権限(UNIXの場合)を持つユーザーが実施してください。

なお,「2.2 JP1/AJS3を使用するシステムの設定情報のバックアップ」の手順でバックアップした情報を,別のホストにリカバリーすることもできます。ただし,バックアップした設定情報のホスト名とIPアドレスを,リカバリーするホストに合わせて変更する必要があります。ホスト名を変更する場合は「7.9.1 JP1/AJS3が動作しているホストの名称を変更する」を,IPアドレスを変更する場合は「7.9.2 JP1/AJS3が動作しているホストのIPアドレスを変更する」を参照してください。

〈この節の構成〉