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JP1 Version 12 JP1/Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで


8.5.3 ユーザプロパティファイルのプロパティ詳細

ユーザプロパティファイルの各プロパティについて説明します。

プロパティの値を変更する場合は,ユーザプロパティファイルのコメントアウトを外し,任意の値を指定してください。ここで説明しているデフォルト値は,セットアップ後にシステムで自動的に指定される値です。ファイル記載値は,ユーザプロパティファイルにコメントアウトで記載されている値で,デフォルト値とファイル記載値が異なる場合に記載しています。

〈この項の構成〉

(1) システム管理者のID(ucnp.base.server.system.admin.userids)

ナビゲーション プラットフォームのシステム管理者を指定します。ナビゲーション プラットフォームにログインできるユーザIDを指定してください。指定は省略できません。

システム管理者を複数指定する場合は,ユーザIDをコンマ(,)で区切ったCSV形式で指定します。ユーザIDは20個まで指定できます。指定する際は,ユーザIDの前後に余分な空白を入力しないでください。

指定できる値:
  • ダブルクォーテーション(")を除く半角英数字の文字列

  • 1つのユーザIDにつき31文字以内の半角英数字の文字列

なお,空文字列は指定できません。

デフォルト値:user1

補足事項
  • セットアップ時にucnp.setup.server.system.admin.useridsプロパティに指定した値が,このプロパティに自動的に設定されます。

  • このプロパティはucnp.setup.server.ldap.directory.kindプロパティに「JP1Auth」以外を指定した場合だけ有効となります。

(2) システム全体のJP1資源グループ名(ucnp.base.server.jp1auth.system.resource.group)

ナビゲーション プラットフォームのシステム全体のJP1資源グループの名称を指定します。

このプロパティはucnp.setup.server.ldap.directory.kindプロパティに「JP1Auth」を指定したときだけ有効です。

編集環境と実行環境を分離したシステムで,両方の環境が同じ認証サーバを利用する場合などに,この設定値をユニークにしておくと,実行環境のすべての業務コンテンツにだけアクセスできるユーザを設定できます。

JP1資源グループの詳細は,「4.3.1 ナビゲーション プラットフォームで使用できるJP1資源グループ」を参照してください。

指定できる値:
  • 半角英数字と_(半角アンダースコア)で構成されている64文字以内の文字列

デフォルト値:HNP

(3) JP1/Baseの論理ホスト名(ucnp.base.server.jp1auth.virtual.hostname)

JP1/Baseの論理ホスト名を指定するためのプロパティです。

このプロパティはucnp.setup.server.ldap.directory.kindプロパティに「JP1Auth」を指定したときだけ有効です。

セットアップ時に,ucnp.setup.server.jp1auth.virtual.hostnameプロパティを指定した場合,セットアップ完了時にucnp.setup.server.jp1auth.virtual.hostnameプロパティで指定した値がこのプロパティの値として指定されます。セットアップ完了後にJP1/Baseの論理ホスト名を変更したい場合は,このプロパティの値を設定してください。

ucnp.setup.server.ldap.directory.kindプロパティの詳細は,「8.3.3(1) ユーザ認証の種別(ucnp.setup.server.ldap.directory.kind)」を参照してください。

デフォルト値:JP1_DEFAULT

(4) 標準アクセス権限の名称について,Hitachi Navigation Platform 10-00以前との互換性設定(ucnp.base.server.acl.defaultacl.name.japaneseonly)

標準アクセス権限の名称について,Hitachi Navigation Platform 10-00以前との互換性を確保するためのプロパティです。このプロパティはバージョンアップ時に使用します。

指定できる値:
  • true:標準アクセス権限の英語名が,標準アクセス権限以外のアクセス権限の名称で使用できる。

  • false:標準アクセス権限の英語名は,標準アクセス権限以外のアクセス権限の名称で使用できない。

デフォルト値:false

(5) トレースファイルのファイルサイズの上限値(ucnp.base.server.trace.size)

トレースファイルのファイルサイズの上限値を設定します。

トレースファイルについては,「10. トラブルシューティング」を参照してください。

指定できる値:4〜2097151の整数値(単位:KB)

デフォルト値:51200

(6) トレースファイルの最大面数(ucnp.base.server.trace.backup.number)

トレースファイルの最大面数を設定します。

トレースファイルについては,「10. トラブルシューティング」を参照してください。

指定できる値:1〜16の整数値

デフォルト値:16

(7) リクエスト発信間隔(ucnp.base.server.keepsession.interval)

セッションを維持するために,リクエストを定期的に発信するリクエスト発信の間隔を指定します。

0を指定すると,セッション維持のためのリクエストは発信されません。

指定できる値:0または60〜3600(単位:秒)

デフォルト値:240(単位:秒)

補足事項

セッションを維持するためのリクエスト送信は,ナビゲーション プラットフォームの画面でだけ有効です。ユーザが開発したカスタム画面では,使用できません。

(8) Webブラウザのウィンドウサイズ変更時,およびメニュー領域の折りたたみ時に幅を変更する領域(ucnp.base.client.frame.resize.target)

Webブラウザのウィンドウサイズ変更時,およびメニュー領域の折りたたみ時に幅を変更する領域を指定します。

指定できる値:
  • flow:業務フロー領域の幅を変更する

  • guide:ガイド領域の幅を変更する

デフォルト値:flow

補足事項

ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」が指定されている場合,このプロパティの指定内容は業務編集画面に対してだけ有効です。この場合にプロパティに「flow」を指定しても,業務実行画面には業務フロー領域が表示されないため,ウィンドウサイズ変更時にはガイド領域の幅が変更されます。

(9) メニュー領域の幅(ucnp.base.client.menu.frame.width)

折りたたんでいない状態のメニュー領域の幅の初期値をピクセル単位で指定します。

なお,このプロパティに大きな値を指定すると,業務フロー領域またはガイド領域の幅の初期値が0(ピクセル)となり,画面を起動したときに内容が表示されないことがあるので注意してください。

指定できる値:190〜600(単位:ピクセル)

デフォルト値:250(単位:ピクセル)

補足事項

ucnp.base.client.menu.frame.visibleプロパティに「false」が指定されている場合,このプロパティの指定内容は業務編集画面に対してだけ有効です。

(10) 業務フロー領域の幅(ucnp.base.client.flow.frame.width)

業務フロー領域の幅の初期値をピクセル単位で指定します。

このプロパティは,ucnp.base.client.frame.resize.targetプロパティに「guide」を指定した場合だけ有効になります。ucnp.base.client.frame.resize.targetプロパティに「flow」を指定した場合,このプロパティで指定された値は無視されます。その場合,業務フロー領域の幅の初期値は次の値から自動計算されます。

なお,このプロパティに大きな値を指定すると,ガイド領域の幅の初期値が0(ピクセル)となり,画面を起動したときに内容が表示されないことがあるので注意してください。

指定できる値:100〜4000(単位:ピクセル)

デフォルト値:450(単位:ピクセル)

補足事項

ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」が指定されている場合,このプロパティの指定内容は業務編集画面に対してだけ有効です。

(11) ガイド領域の幅(ucnp.base.client.guide.frame.width)

ガイド領域の幅の初期値をピクセル単位で指定します。

このプロパティは,ucnp.base.client.frame.resize.targetプロパティに「flow」を指定した場合だけ有効になります。ucnp.base.client.frame.resize.targetプロパティに「guide」を指定した場合,このプロパティで指定された値は無視されます。その場合,ガイド領域の幅の初期値は次の値から自動計算されます。

