Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


21.8.3 コンテナのホストマシンとコンテナ内で同時にJP1/AJS3を運用する場合の設定

コンテナのホストマシンとコンテナ内で同時にJP1/AJS3を運用する場合は,コンテナのホストマシンで環境設定パラメーターCONTAINER_HOSTを「yes」に設定してください。環境設定パラメーターCONTAINER_HOSTが「no」や未定義のコンテナのホストマシンでJP1/AJS3サービスを起動・停止した場合,コンテナのホストマシンで意図したJP1/AJS3サービスが起動しなかったり,コンテナ内の意図しないJP1/AJS3サービスが停止したりする場合があります。

コンテナのホストマシンで環境設定パラメーターCONTAINER_HOSTを「yes」に設定する手順を次に示します。

  1. コンテナ上で動作する次のサービスを停止する。

    • JP1/AJS3 Check Agentサービス

    • JP1/AJS3 Autonomous Agentサービス

  2. コンテナのホストマシンで次のサービスを停止する。

    • JP1/AJS3 Check Agentサービス

    • JP1/AJS3 Autonomous Agentサービス

  3. コンテナのホストマシンで次のコマンドを実行して,環境設定パラメーターCONTAINER_HOSTを「yes」に変更する。

    jajs_config -k "[JP1_DEFAULT\JP1AJS\HOST]" "CONTAINER_HOST"="yes"

    環境設定パラメーターの定義内容の詳細は「20.3.2(21) CONTAINER_HOST」を参照してください。

  4. コンテナのホストマシン上で運用する物理ホストのJP1/AJS3サービスで,自動起動および自動終了を設定する。

    必要に応じて,自動起動・停止スクリプトに,コンテナのホストマシンとして運用する設定を行います。設定方法については,「15.9.1 JP1/AJS3サービスの自動起動および自動終了の設定」を参照してください。

  5. コンテナのホストマシン上で運用する論理ホストの,JP1/AJS3の起動および終了を制御する設定をする。

    必要に応じて,論理ホスト環境のJP1/AJS3サービスを起動および終了時にJP1/AJS3を制御する設定で,コンテナのホストマシンとして運用する設定をします。設定方法については,「17.2.11 論理ホスト環境のJP1/AJS3の起動および終了を制御する設定」を参照してください。

  6. 手順2で停止したサービスを再起動する。

  7. 手順1で停止したコンテナ上のサービスを再起動する。