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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


2.3.6 JP1/AJS3 - Viewの設定情報のリカバリー

バックアップしたJP1/AJS3 - Viewの設定情報をリカバリーする場合に,必要な作業を次に示します。

次に,バックアップしたJP1/AJS3 - Viewの設定情報をリカバリーするときに必要な作業について説明します。

〈この項の構成〉

(1) JP1/AJS3 - Viewのインストール

ディスク障害などでJP1/AJS3 - Viewの環境が壊れた場合,まずJP1/AJS3 - Viewをインストールしてください。

(2) 設定情報のリカバリー

バックアップしたファイルおよびフォルダを,新しい環境のリカバリー対象ファイルおよびフォルダの位置にリカバリーしてください。

注意事項

リカバリーする前に,次の条件を満たしていることを確認してください。

  • JP1/AJS3 - Viewがインストール済みであること

  • JP1/AJS3 - Viewが停止していること

リカバリー対象ファイルおよびフォルダを次の表に示します。

表2‒17 JP1/AJS3 - Viewのリカバリー対象ファイルおよびフォルダ

ファイルおよびフォルダ名

内容

  • JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\conf\ajs.conf

  • JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\conf\ajs2.conf※1

  • %ALLUSERSPROFILE%※2\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2V\conf\default.conf※3

  • %ALLUSERSPROFILE%※1\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2V\conf\(osusers)※3,※4

  • %ALLUSERSPROFILE%※2\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2V\conf\ajs2view_common.conf※3,※5

  • %ALLUSERSPROFILE%※2\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2V\conf\JP1ユーザー名※3,※5

  • JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\conf\timezone

  • %ALLUSERSPROFILE%※2\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2V\conf\JP1ユーザー名\ajs2view_command.conf

  • JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\conf\ssl\nosslhost.conf

JP1/AJS3 - View環境設定ファイルおよびフォルダ

  • %ALLUSERSPROFILE%※2\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2V\custom.dir\*.*※6

  • %ALLUSERSPROFILE%※1\HITACHI\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2V\custom.dir\extend※3,※7

JP1/AJS3 - Viewカスタムジョブ登録情報ファイル

  • JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\addin.dir

JP1/AJS3 - Viewアドインプログラム登録情報フォルダ

注※1

OSやマシンスペック,表示する情報量に変更がある場合は,ファイルを上書きコピーしないで,メモリー所要量を見直して設定し直してください。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 11.2.5 メモリー所要量を設定する」を参照してください。

注※2

%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。

注※3

設定内容によってはファイルがない場合があります。

注※4

リモートデスクトップ複数接続機能が有効な場合にリカバリーしてください。リモートデスクトップ複数接続機能については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 11.2.7 複数のリモートデスクトップ接続から同時にJP1/AJS3 - Viewを操作する」を参照してください。

注※5

ユーザー指定オプションファイル(ajs2view_opt.conf),システム共通設定ファイル(ajs2view_common.conf,ajs2coview_common.conf),または壁紙の設定で指定したファイルに変更がある場合は,設定し直してください。

注※6

次のフォルダおよびファイル以外をリカバリーしてください。

<リカバリー対象外>
  • jaフォルダ

  • enフォルダ

  • Cjobregm.exe

  • Cjobregm.exe.1000

  • CJNAME.cjx.model

  • CJX.xsd

  • *.dll

  • *.olb

  • *.tlb

注※7

JP1ユーザーごとに異なるカスタムジョブを使用する機能が有効な場合にリカバリーしてください。JP1ユーザーごとに異なるカスタムジョブを使用する機能については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 11.2.8 JP1ユーザーごとに異なるカスタムジョブを使用する」を参照してください。

(3) カスタムジョブアイコンのリカバリー

バックアップしたアイコン用gifファイルを,新しい環境のリカバリー対象ファイルの位置にリカバリーしてください。

なお,カスタムジョブのアイコンを作成していない場合,この作業は不要です。

注意事項

リカバリーする前に,次の条件を満たしていることを確認してください。

  • JP1/AJS3 - Viewがインストール済みであること

  • JP1/AJS3 - Viewが停止していること

リカバリー対象ファイルを次の表に示します。

表2‒18 JP1/AJS3 - Viewのリカバリー対象ファイル

ファイル名

内容

JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\image\custom\CUSTOM_PC_USER_任意の名称.gif

カスタムPCジョブのアイコン用gifファイル

JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\image\custom\CUSTOM_UX_USER_任意の名称.gif

カスタムUNIXジョブのアイコン用gifファイル

(4) JP1/AJS3 - View用にユーザーが作成したアイコンイメージフォルダのリカバリー

バックアップしたJP1/AJS3 - View用のアイコンイメージフォルダを,新しい環境のリカバリー対象フォルダの位置にリカバリーしてください。

バックアップしたJP1/AJS3 - View用のアイコンイメージフォルダがない場合,この作業は不要です。

注意事項

リカバリーする前に,次の条件を満たしていることを確認してください。

  • JP1/AJS3 - Viewがインストール済みであること

  • JP1/AJS3 - Viewが停止していること

表2‒19 アイコンイメージを作成した場合のリカバリー対象フォルダ

フォルダ名

内容

JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\image\extend\user_任意の名称

ユーザーが作成したアイコンイメージファイルの格納フォルダ