なお,このプロパティに大きな値を指定すると,業務フロー領域の幅の初期値が0(ピクセル)となり,画面を起動したときに内容が表示されないことがあるので注意してください。

指定できる値:100〜4000(単位:ピクセル)

デフォルト値:540(単位:ピクセル)

補足事項

ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」が指定されている場合,このプロパティの指定内容は業務編集画面に対してだけ有効です。

(12) 業務フロー領域とガイド領域の幅の最大値(ucnp.base.client.editingarea.width)

業務フロー領域とガイド領域の幅の最大値をピクセル単位で指定します。横に大きい業務コンテンツを作成する場合に,このプロパティの値を変更してください。

このプロパティで指定した値は業務フロー領域とガイド領域の両方に適用されます。各領域に対して,異なる値を設定することはできません。

指定できる値:1500〜10000(単位:ピクセル)

デフォルト値:1500(単位:ピクセル)

補足事項
  • 業務実行画面の業務フロー領域とガイド領域の幅は,このプロパティの値とパーツの配置によって変わります。

  • このプロパティの値を小さくする場合は,変更後もすべてのパーツが業務フロー/ガイド領域内に収まることを確認してください。値の変更によって,既存のパーツが業務フロー/ガイド領域の外に配置された状態となった場合,そのパーツは画面に表示されないため,編集できなくなります。

(13) 業務フロー領域とガイド領域の高さの最大値(ucnp.base.client.editingarea.height)

業務フロー領域とガイド領域の高さの最大値をピクセル単位で指定します。縦に大きい業務コンテンツを作成する場合に,このプロパティの値を変更してください。

このプロパティで指定した値は業務フロー領域とガイド領域の両方に適用されます。各領域に対して,異なる値を設定することはできません。

指定できる値:1000〜10000(単位:ピクセル)

デフォルト値:1500(単位:ピクセル)

補足事項
  • 業務実行画面の業務フロー領域とガイド領域の高さは,このプロパティの値とパーツの配置によって変わります。

  • このプロパティの値を小さくする場合は,変更後もすべてのパーツが業務フロー/ガイド領域内に収まることを確認してください。値の変更によって,既存のパーツが業務フロー/ガイド領域の外に配置された状態となった場合,そのパーツは画面に表示されないため,編集できなくなります。

(14) ヘッダ領域の[ログアウト]ボタンの表示有無(ucnp.base.server.logoutbutton.display)

ヘッダ領域の[ログアウト]ボタンの表示有無を設定します。[ログアウト]ボタンを持つPortal Frameworkテンプレートを組み込む場合に,[ログアウト]ボタンを非表示にすることで,[ログアウト]ボタンが二つ表示されることを防げます。

指定できる値:
  • true:[ログアウト]ボタンを表示する

  • false:[ログアウト]ボタンを表示しない

デフォルト値:true

補足事項
  • 業務実行画面にメニュー領域が表示されていない状態で[ログアウト]ボタンを使用すると,再度ログインしたときに利用者が業務コンテンツを選択できません。そのため,ucnp.base.client.menu.frame.visibleプロパティに「false」を指定した場合,このプロパティにも「false」を指定することを推奨します。

  • ナビゲーション プラットフォームにアクセスするときのURLにucnpCloseBtnパラメタが指定された場合は,ucnpCloseBtnパラメタの指定値が優先されます。ucnpCloseBtnパラメタを含むURLについては,「2.1.4 基本URLに指定できるパラメタ」を参照してください。

  • ucnp.base.client.confirm.page.unload.enableプロパティに「true」が指定されている場合に,このプロパティを変更するときには,ユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)のKDCZ00146-Wの内容についても見直してください。詳細については,「8.6 ユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)の設定」を参照してください。

(15) ヘッダ領域の[閉じる]ボタンの表示有無(ucnp.base.server.close.button.setting)

ヘッダ領域に[ログアウト]ボタンを表示しない設定の場合に,[閉じる]ボタンの表示有無を設定します。

指定できる値:
  • none:[閉じる]ボタンを表示しない

  • close_only:[閉じる]ボタンを表示する

    クリックすると,ログアウトしないで(セッションを無効にしないで)Webブラウザを閉じます。

  • logout_close:[閉じる]ボタン

    クリックすると,ログアウトして(セッションを無効にして)Webブラウザを閉じます。

デフォルト値:none

補足事項
  • このプロパティはucnp.base.server.logoutbutton.displayプロパティに「false」を指定した場合だけ有効となります。

  • ナビゲーション プラットフォームにアクセスするときのURLにucnpCloseBtnパラメタが指定された場合は,ucnpCloseBtnパラメタの指定値が優先されます。ucnpCloseBtnパラメタを含むURLについては,「2.1.4 基本URLに指定できるパラメタ」を参照してください。

  • ucnp.base.client.confirm.page.unload.enableプロパティに「true」が指定されている場合に,このプロパティを変更するときには,ユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)のKDCZ00146-Wの内容についても見直してください。詳細については,「8.6 ユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)の設定」を参照してください。

(16) 印刷機能の使用有無(ucnp.base.server.print.link.display)

業務実行画面のヘッダ領域の[印刷]メニュー,および業務編集画面のツールバーの[印刷]ボタンの表示有無を設定します。

指定できる値:
  • none:[印刷]ボタン,および[印刷]メニューを表示しない

  • all:業務編集画面で[印刷]ボタン,および業務実行画面で[印刷]メニューを表示する

  • editor:業務編集画面だけ[印刷]ボタンを表示する

  • viewer:業務実行画面だけ[印刷]メニューを表示する

デフォルト値:all

注意事項

iPad向けの業務コンテンツを公開する実行環境では,このプロパティは使用できません。必ず「none」を指定してください。

(17) ヘッダ領域のロゴ画像のパス(ucnp.base.server.custom.head.logo)

ヘッダ領域のロゴ画像を変更する場合,画像のパスを指定します。Webブラウザに表示できる形式のファイルで,高さ30×幅290ピクセルの画像を指定してください。このプロパティを指定しない場合,ヘッダ領域のロゴ画像にはシステム標準の画像が表示されます。

システム標準のロゴ画像は次のとおりです。

図8‒1 ヘッダ領域のロゴ画像

[図データ]

図8‒2 ヘッダ領域のロゴ画像配置個所の詳細

[図データ]

青枠線内に画像が配置されます。

指定できるパスの形式

指定できるパスの形式を次に示します。使用するファイルの格納先が,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。

ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したファイルを指定する場合

Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ(「ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\PP\uCPSB\httpsd\htdocs」)からの相対パスを指定します。

デフォルトのWebサーバのコンテンツ格納ディレクトリ下にimagesフォルダを作成し,imagesフォルダに格納したucnp.gifを指定する場合の例を次に示します。

/images/ucnp.gif

ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバに格納したファイルを指定する場合

プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス」の形式で指定します。

 プロトコル:httpまたはhttps

 ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス

 ポート番号:Webサーバのポート番号

 ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス

プロトコルがhttp,ホスト名がhost1,ポート番号が55555のWebサーバのimagesフォルダにある,image1.gifというファイルを指定する場合のパスを次に示します。

http://host1:55555/images/image1.gif

デフォルト値:なし

ファイル記載値:/custom/images/head_logo.gif

補足事項
  • ホスト名以外に「/ucnp」を含むパスは設定できません。設定した場合の動作は保証されません。

  • URIで使用できない文字をプロパティの値に使用する場合は,必要に応じてURLエンコードした値を設定してください。

(18) ログイン画面のメイン画像のパス(ucnp.base.server.custom.login.main)

