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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


3.2.2 JP1/AJS3 - Agentのセットアップ

この項では,JP1/AJS3 - Agentのセットアップについて説明します。JP1/AJS3 - Agentのセットアップには,Administratorsの実行権限が必要です。

JP1/Baseのセットアップが完了したら,JP1/AJS3 - Agentをセットアップします。

なお,ここでは,JP1/AJS3を動作させるために,基本となるセットアップ方法を説明します。業務に合わせて設定を変更したい場合は,必要に応じて次に示す個所を参照してください。

設定または変更したい内容

参照個所

環境設定パラメーターの設定手順

4.2節

JP1/AJS3への接続を制限する設定手順

21.2.1

ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する

6.2.1

ジョブをロングファイル名で実行するための設定

6.2.15

ユーザープロファイルを必要とするジョブを実行するための設定

6.2.16

イベントジョブのログサイズ設定の変更

6.3.1

ファイル監視ジョブの状態引き継ぎオプションの設定

6.3.3

ラージファイル(2ギガバイト以上のファイル)を監視するための設定

6.3.16

キューレスジョブ環境でユーザープロファイルを必要とするジョブを実行するための設定

6.4.2

JP1/AJS3定義内容の事前チェック機能の設定

6.5.1

ログ情報の採取

7章

クラスタ運用時のセットアップ

8章

〈この項の構成〉

(1) セットアップの手順

JP1/AJS3 - Agentのセットアップの手順を次に示します。

  1. 必要に応じて,JP1/AJS3サービスのアカウントを変更する。

    JP1/AJS3サービスのアカウントの設定内容を変更する必要がなければ,操作は不要です。アカウントの変更が必要な運用形態については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 4.2.3(1) JP1/AJS3が提供するサービスのアカウントの変更について」を参照してください。

  2. 必要に応じて,環境設定パラメーターを変更する。

    すべての環境設定パラメーターをJP1/AJS3が推奨する値で使用する場合は,この操作は不要です。環境設定パラメーターの変更は,jajs_configコマンドまたはJP1/Baseが提供するjbssetcnfコマンドを使用します。

    jajs_configコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_config」を参照してください。jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  3. 必要に応じて,システムおよびユーザー環境をセットアップする。

    システムおよびユーザー環境のセットアップについては,「3.5 システムおよびユーザー環境で必要なセットアップ」を参照してください。

これでセットアップは終了です。