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JP1 Version 12 JP1/Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 開発ガイド


1.2 プラグイン開発の流れ

プラグイン開発の概要と流れを次の図に示します。

図1‒2 プラグイン開発の概要

[図データ]

図中の番号は,次に示す番号と対応しています。

  1. 開発者は,開発環境でプラグインを開発します。

    プラグインの開発には,ナビゲーション プラットフォームが提供しているEclipseを使用します。

    Eclipseを使用する場合は,事前にセットアップが必要です。

  2. 開発したプラグインを編集環境と実行環境に送付します。

    送付したプラグインは,システム管理者によって編集環境と実行環境に適用されます。

  3. プラグイン適用後,コンテンツ管理者,コンテンツ作成者(JP1/Baseによるユーザ認証を使用する場合),またはコンテンツ編集者は,編集環境で業務コンテンツを作成します。

  4. 入出力プラグインの場合は,業務コンテンツを作成するときに,プラグインパーツとガイドパーツの間にマッピング線を引いて,業務コンテンツにプラグインを関連づけます。

    中断再開プラグインまたはカスタム画面プラグインの場合は,関連づけは不要です。

メモ

編集環境を使用しないシステム構成の場合は,3.と4.の作業も開発者が開発環境で実施することがあります。システム構成については,マニュアル「ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで」を参照してください。業務コンテンツを作成する方法については,マニュアル「ナビゲーション プラットフォーム コンテンツ作成ガイド」を参照してください。

次に,プラグイン開発の作業の内容と参照先を説明します。

開発を始める前に

ここで説明する作業を始める前に,開発環境を構築しておく必要があります。また,ここで説明する作業は,すべてWindowsの管理者権限を持つユーザで実行してください。

開発が完了したら

プラグインの開発が完了したら,J2EEアプリケーション(プラグイン名.ear)を編集環境と実行環境に送付します。入出力プラグインを開発した場合は,プラグインを関連づけた業務コンテンツもエクスポートして,編集環境と実行環境にインポートしてください。

各手順の詳細は,マニュアル「ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで」を参照してください。

表1‒1 プラグイン開発の作業内容

順序

作業

入出力プラグイン

中断再開プラグイン

カスタム画面プラグイン

参照先

1

開発環境を準備する(Eclipseのセットアップ,ライブラリ追加など)

3章

2

ひな形プラグインを作成する

4.1

3

ひな形プラグインのプロジェクトをEclipseにインポートする

4.2

4

Eclipseを使用して,ひな形プラグインをカスタマイズ(編集)する

4.3.14.4

5

プラグインに必要な処理を追加,実装する

4.44.5

6

Antを使用して,カスタマイズしたひな形プラグインのプロジェクトをビルドする

4.6

7

Antを使用して,プラグインのJ2EEアプリケーション(プラグイン名.ear)をデプロイする

4.7

8

ガイド領域にプラグインパーツを配置し,ガイドパーツとの間にマッピング線を引くことで,業務コンテンツにプラグインを関連づける

×

×

4.8

9

ユーザプロパティファイルの見直し

4.9

10

Eclipseのデバッガ機能を使用して,プラグインをデバッグします。

4.10

(凡例)

○:作業が必要

×:作業は不要

△:必要に応じて実施する

J2EEサーバの設定項目は,必要に応じて一部変更できます。詳細は,「4.13 J2EEサーバの設定項目の変更」を参照してください。