ログイン画面のメイン画像を変更する場合,画像のパスを指定します。Webブラウザで表示できる形式のファイルで,高さ145×幅570ピクセルの画像を指定してください。このプロパティを指定しない場合,ログイン画面のメイン画像にはシステム標準の画像が表示されます。

システム標準のメイン画像は次のとおりです。

図8‒3 ログイン画面のメイン画像

[図データ]

指定できるパスの形式

指定できるパスの形式を次に示します。使用するファイルの格納先が,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。

ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したファイルを指定する場合

Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ(「ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\PP\uCPSB\httpsd\htdocs」)からの相対パスを指定します。

デフォルトのWebサーバのコンテンツ格納ディレクトリ下にimagesフォルダを作成し,imagesフォルダに格納したucnp.pngを指定する場合の例を次に示します。

/images/ucnp.png

ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバに格納したファイルを指定する場合

プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス」の形式で指定します。

 プロトコル:httpまたはhttps

 ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス

 ポート番号:Webサーバのポート番号

 ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス

プロトコルがhttp,ホスト名がhost1,ポート番号が55555のWebサーバのimagesフォルダにある,image1.pngというファイルを指定する場合のパスを次に示します。

http://host1:55555/images/image1.png

指定例

画像ファイルを「Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ\custom\images\login.png」に配置した場合,このプロパティには次のどれかを指定します。

  • http://ホスト名:ポート番号/custom/images/login.png

  • https://ホスト名:ポート番号/custom/images/login.png

  • /custom/images/login.png

デフォルト値:/ucnpBase/images/login.jpg

補足事項
  • ホスト名以外に「/ucnp」を含むパスは設定できません。設定した場合の動作は保証されません。

  • URIで使用できない文字をプロパティの値に使用する場合は,必要に応じてURLエンコードした値を設定してください。

(19) ログイン画面の背景画像のパス(ucnp.base.server.custom.login.background)

ログイン画面の背景画像を変更する場合,画像のパスを指定します。このプロパティを指定しない場合,ログイン画面の背景画像にはシステム標準の画像が表示されます。

システム標準の背景画像は次のとおりです。

図8‒4 ログイン画面の背景画像

[図データ]

指定できるパスの形式

指定できるパスの形式を次に示します。使用するファイルの格納先が,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。

ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したファイルを指定する場合

Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ(「ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\PP\uCPSB\httpsd\htdocs」)からの相対パスを指定します。

デフォルトのWebサーバのコンテンツ格納ディレクトリ下にimagesフォルダを作成し,imagesフォルダに格納したucnp.gifを指定する場合の例を次に示します。

/images/ucnp.gif

ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバに格納したファイルを指定する場合

プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス」の形式で指定します。

 プロトコル:httpまたはhttps

 ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス

 ポート番号:Webサーバのポート番号

 ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス

プロトコルがhttp,ホスト名がhost1,ポート番号が55555のWebサーバのimagesフォルダにある,image1.gifというファイルを指定する場合のパスを次に示します。

http://host1:55555/images/image1.gif

デフォルト値:なし

ファイル記載値:/custom/images/background.gif

補足事項
  • ホスト名以外に「/ucnp」を含むパスは設定できません。設定した場合の動作は保証されません。

  • URIで使用できない文字をプロパティの値に使用する場合は,必要に応じてURLエンコードした値を設定してください。

(20) ログイン画面に表示する文字列(ucnp.base.server.custom.login.string)

ログイン画面のログイン画像の下に表示される文字を変更する場合,文字列を指定します。50文字以内の文字列を指定することを推奨します。50文字より多い文字列を指定した場合,レイアウトが崩れることがあります。

図8‒5 ログイン画面のログイン画像の下に表示される文字

[図データ]

デフォルト値:Navigation Platform

補足事項
  • 入力した値はチェックされません。

  • このプロパティに空文字を指定した場合,ログイン画面に文字列は表示されません。

  • このプロパティを省略した場合,デフォルト値で動作します。

(21) Webブラウザのタブ名の文字列(ucnp.base.server.custom.browser.title)

Webブラウザのタブ名に表示される文字列を指定します。文字列は引用符(")で囲む必要はありません。このプロパティの値が空文字の場合,Webブラウザのタブ名にはURLが表示されます。

デフォルトのタブ名の文字列は次のとおりです。

図8‒6 Webブラウザのタブ名の文字列

[図データ]

デフォルト値:Navigation Platform

(22) HTMLマニュアルのパス(ucnp.base.server.custom.help)

画面にHTMLマニュアルを登録したい場合,表示するHTMLマニュアルのパスを指定します。パスを指定すると画面に[ヘルプ]メニューが表示され,そのメニューをクリックすると別ウィンドウでHTMLマニュアルが参照できるようになります。

HTMLマニュアルの登録画面は次のとおりです。

図8‒7 ヘッダ領域へのHTMLマニュアルの登録

[図データ]

指定できるパスの形式

HTMLマニュアルの格納先が,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。

ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したHTMLマニュアルを指定する場合

Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ(デフォルトは「ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\PP\uCPSB\httpsd\htdocs」)からの相対パスを指定します。

デフォルトのWebサーバのコンテンツ格納ディレクトリ下にhelpフォルダを作成し,helpフォルダに格納したindex.htmlというファイルを指定する場合の例を次に示します。

/help/index.html

ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバに格納したHTMLマニュアルを指定する場合

プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス」の形式で指定します。

 プロトコル:httpまたはhttps

 ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス

 ポート番号:Webサーバのポート番号

 ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス

プロトコルがhttp,ホスト名がhost1,ポート番号が55555のWebサーバのhelpフォルダにある,index.htmlというファイルを指定する場合のパスを次に示します。

http://host1:55555/help/index.html

デフォルト値:なし

ファイル記載値:http://localhost/custom/help/index.html

補足事項
  • ホスト名以外に「/ucnp」を含むパスは設定できません。設定した場合の動作は保証されません。

  • URIで使用できない文字をプロパティの値に使用する場合は,必要に応じてURLエンコードした値を設定してください。

(23) リンク1〜9メニューに表示するリンクのパス(ucnp.base.server.custom.link.[N][N]は1〜9の半角数字

業務実行画面のヘッダ領域のリンク1〜9メニューに表示するリンクのパスを記載します。パスを設定すると,リンク1〜9メニューに設定したURLリンクが表示され,そのリンクをクリックすると,別ウィンドウで指定したURLの内容が参照できます。URLは最大9個まで設定できます。また,リンクの表示文字列は,ユーザラベルプロパティファイルの設定で変更できます。変更方法については,「8.7 ユーザラベルプロパティファイル(ucnp_label_user.properties)の設定」を参照してください。

リンク1〜9メニューは次の個所に表示されます。

図8‒8 ヘッダ領域のリンク1〜9メニュー

[図データ]

指定できるパスの形式

参照するURLが,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。

ナビゲーション プラットフォームのWebサーバの場合

Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ(デフォルトは「ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\PP\uCPSB\httpsd\htdocs」)からの相対パスを指定します。

デフォルトのWebサーバのコンテンツ格納ディレクトリ下にcustomフォルダを作成し,customフォルダに格納したindex.htmlというファイルを指定する場合の例を次に示します。

/ custom /index.html

ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバの場合

プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス」の形式で指定します。

 プロトコル:httpまたはhttps

 ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス

 ポート番号:Webサーバのポート番号

 ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス

プロトコルがhttp,ホスト名がhost1,ポート番号が55555のWebサーバのcustomフォルダにある,index.htmlというファイルを指定する場合のパスを次に示します。

http://host1:55555/ custom /index.html

デフォルト値:なし

ファイル記載値:http://localhost/custom/link/index.html

補足事項
  • ホスト名以外に「/ucnp」を含むパスは設定できません。設定した場合の動作は保証されません。

  • URIで使用できない文字をプロパティの値に使用する場合は,必要に応じてURLエンコードした値を設定してください。

(24) 検索機能の使用有無(ucnp.base.server.search.enable)

