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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


17.2.11 論理ホスト環境のJP1/AJS3の起動および終了を制御する設定

論理ホスト環境のJP1/AJS3サービスを起動および終了時にJP1/AJS3を制御する設定方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) キューレスエージェントサービス,キューレスファイル転送サービスの設定

キューレスエージェントサービス,キューレスファイル転送サービスの起動および停止については,「17.2.7 キューレスジョブ実行環境の設定」を参照してください。

(2) JP1/AJS3 Check Managerサービス,JP1/AJS3 Check Agentサービスの設定

JP1/AJS3 Check Managerサービス,JP1/AJS3 Check Agentサービスの起動および停止の設定方法について説明します。

(a) JP1/AJS3 Check Managerサービス,JP1/AJS3 Check Agentサービスの起動を設定する

  1. viなどのエディターで次のファイルを開く。

    /etc/opt/jp1ajs2/jajs_start.cluster
  2. ファイルに記述されている,次の網掛け部分を削除する。

    [図データ]

  3. 論理ホストが動作するマシンをコンテナのホストマシンとして運用し,コンテナのホストマシン上でJP1/AJS3 Check Agentサービスを運用する場合は,ファイルに記述されている,次の網掛け部分を削除する。

    [図データ]

  4. ファイルを閉じる。

(b) JP1/AJS3 Check Managerサービス,JP1/AJS3 Check Agentサービスの停止を設定する

  1. viなどのエディターで次のファイルを開く。

    /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop.cluster
  2. ファイルに記述されている,次の網掛け部分を削除する。

    [図データ]

  3. ファイルを閉じる。

(3) JP1/AJS3 Autonomous Agentサービス,JP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービスの設定

JP1/AJS3 Autonomous Agentサービス,JP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービスの起動および停止の設定方法について説明します。

(a) JP1/AJS3 Autonomous Agentサービス,JP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービスの起動を設定する

  1. viなどのエディターで次のファイルを開く。

    /etc/opt/jp1ajs2/jajs_start.cluster
  2. ファイルに記述されている,次の網掛け部分を削除する。

    [図データ]

  3. 論理ホストが動作するマシンをコンテナのホストマシンとして運用する場合は,ファイルに記述されている,次の網掛け部分を削除する。

    [図データ]

  4. ファイルを閉じる。

(b) JP1/AJS3 Autonomous Agentサービス,JP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービスの停止を設定する

  1. viなどのエディターで次のファイルを開く。

    /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop.cluster
  2. ファイルに記述されている,次の網掛け部分を削除する。

    [図データ]

  3. ファイルを閉じる。

(4) JP1/AJS3の起動時にJP1/AJS3のプロセスの状態を出力する設定

JP1/AJS3の起動時にJP1/AJS3のプロセスの状態を出力する設定方法について説明します。

  1. viなどのエディターで次のファイルを開く。

    /etc/opt/jp1ajs2/jajs_start.cluster
  2. ファイルに記述されている,次の網掛け部分を削除する。

    [図データ]

  3. ファイルを閉じる。

(5) JP1/AJS3が起動および停止するまでの待ち時間を調整する

(a) JP1/AJS3が起動するまでの待ち時間を調整する

jajs_start.clusterコマンドは,JP1/AJS3の起動を確認するまで最大で60秒待ちます。ISAMファイル自動再編成機能の設定をした場合などには,JP1/AJS3が60秒以内に起動しないおそれがあります。この場合は,JP1/AJS3の起動を確認するまでの待ち時間を調整する必要があります。

JP1/AJS3の起動時間が140秒掛かる場合を例として,JP1/AJS3の起動を確認するまでの待ち時間の設定方法について説明します。

  1. viなどのエディターで次のファイルを開く。

    /etc/opt/jp1ajs2/jajs_start.cluster
  2. ファイルに記述されている,次の網掛け部分を変更する。

    [図データ]

  3. ファイルを閉じる。

(b) JP1/AJS3が停止するまでの待ち時間を調整する

jajs_stop.clusterコマンドはJP1/AJS3の停止を確認するまで最大で60秒待ちます。JP1/AJS3が60秒以内に停止しない場合は,JP1/AJS3の停止を確認するまでの待ち時間を調整する必要があります。

JP1/AJS3の停止に140秒掛かる場合を例として,JP1/AJS3の停止を確認するまでの待ち時間の設定方法について説明します。

  1. viなどのエディターで次のファイルを開く。

    /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop.cluster
  2. ファイルに記述されている,次の網掛け部分を変更する。

    [図データ]

  3. ファイルを閉じる。

(6) コンテナのホストマシンとして運用する場合の設定

論理ホストをコンテナのホストマシン上で運用し,コンテナ内でもJP1/AJS3 - Agentを運用する場合の設定方法について説明します。

  1. viなどのエディターで次のファイルを開く。

    /etc/opt/jp1ajs2/jajs_start.cluster
  2. ファイルに記述されている,次の網掛け部分を変更する。

    [図データ]

  3. ファイルを閉じる。