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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)


2.2.4 ディザスター・リカバリー運用での構成例

JP1/AJS3が対応するディザスター・リカバリーでは,通常運用するシステムと同じ環境のシステムを遠隔地の別拠点に用意し,通常運用で更新された共有ディスクの内容を別拠点の共有ディスクにコピーすることで大規模災害などの不測の事態に備えます。共有ディスク間のコピーには,ハードウェアが持つディスクのコピー・ミラーリング機能を使用します。

JP1/AJS3が対応するディザスター・リカバリーでは,通常運用するシステムをメインサイト,遠隔地の別拠点に用意したシステムをリモートサイトと呼びます。

JP1/AJS3が対応するディザスター・リカバリーのシステム構成例を次の図に示します。

図2‒9 JP1/AJS3が対応するディザスター・リカバリーのシステム構成例(クラスタ構成・エージェント共有型)

[図データ]

システム構成の詳細やディザスター・リカバリー運用の方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 11. JP1/AJS3のディザスター・リカバリー」を参照してください。

また,ディザスター・リカバリー運用する場合のセットアップについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 9. ディザスター・リカバリー運用時のセットアップ」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 18. ディザスター・リカバリー運用時のセットアップ」(UNIXの場合)を参照してください。

なお,接続方法によっては,メインサイトとリモートサイトのホスト間でLAN接続が必要になる場合があります。また,使用するハードウェアによっては,メインサイトとリモートサイトの共有ディスク間のコピー・ミラーリング機能を使用するために,ソフトウェアのインストールが必要になる場合があります。詳細については,使用するハードウェアのドキュメントを参照してください。