業務実行画面のメニュー領域に[検索]タブを表示するかどうかを指定します。

指定できる値:
  • true:検索機能を使用する

  • false:検索機能を使用しない

デフォルト値:false

補足事項
  • 「true」を指定すると,サービスプロパティファイル(ucnp_service.ini)の設定に従い,検索用データが定期的に自動更新されるようになります。ただし,デフォルトのサービスプロパティファイルの設定では検索用データの更新間隔は0(自動更新しない)になっているため,運用に合わせてNPUPDIVALプロパティの設定値を見直してください。

  • 「true」を指定した場合,検索結果を見やすくするためにメニュー領域の幅を広げることを推奨します。ucnp.base.client.menu.frame.widthプロパティでメニュー領域の幅を変更してください。

  • 「true」を指定した場合,検索用データベースを定期的に再編成する必要があります。詳細は,「9.20 npupdatesearchdataコマンド(検索用データの更新)」のオプションにあるポイントの説明を参照してください。

(25) 複数ヒットした検索ワードの表示個数の最大値(ucnp.base.server.search.word.nearstr.num)

同一の業務コンテンツ内で複数の個所がヒットした場合,検索ワード前後の文字列を何個まで表示するかを指定します。

指定できる値:1〜10の整数値

デフォルト値:3

注意事項

検索結果に表示される内容は,次に示す項目に依存して多くなります。

  • 検索内容にヒットした業務コンテンツの数

  • 検索ワードでヒットした前後の文字列の表示個数

  • 検索ワードでヒットした前後の文字列の長さ

このため,このプロパティ値をデフォルト値より大きくすると,Webブラウザの動作が遅くなる場合があります。

(26) ヒットした検索ワードの前後文字列の表示文字数(ucnp.base.server.search.word.nearstr.length)

業務コンテンツ内でヒットした検索ワードの前後の表示文字数を指定します。

例えば,20を指定した場合は検索ワードの前20文字,後ろ20文字が表示されます。

指定できる値:10〜50の整数値

デフォルト値:20

注意事項

検索結果に表示される内容は,次に示す項目に依存して多くなります。

  • 検索ワードにヒットした業務コンテンツの数

  • 検索ワードでヒットした前後の文字列の表示回数

  • 検索ワードでヒットした前後の表示文字数

このため,このプロパティ値をデフォルト値より大きくすると,Webブラウザの動作が遅くなる場合があります。

(27) 検索ヒット件数の最大値(ucnp.base.server.search.abort.count)

検索ヒット件数の最大値を指定します。検索でヒットした業務コンテンツの件数が,このプロパティで指定した値を超えると検索を終了します。

「0」を指定した場合,途中で検索は終了しません。

指定できる値:0〜2147483647の整数値

デフォルト値:10

注意事項

検索結果に表示される内容は,次に示す項目に依存して多くなります。

  • 検索ワードにヒットした業務コンテンツの数

  • 検索ワードでヒットした前後の文字列の表示回数

  • 検索ワードでヒットした前後の文字列の長さ

このプロパティの値を大きくすると検索が遅くなる場合があります。そのため,デフォルト値の「10」で運用することを推奨します。

(28) 画面などに表示する日時項目のタイムゾーン(ucnp.base.client.timezone)

画面やファイルに出力する日時項目のタイムゾーンを指定します。タイムゾーンはGMTとの差分時間で指定します。このプロパティを省略した場合,サーバマシンのタイムゾーンが設定されます。

指定できる値:「GMT+HH:MM」または「GMT-HH:MM」

HH:1日での時 (00 〜 23)

MM:分 (00 〜 59)

指定例

GMT+09:00

デフォルト値:なし

(29) ヘッダ領域のタイムゾーン表示有無(ucnp.base.client.timezone.display)

ヘッダ領域のタイムゾーンの表示条件を設定します。表示するタイムゾーンは,ucnp.base.client.timezoneプロパティで指定した値です。システムが複数のタイムゾーンにわたる場合は,有効になっているタイムゾーンを画面に表示することで,サーバマシンの正確な日時を知ることができます。

指定できる値:
  • none:タイムゾーンを表示しません。

  • all:業務実行画面と業務編集画面の両方で表示します。

  • editor:業務編集画面だけ表示します。

デフォルト値:none

(30) 画面などに表示する日時項目の日付フォーマット(ucnp.base.client.dateformat)

画面やファイルに出力する日時項目の日付フォーマットを指定します。このプロパティを変更すると,[版の詳細]画面の公開日時など,時刻を含む項目の日付フォーマットが変更されます。

指定できる値:
  • 年の指定:yyyy

  • 月の指定:MM

  • 日の指定:dd

年月日の順番は自由に変更できます。また,区切り文字として,半角記号1文字を指定できます。

指定例
02-07-2012と表示したい場合(日付が2012/02/07の場合)

MM-dd-yyyy

デフォルト値:yyyy/MM/dd

注意事項
  • 区切り文字に「'」を使用する場合,「’’」を指定してください。

  • 区切り文字に「\」を使用する場合,「\\」を指定してください。

  • 半角記号以外の文字を指定した場合は,画面のレイアウトが崩れるおそれがあります。

(31) 画面などに表示する日時項目の時刻フォーマット(ミリ秒なし)(ucnp.base.client.timeformat.hms)

画面やファイルに出力する日時項目の時刻フォーマット(ミリ秒なし)を指定します。このプロパティを変更すると,印刷画面の更新日時など,秒まで出力している時刻のフォーマットが変更されます。

指定できる値:
  • 時の指定:HH

  • 分の指定:mm

  • 秒の指定:ss

時分秒の順番は自由に変更できます。また,区切り文字として,半角記号1文字を指定できます。

指定例
11:25:36と表示したい場合(時刻が11:25:36の場合)

HH:mm:ss

デフォルト値:HH:mm:ss

注意事項
  • 区切り文字に「'」を使用する場合,「’’」を指定してください。

  • 区切り文字に「\」を使用する場合,「\\」を指定してください。

  • 半角記号以外の文字を指定した場合は画面のレイアウトが崩れるおそれがあります。

(32) 画面などに表示する日時項目の時刻フォーマット(ミリ秒あり)(ucnp.base.client.timeformat.hmsm)

画面やファイルに出力する日時項目の時刻フォーマット(ミリ秒あり)を指定します。このプロパティを変更すると,インポートコマンドで出力するインポート一覧ファイルの公開日時など,ミリ秒まで出力している時刻のフォーマットが変更されます。

指定できる値:
  • 時の指定:HH

  • 分の指定:mm

  • 秒の指定:ss

  • ミリ秒の指定:SSS

時分秒ミリ秒の順番は自由に変更できます。また,区切り文字として,半角記号1文字を指定できます。

指定例
11:25:36.780と表示したい場合(時刻が11:25:36.780の場合)

HH:mm:ss.SSS

デフォルト値:HH:mm:ss.SSS

注意事項
  • 区切り文字に「'」を使用する場合,「’’」を指定してください。

  • 区切り文字に「\」を使用する場合,「\\」を指定してください。

  • 半角記号以外の文字を指定した場合は画面のレイアウトが崩れるおそれがあります。

(33) 業務実行画面の文字サイズのシステム設定値(ucnp.base.client.parts.fontsize)

