付録C.1 09-50以降の旧バージョンからの移行
- 〈この項の構成〉
(1) 旧バージョンで開発したプラグインを移行する手順
09-50以降の旧バージョンで開発した入出力プラグインおよび中断再開プラグインは,次の手順で移行するとナビゲーション プラットフォームで使用できるようになります。
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「4.1 ひな形プラグインの作成」を参照して,新しいひな形プラグインを作成します。
新しいひな形プラグインのプラグイン情報プロパティファイルに09-50以降の旧バージョンで指定していた値を反映します。
- 反映する値
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userplugin.idキーの指定値
userplugin.nameキーの指定値
userplugin.server.controller.ioaction.typeキーの指定値
09-50以降の旧バージョンのプラグインのプラグイン情報プロパティファイルの格納場所については,開発時に使用したマニュアルを参照してください。
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09-50以降の旧バージョンのファイルを新しいひな形プラグインのファイルに上書きします。
表C‒1 上書きするファイル一覧(共通) 項番
09-50以降の旧バージョンのファイル
コピー先フォルダ
コピーが必要な場合
1
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK¥plugin¥プラグイン名¥WEB-INF¥lib直下のファイル
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK¥plugin¥プラグイン名¥WEB-INF¥lib
アプリケーションクラスローダにロードするライブラリファイルを追加している場合
2
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥usrlib¥app直下のファイル※1
3
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥usrlib¥sys直下のファイル※2
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥usrlib¥sys
システムクラスローダにロードするライブラリファイルを追加している場合
4
J2EEサーバ用オプション定義ファイル(usrconf.cfg)で,開発者が追加したadd.class.pathキーに指定したパス直下のファイル※2
5
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK
¥base¥dd¥META-INF¥
cosminexus.xml※1
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK¥plugin¥プラグイン名¥dd¥META-INF
リソースアダプタの設定を追加している場合
6
ポータルプロジェクト¥WEB-INF¥web.xml※1
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK¥plugin¥プラグイン名¥WEB-INF
- 注※1
-
旧バージョンではすべてのプラグインで共有されていたファイルですが,ナビゲーション プラットフォームでは共有されなくなります。そのため,すべてのプラグインに個別にファイルを配置する必要があります。
- 注※2
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J2EEサーバ用オプション定義ファイル(usrconf.cfg)にも,クラスパスを設定する必要があります。
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入出力プラグインの場合は,次に示すファイルも新しいひな形プラグインのファイルに上書きします。
表C‒2 上書きするファイル一覧(入出力プラグイン) 項番
09-50以降の旧バージョンのファイル
コピー先フォルダ
注意事項
1
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK¥plugin¥プラグイン名¥images直下のファイル
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK¥plugin¥プラグイン名¥images
旧バージョンのファイル数の方が多い場合も,すべてのファイルをコピーしてください。
2
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK¥plugin¥プラグイン名¥WEB-INF¥conf¥ioaction.xml
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK¥plugin¥プラグイン名¥WEB-INF¥conf
上書きコピーではなく,コピー先フォルダにある同名のファイルを編集して,旧バージョンのファイルの内容を反映してください。
iconURLタグに指定するURLは旧バージョンと異なるため,特に注意が必要です。
- 旧バージョンのiconURLタグの指定値
-
"/プラグイン名/images/ファイル名"
- 新しいiconURLタグの指定値
-
"/ucnpPlugins/プラグイン名/images/ファイル名"
-
09-60から移行する場合
diableButtonTypeタグで指定しているボタン種別でボタンによる遷移と直接遷移による遷移が区別できるようになっています。09-60と同じように動作させたい場合,legacy属性にtrueを指定してください。
3
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK¥plugin¥プラグイン名¥WEB-INF¥src¥Javaパッケージ¥controller¥入出力アクションコントローラ.java
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK¥plugin¥プラグイン名¥WEB-INF¥src¥Javaパッケージ¥controller
内容を維持したまま文字コードをUTF-8に変更し,上書きしてください。
-
中断再開プラグインの場合は,次に示すファイルも新しいひな形プラグインのファイルに上書きします。
表C‒3 上書きするファイル一覧(中断再開プラグイン) 項番
09-50以降の旧バージョンのファイル
コピー先フォルダ
注意事項
1
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK¥plugin¥プラグイン名¥WEB-INF\src\Javaパッケージ\controller\入出力アクションコントローラ.java
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥pluginSDK¥plugin¥プラグイン名¥WEB-INF\src\Javaパッケージ\controller
内容を維持したまま文字コードをUTF-8に変更し,上書きしてください。
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リソースアダプタを利用するプラグインの場合は,「4.4 データベースとの接続処理の追加」を参照してリソースアダプタの設定を追加します。
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新規にプラグインを作成する場合と同様に,ビルド,デプロイ,およびデバッグを実施します。
(2) 旧バージョンで開発したメニュー領域の移行について
旧バージョンでは,HTMLまたはJSPファイルを使用してメニュー領域をカスタマイズできましたが,ナビゲーション プラットフォームではメニュー領域のカスタマイズはできません。
(3) 旧バージョンで開発したカスタム画面(新規画面)の移行について
旧バージョンでは,カスタム画面(新規画面)はプラグインとは別に開発していましたが,ナビゲーション プラットフォームではカスタム画面(新規画面)もプラグインとして開発し直す必要があります。
また,旧バージョンでは検索機能を利用するためにはカスタム画面が必要でしたが,ナビゲーション プラットフォームではデフォルトの機能として提供されているので,開発は不要です。
カスタム画面用プラグインの開発方法については,「4. プラグインの開発」を参照してください。
(4) 旧バージョンでのJ2EEサーバの設定について
旧バージョンの開発環境でJ2EEサーバの設定を変更していた場合,「4.13.1 プラグイン開発時に変更できるJ2EEサーバの設定項目」に記載されている項目以外はデフォルト値に戻してください。