Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)


2.2.3 クラスタシステムでの構成例

クラスタシステムとは,複数のサーバシステムを連携して一つのシステムとして運用するシステムです。同じ環境のサーバを二つ構築し,業務を実行しているサーバ(実行系)で障害が発生した場合に待機していた別のサーバ(待機系)に処理を引き継ぐことで業務を継続できます。

クラスタ運用時のシステム構成例を次の図に示します。

図2‒8 クラスタ運用時のシステム構成例

[図データ]

クラスタ運用時のシステム構成を検討する場合,クラスタシステムで使用する論理ホスト名にはFQDN形式のホスト名を使用できないため注意が必要です。

クラスタシステムで運用する場合のセットアップについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 8. クラスタ運用時のセットアップ」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 17. クラスタ運用時のセットアップ」(UNIXの場合)を参照してください。

また,クラスタシステムでの運用の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 10. クラスタシステムでの運用」を参照してください。