業務編集画面の[業務コンテンツの設定]画面で[システムの設定に従う。]チェックボックスにチェックを入れている場合の,パーツの文字サイズを指定します。

指定できる値:1〜128(単位:ピクセル)

デフォルト値:12(単位:ピクセル)

(34) メンテナンス機能の可否(ucnp.base.server.maintenance.enable)

メンテナンス機能を有効にするかどうかを指定します。

メンテナンス機能は,入出力プラグインパーツを更新するときだけ一時的に有効にしてください。メンテナンス機能を有効にした場合,システム管理者以外のユーザはログインできなくなります。

指定できる値:
  • true:メンテナンス機能を有効にする

  • false:メンテナンス機能を無効にする

デフォルト値:false

(35) 画面の遷移または画面を閉じるときの確認ダイアログの表示有無(ucnp.base.client.confirm.page.unload.enable)

業務実行画面または業務編集画面で,Webブラウザの[×]ボタンで画面を閉じようとしたとき,またはほかのページへ遷移しようとしたとき,メッセージ(KDCZ00146-W)を表示するどうか指定します。

指定できる値:
  • true:メッセージ(KDCZ00146-W)を表示する

  • false:メッセージ(KDCZ00146-W)を表示しない

デフォルト値:true

注意事項

iPad向けの業務コンテンツを公開する実行環境では,このプロパティは使用できません。必ず「false」を指定してください。

補足事項

このプロパティに「false」を指定して,メッセージを表示しない設定にする場合,運用時には次の点に注意してください。

  • 利用者がWebブラウザのパーツにフォーカスが当たっていない状態で<BackSpace>キーを押したとき,前に表示していたページに遷移してしまうことで,入力中のデータが消えてしまうおそれがあります。

  • ナビゲーション プラットフォームの画面を閉じるときは,[ログアウト]ボタンまたは[閉じる]ボタンをクリックしてください。

(36) デフォルトのグループ名(ucnp.base.client.menu.group.default)

業務編集画面で新規作成または複製した業務コンテンツが所属する,デフォルトのグループ名を指定します。

このプロパティの値に空文字を指定した場合,新規作成,または複製した業務コンテンツのグループは,次のようになります。

なお,グループに新しい階層を追加する場合は,グループの名称に「\」を追加してください。グループに新しい階層を追加せずに「\」を使用する場合は,「\\」を入力してください。

指定できる値:128文字以内の文字列

注※

グループの名称に「\」が1文字で含まれる場合は,グループ階層の区切り文字として扱い,1文字の「\」としてカウントされます。

グループの名称に「\\」が含まれる場合は,グループ名に「\」を表示する文字として扱い,1文字の「\」としてカウントされます。

デフォルト値:空文字

(37) 業務実行画面のメニュー領域の表示有無(ucnp.base.client.menu.frame.visible)

業務実行画面にメニュー領域を表示するかどうかを指定します。メニュー領域を非表示にすると,メニュー領域折りたたみボタンも非表示になります。

このプロパティで「false」を設定した場合,業務実行画面の利用者は業務コンテンツIDを指定したURLでログインする必要があります。URLについては,「2.1.3 ナビゲーション プラットフォームの画面にアクセスするためのURL」を参照してください。

指定できる値:
  • true:メニュー領域を表示する

  • false:メニュー領域を表示しない

デフォルト値:true

(38) 業務実行画面の業務フロー領域の表示有無(ucnp.base.client.flow.frame.visible)

業務実行画面に業務フロー領域を表示するかどうかを指定します。業務フロー領域を非表示にすると,業務フロー領域とガイド領域の幅を調節するためのバーも非表示になります。

指定できる値:
  • true:業務フロー領域を表示する

  • false:業務フロー領域を表示しない

デフォルト値:true

補足事項

ucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「all」を指定した場合,ガイド領域に[戻る]ボタンが表示されないため,前のノードに戻ることができなくなります。

(39) HTMLパーツで使用するCSSファイルのパス(ucnp.base.server.htmlpart.css)

HTMLパーツで使用するCSSファイルのパスを指定します。

指定できるパスの形式

指定できるパスの形式を次に示します。使用するファイルの格納先が,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。

ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したファイルを指定する場合

Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ(「ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\PP\uCPSB\httpsd\htdocs」)からの相対パスを指定します。

ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバに格納したファイルを指定する場合

プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス」の形式で指定します。

 プロトコル:httpまたはhttps

 ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス

 ポート番号:Webサーバのポート番号

 ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス

プロトコルがhttp,ホスト名がhost1,ポート番号が55555のWebサーバのcssフォルダにある,htmlpart.cssというファイルを指定する場合のパスを次に示します。

http://host1:55555/css/htmlpart.css

デフォルト値:なし

ファイル記載値:/css/htmlpart.css

補足事項
  • CSSファイルが指定したパスに存在しない場合,ユーザ定義のCSSファイルは適用されません。また,Webサーバのアクセスログに「404」が出力されます。

  • ホスト名以外に「/ucnp」を含むパスは設定できません。設定した場合の動作は保証されません。

  • URIで使用できない文字をプロパティの値に使用する場合は,必要に応じてURLエンコードした値を設定してください。

(40) 業務実行画面のターミナルノードの表示有無(ucnp.base.client.terminal.display)

業務実行画面にターミナルノードを表示するかどうかを指定します。ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」を指定した場合,このプロパティに「true」を指定しても無視されるため,「false」を指定することを推奨します。ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」が指定されている場合は,ucnp.base.client.terminal.displayプロパティに「true」を指定するよりも「false」を指定した方が,処理速度が向上します。

指定できる値:
  • true:ターミナルノードを表示する

  • false:ターミナルノードを表示しない

デフォルト値:false

(41) 業務フローの直接遷移の可否(ucnp.base.client.directjump.enable)

業務実行画面でプロセスノードをクリックした時,そのプロセスノードへ遷移するかどうかを指定します。また,遷移できる範囲についても選択できます。

ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」を指定した場合,このプロパティに「true」または「all」を指定しても無視されるため,「false」を指定することを推奨します。「false」を指定すれば,「true」または「all」を指定するよりも処理速度が向上します。

指定できる値:
  • true:一度遷移したことがあるプロセスノードにだけ直接遷移する

  • all:すべてのプロセスノードに直接遷移する

  • false:直接遷移しない

デフォルト値:true

補足事項
プロパティに「true」を指定した場合
  • 業務フローを戻って別の分岐へ遷移したとき,元の分岐のプロセスノードには遷移できません。

  • 終点のターミナルノードへ遷移すると,すべてのプロセスノードに遷移できなくなります。

  • [戻る]ボタンを非表示に設定しているプロセスノードへ遷移すると,そのプロセスノードより前のノードには遷移できなくなります。

プロパティに「all」を指定した場合
  • ガイド領域の[戻る]ボタンが表示されなくなります。

  • 終点のターミナルノードへ遷移しても,すべてのプロセスノードに遷移できます。

  • ガイド領域のチェックボックスがチェック必須かどうかのチェックが実行されません。

  • 入出力プラグインまたは入力値チェック機能を設定していても実行されません。

  • 中断再開プラグインと併用できません。ucnp.base.client.suspend.enableプロパティに「true」を指定している場合,メッセージ(KDCZ10138-E)が出力され,システムの起動が中止されます。

  • 操作ログのレポーティング画面を使用できません。

(42) 業務実行画面に表示する選択状態のプロセスノードの色,および業務編集画面のガイド領域に表示中のプロセスノードの色(ucnp.base.client.currentnode.color)

業務実行画面に表示する選択状態のプロセスノードの色,および業務編集画面のガイド領域に表示中のプロセスノードの色を指定します。どのノードが選択状態かをわかりやすくするために,このプロパティには,ucnp.base.client.node.colorプロパティの値と異なる値を設定することを推奨します。

指定できる値:
  • orange

    [図データ]

  • pink

    [図データ]

  • green

    [図データ]

  • purple

    [図データ]

  • blue

    [図データ]

  • gray

    [図データ]

デフォルト値:orange

(43) 非選択状態/直接遷移可能状態のプロセスノードの色(ucnp.base.client.node.color)

業務実行画面および業務編集画面に表示するプロセスノードの色を指定します。どのノードが選択状態かをわかりやすくするために,このプロパティには,ucnp.base.client.currentnode.colorプロパティの値と異なる値を設定することを推奨します。

指定できる値:
  • orange

    [図データ]

  • pink

    [図データ]

  • green

    [図データ]

  • purple

    [図データ]

  • blue

    [図データ]

  • gray

    [図データ]

デフォルト値:gray

(44) 直接遷移できるプロセスノードのデザイン(ucnp.base.client.directjump.design)

直接遷移できるプロセスノードのデザインを指定します。

指定できる値:
  • gradation:プロセスノードの色をグラデーションありにする

    [図データ]

  • flat:プロセスノードの色をグラデーションなしにする

    [図データ]

デフォルト値:gradation

補足事項
  • 画像を配置したプロセスノードは,このプロパティの指定値に関係なく,次のように「flat」のデザインになります。

    [図データ]

  • 業務フローの中に画像を配置したプロセスノードと画像を配置しないプロセスノードが混在する場合,全体のデザインを統一したいときは,「flat」を指定してください。

  • 業務フローの中に画像を配置したプロセスノードと画像を配置しないプロセスノードが混在しない場合でも,このプロパティは有効です。

  • このプロパティは,ucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「true」を指定した場合だけ有効になります。

(45) プロセスノードに表示するチェックマークの位置(ucnp.base.client.node.checkmark.position)

処理が終了したプロセスノードに表示するチェックマークの位置を指定します。

指定できる値:
  • left:プロセスノードの左上に表示する

    [図データ]

  • right:プロセスノードの右上に表示する

    [図データ]

  • off:チェックマークは表示しない

デフォルト値:left

補足事項
  • ucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「all」を指定していると,このプロパティに指定した値にかかわらずチェックマークは表示されません。チェックマークを表示したい場合は,ucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「true」または「false」を指定してください。

(46) 業務フロー領域の関連線の色(ucnp.base.client.flow.connector.color)

業務フロー領域の関連線の色を指定します。

指定できる値:
  • gray:[図データ]

  • black:[図データ]

  • orange:[図データ]

  • pink:[図データ]

  • green:[図データ]

  • purple:[図データ]

  • blue:[図データ]

デフォルト値:gray

補足事項

このプロパティの指定値は,ガイド領域のマッピング線には影響しません。

(47) 業務フロー領域の自動スクロール可否(ucnp.base.client.autoscroll)

業務フロー領域を自動的にスクロールするかどうかを指定します。ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」を指定した場合,このプロパティに「true」を指定しても無視されるため,「false」を指定することを推奨します。「false」を指定すれば,「true」を指定するよりも処理速度が向上します。

このプロパティで「true」を設定した場合,業務フロー領域が自動的にスクロールされ,常に現在の工程が表示されるようになります。

指定できる値:
  • true:自動スクロールをする

  • false:自動スクロールをしない

デフォルト値:true

(48) 業務実行画面で[完了]ボタンをクリックしたときのWebブラウザ動作(ucnp.base.client.complete.button.window.close)

業務実行画面で[完了]ボタンをクリックしたときにWebブラウザを閉じるかどうかを指定します。

指定できる値:
  • true:Webブラウザを閉じる

  • false:Webブラウザを閉じない

デフォルト値:false

補足事項
  • Webブラウザを閉じるかどうかの確認メッセージは表示されません。

  • 複数のタブを表示していると,[完了]ボタンをクリックした業務実行画面のタブだけが閉じます。

  • このプロパティで「true」を設定していても,業務実行画面で印刷プレビューを実行すると,Webブラウザが閉じないことがあります。その場合は手動でWebブラウザを閉じる必要があります。

  • このプロパティで「false」を設定した場合,[完了]ボタンをクリックしたときに表示されるKDCZ10060-Iは,ユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)で任意に設定できます。ユーザメッセージプロパティファイルについては,「8.6 ユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)の設定」を参照してください。

(49) 入力情報の破棄確認ダイアログの表示有無(ucnp.base.client.viewer.confirm.discardinput.enable)

入力情報を破棄するときの確認ダイアログを表示させるかどうかを指定します。

このプロパティで「true」を設定した場合,業務の実行中にほかの画面に遷移するときに,入力中の情報を破棄するかどうかを確認するダイアログが表示されます。確認ダイアログの表示が不要な場合は,このプロパティを「false」に設定します。

指定できる値:
  • true:入力情報の破棄確認ダイアログを表示する

  • false:入力情報の破棄確認ダイアログを表示しない

デフォルト値:true

補足事項
  • ucnp.base.client.viewer.confirm.discardinput.enableプロパティに「false」を指定すると,終了のターミナルノードの配置は任意になります。

  • ucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「all」が指定されている場合,入力情報の破棄確認ダイアログは表示されません。そのため,このプロパティでの設定は無視されます。

(50) 中断再開プラグインの使用有無(ucnp.base.client.suspend.enable)

中断再開プラグインを使用するかどうかを指定します。

業務実行中に入力中の情報を一時保存し,次回同じ業務を実行する場合に,保存した情報を復元して業務を途中から再開する機能を使用したいときには,このプロパティに「true」を設定してください。

このプロパティが「true」の場合で,ナビゲーション プラットフォームのログイン時に中断再開プラグインが登録されていないときには,メッセージ(KDCZ10082-E)が出力され,システムエラー画面が表示されます。

なお,中断再開プラグインを使用するには,このプロパティの設定以外にも必要な手順があります。必要な手順については,「3.4.3 中断再開プラグインを使用する場合の容量の見積もり」を参照してください。

指定できる値:
  • true:中断再開プラグインを使用する

  • false:中断再開プラグインを使用しない

デフォルト値:false

補足事項

このプロパティに「true」を指定し,かつucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「all」を指定した場合,メッセージ(KDCZ10138-E)が出力され,システムの起動が中止されます。

(51) エラーのパーツを強調する枠の色(ucnp.base.client.erroritem.emphasis.border.color)

必須のパーツを入力しないで次の操作をしようとした場合,エラーが発生します。このとき,エラーであるパーツを強調する枠の色を指定します。

指定できる値:

6桁の16進数または英語の色名で指定してください。使用できる文字は,半角英数字および「#」です。

  • 16進数

    先頭に必ず「#」を付けてください。「#」の後ろは6桁の16進数を指定します。

  • 英語の色名

    スタイルシートで使用できる色名を指定します。

デフォルト値:red

(52) 操作ログ機能の使用有無(ucnp.base.client.operationlog.enable)

操作ログ機能を使用するかどうかを指定します。

指定できる値:
  • true:操作ログ機能を使用する

  • false:操作ログ機能を使用しない

デフォルト値:true

(53) 操作ログの出力先(ucnp.base.server.operationlog.path)

操作ログの格納先を絶対パスで指定します。パスの区切り文字には「\\」を使用してください。

デフォルト値:ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\\operationlogs

ファイル記載値:C:\\Program Files\\Hitachi\\HNP\\operationlogs

補足事項

出力先に,次に示す条件を満たしていない値を指定した場合,動作は保証されません。

  • 出力先として,ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ以下を指定する場合,「operationlogs」ディレクトリを指定してください。

  • 出力先として,ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ以外を指定する場合,存在するディレクトリを指定してください。

  • 排他制御のプロセスで操作ログを参照しないでください。参照した場合,操作ログの出力および面数の切り替えができなくなるおそれがあります。

  • システムの起動時に,操作ログのほかに「operation.lck」というファイルが作成されますが,システムの停止時にこのファイルは削除されます。

  • このプロパティを省略した場合,デフォルト値が適用されます。

(54) 操作ログの最大面数(ucnp.base.server.operationlog.backup.number)

操作ログの最大面数を設定します。操作ログのファイル名には,指定した値が最大面数として割り振られます。例えば,デフォルトの40の場合,「operation1.log」から「operation40.log」までが操作ログのファイル名として使用され,計40個の操作ログが出力されます。

指定できる値:1〜128の整数値

デフォルト値:40

補足事項
  • 排他制御のプロセスで操作ログを参照しないでください。参照した場合,操作ログの出力および面数の切り替えができなくなるおそれがあります。

  • 1日に出力したいレコード数や操作ログの保存期間に合わせて,このプロパティの設定値を調整してください。

    次のプロパティの値と一緒に調整してください。

操作ログの最大出力ファイルサイズ

ucnp.base.server.operationlog.sizeプロパティ

(55) 操作ログのファイルサイズの上限値(ucnp.base.server.operationlog.size)

操作ログのファイルサイズの上限値を設定します。

指定できる値:1024〜2097151の整数値(単位:KB)

デフォルト値:40960(単位:KB)

(56) 操作ログの出力項目の設定(ucnp.base.server.operationlog.user.analyze.info)

ユーザが任意で解析するときに,解析しやすくするための項目を操作ログに出力するかどうかを指定します。ダッシュボード機能を利用する場合は,「true」を設定してください。

このプロパティに「true」を設定した場合に出力される項目を次に示します。

指定できる値:
  • true:ユーザが任意で解析するときに,解析しやすくするための項目を操作ログに出力する

  • false:ユーザが任意で解析するときに,解析しやすくするための項目を操作ログに出力しない

デフォルト値:true

補足事項 :
  • 「false」を指定した場合,ユーザが任意に解析するときに,解析しやすくするための情報は操作ログに出力されません。レポーティング画面を表示するための情報だけが操作ログに出力されます。

  • 「false」を指定すると操作ログの容量を大幅に削減できます。任意の解析をしない,またはダッシュボード機能を利用しない場合は,「false」を指定することを推奨します。

(57) レポーティング画面に解析結果を表示する業務コンテンツ数(ucnp.base.server.operationlog.ranking.num)

操作ログのレポーティング画面で,解析結果をグラフで表示する業務コンテンツ数を指定します。

操作ログのレポーティング画面には,このプロパティで指定した値の個数分の業務コンテンツが表示されます。「0」を指定した場合は,すべての業務コンテンツが表示されます。

指定できる値:0〜2000までの整数値

デフォルト値:0

(58) レポーティング画面に解析結果を表示するユーザ数(ucnp.base.server.operationlog.ranking.user.num)

操作ログのレポーティング画面で,解析結果をグラフで表示するユーザ数(業務コンテンツ単位およびノード単位)を指定します。

操作ログのレポーティング画面には,このプロパティで指定した値の個数分のユーザが表示されます。「0」を指定した場合は,すべてのユーザを表示します。

指定できる値:0〜300までの整数値

デフォルト値:10

(59) 監査ログの使用有無(ucnp.base.client.auditlog.enable)

監査ログを使用するかどうかを指定します。

指定できる値:
  • true:監査ログを使用する

  • false:監査ログを使用しない

デフォルト値:false

(60) 監査ログの出力先(ucnp.base.server.auditlog.path)

監査ログのファイルの絶対パスを指定します。パスの区切り文字には「\\」を使用してください。監査ログのファイル名を変更したい場合は,「ucnp_audit」を任意の文字列に変更してください。

デフォルト値:ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\\auditlog\\ucnp_audit

ファイル記載値:C:\\Program Files\\Hitachi\\HNP\\auditlog\\ucnp_audit

補足事項
  • 監査ログは「ucnp_audit面数.log」の形式で出力されます。

  • このプロパティを省略した場合は,「ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\\auditlog\\ucnp_audit面数.log」が出力されます。

  • システムの起動時に,監査ログファイルとは別に「ucnp_audit.lck」というファイルが作成されます。

  • 出力先に,ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ以下を指定する場合,「auditlog」以外のディレクトリを指定しないでください。指定した場合,動作は保証されません。

  • 出力先に「auditlog」以下のディレクトリを指定した場合は,次のファイルやディレクトリが存在しないパスを指定してください。ファイルやディレクトリが監査ログに上書きされるおそれがあります。「ucnp_audit」を任意の文字列に変更しているときは,変更後のファイル名を指定しないでください。

    「ucnp_audit面数.log」から始まる監査ログ以外のファイル

    「ucnp_audit面数.log」から始まるディレクトリ

  • 条件を満たしていないファイルパスを指定した場合は,動作は保証されません。また,エラーになったときは,メッセージ(KDCZ10304-E)がトレースファイルに出力され,システムの起動が中止されます。

(61) 監査ログの最大面数(ucnp.base.server.auditlog.backup.number)

監査ログの最大面数を設定します。監査ログのファイル名には,指定した値が最大面数として割り振られます。例えば,デフォルトの「16」の場合,「監査ログのファイル名1.log」から「監査ログのファイル名16.log」がファイル名になります。

指定できる値:1〜32の整数値

デフォルト値:16

(62) 監査ログのファイルサイズの上限値(ucnp.base.server.auditlog.size)

監査ログのファイルサイズの上限値を設定します

指定できる値:1024〜2097151の整数値(単位:KB)

デフォルト値:10240(単位:KB)

(63) レポーティング画面の解析対象の設定(ucnp.base.server.operationlog.report.target)

操作ログのレポーティング画面の解析対象を設定します。レポーティング画面の利用シーンに合わせて解析対象を設定してください。

指定できる値:
  • latest:

    解析対象は,業務実行画面に表示されている業務コンテンツです。業務コンテンツの公開中の版の利用状況だけ確認したい場合に利用します。また,業務コンテンツの公開前の利用状況を残しておくことで,業務コンテンツの公開前後の利用状況の変化を確認できます。

  • all:

    解析対象は,業務実行画面に表示されている業務コンテンツの過去の版も含みます。業務コンテンツの版を意識しないで,業務コンテンツに対する利用状況を確認したい場合に利用します。継続的なレポーティング画面の解析結果を蓄積することで,業務コンテンツの利用状況の推移がわかります。また,推移の要因を特定することで,業務コンテンツの改善につなげることができます。

デフォルト値:latest

(64) 業務実行画面のヘッダ領域の[URL取得]メニューの表示有無(ucnp.base.server.geturl.link.display)

業務実行画面のヘッダ領域に[URL取得]メニューを表示するかどうかを指定します。

指定できる値:
  • true:[URL取得]メニューを表示する

  • false:[URL取得]メニューを表示しない

デフォルト値:true

注意事項

iPad向けの業務コンテンツを公開する実行環境では,このプロパティは使用できません。必ず「false」を指定してください。

補足事項

[URL取得]メニューから取得できるURLは,業務コンテンツID以外のパラメタを含みません。業務編集画面を表示するURLや終了ボタンを指定するためのURLは取得できません。ほかのパラメタもURLで使用する運用の場合,このプロパティでは「false」を指定し,[URL取得]メニューを表示しないことを推奨します。

URLの詳細は,「2.1.3 ナビゲーション プラットフォームの画面にアクセスするためのURL」を参照してください。

(65) 操作ログのダッシュボード表示リンクの表示条件(ucnp.base.server.dashboard.link.display)

操作ログのダッシュボード表示リンクの表示条件を指定します。

指定できる値:
  • true:リンクを表示する

  • false:リンクを表示しない

デフォルト値:false

(66) 連携先のJP1/IM-SSのホスト名(ucnp.base.client.jp1imss.hostname)

連携先のJP1/IM-SSのホスト名を指定します。

指定できる値:文字列

デフォルト値:localhost

補足事項
  • JP1/IM-SS URLプラグインを利用する場合は,JP1/IM-SSが動作する物理ホスト名または論理ホスト名を必ず指定してください。

  • 空文字列は指定できません。

(67) 連携先のJP1/IM-SSのポート番号(ucnp.base.client.jp1imss.portnum)

連携先のJP1/IM-SSのポート番号を指定します。

指定できる値:1〜65535の整数値

デフォルト値:24401

補足事項
  • JP1/IM-SS URL出力プラグインを利用する場合は,このプロパティを必ず指定してください。

(68) 連携先のJP1/AOのホスト名(ucnp.base.client.jp1ao.hostname)

連携先のJP1/AOのホスト名を指定します。

指定できる値:文字列

デフォルト値:localhost

補足事項
  • 次のシステムプラグインを利用する場合は,JP1/AOが動作する物理ホスト名または論理ホスト名を必ず指定してください。

    JP1/AO URL出力プラグイン

    JP1/AO サービス実行プラグイン

    JP1/AO プロパティ出力プラグイン

  • 空文字列は指定できません。

(69) 連携先のJP1/AOのポート番号(ucnp.base.client.jp1ao.portnum)

連携先のJP1/AOのポート番号を指定します。

指定できる値:1〜65535の整数値

デフォルト値:22015

補足事項
  • 次のシステムプラグインを利用する場合は,このプロパティを必ず指定してください。

    JP1/AO URL出力プラグイン

    JP1/AO サービス実行プラグイン

    JP1/AO プロパティ出力プラグイン

  • JP1/AO V10と連携する場合,またはJP1/AOのポート番号をデフォルトから変更している場合は,このプロパティの設定値を見直してください。

(70) 連携先のJP1/AOがHTTPS環境かどうか(ucnp.base.client.jp1ao.https.enable)

連携先のJP1/AOがHTTPS環境かどうかを指定します。

指定できる値:
  • trueの場合:JP1/AOがHTTPS環境の場合に指定します。

  • falseの場合:JP1/AOがHTTPS環境でない場合に指定します。

デフォルト値:false

補足事項
  • 次のシステムプラグインを利用する場合で,JP1/AOがHTTPS環境の場合は,このプロパティを必ず指定してください。

    JP1/AO URL出力プラグイン

    JP1/AO サービス実行プラグイン

    JP1/AO プロパティ出力プラグイン

(71) JP1イベント関連づけファイルの使用可否(ucnp.base.client.jp1ev.association.enable)

JP1/IMまたはJP1/IM-SSから呼び出されたとき,JP1イベント情報と関連づけられた特定の業務コンテンツを開くかどうかを設定します。

JP1イベント情報と業務コンテンツの関連づけについては,「5.13.4 JP1イベント情報と業務コンテンツを関連づける」を参照してください。

指定できる値:
  • true:JP1イベント関連づけファイルが有効

  • false:JP1イベント関連づけファイルが無効

デフォルト値:false

(72) 業務実行画面の[戻る]ボタンの幅(ucnp.base.client.back.button.width)

業務実行画面の[戻る]ボタンの幅をピクセル単位で指定します。

指定できる値:30〜260(単位:ピクセル)

デフォルト値:100(単位:ピクセル)

補足事項
  • ucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「all」が指定されている場合,[戻る]ボタンは表示されません。そのため,このプロパティの設定は無視されます。

  • ボタン名はノードの属性の設定内容によって変更できます。ボタン名がこのプロパティで指定した幅よりも長い場合,ボタン名は途中までしか表示されません。

(73) 業務実行画面の[次へ]ボタンの幅(ucnp.base.client.next.button.width)

業務実行画面の[次へ]ボタンの幅をピクセル単位で指定します。

指定できる値:30〜260(単位:ピクセル)

デフォルト値:130(単位:ピクセル)

補足事項

ボタン名はノードの属性の設定内容によって変更できます。ボタン名がこのプロパティで指定した幅よりも長い場合,ボタン名は途中までしか表示されません。

(74) 業務実行画面の[完了]ボタンの幅(ucnp.base.client.complete.button.width)

業務実行画面の[完了]ボタンの幅をピクセル単位で指定します。

指定できる値:30〜260(単位:ピクセル)

デフォルト値:130(単位:ピクセル)

補足事項

ボタン名はノードの属性の設定内容によって変更できます。ボタン名がこのプロパティで指定した幅よりも長い場合,ボタン名は途中までしか表示されません。

(75) 業務実行画面で分岐合流ノードを経由して次のノードへ遷移するためのボタンの横幅(ucnp.base.client.branch.button.width)

業務実行画面で分岐合流ノードの前のプロセスノードを選択した場合に表示される,次のノードへ遷移するためのボタンの幅をピクセル単位で指定します。なお,このプロパティは,分岐先が一つしかないプロセスノードに対しては適用されません。

指定できる値:30〜260(単位:ピクセル)

デフォルト値:130(単位:ピクセル)

補足事項

ボタン名はノードの属性の設定内容によって変更できます。ボタン名がこのプロパティで指定した幅よりも長い場合,ボタン名は途中までしか表示されません。

(76) 業務実行画面のボタンの高さ(ucnp.base.client.node.transition.button.height)

業務実行画面に表示されるボタンの高さを指定します。対象となるボタンを次に示します。

指定できる値:22〜130(単位:ピクセル)

デフォルト値:22(単位:ピクセル)

(77) 業務編集画面の表示有無(ucnp.base.client.operation.editor.enable)

業務編集画面の表示を許可するかどうかを指定します。このプロパティに「false」を指定した場合,URLのパラメタやユーザのアクセス権にかかわらず,業務編集画面を開けなくなります。また,業務実行画面の[編集画面表示]メニューも表示されなくなります。URLの詳細については,「2.1.3 ナビゲーション プラットフォームの画面にアクセスするためのURL」を参照してください。

編集環境と実行環境を別のサーバマシンとするシステム構成で運用している場合,実行環境でこのプロパティに「false」を指定しておくと,利用者が誤って業務コンテンツを編集してしまう問題を防止できます。

指定できる値:
  • true:業務編集画面の表示を許可する

  • false:業務編集画面の表示を許可しない

デフォルト値:true

(78) 業務編集画面のグリッド間隔(ucnp.base.client.grid.size)

業務編集画面のグリッド間隔を指定します。業務編集画面に配置したパーツは,このグリッド間隔を基準にスナップされます。

[図データ]

指定できる値:
  • 0:スナップ処理は実行されない

  • 5:5ピクセル

  • 10:10ピクセル

  • 20:20ピクセル

デフォルト値:10

(79) [元に戻す]ボタンの対象操作履歴の最大保持数(ucnp.base.client.undo.max.count)

[元に戻す]ボタンの対象操作履歴の最大保持数を指定します。つまり,このプロパティで指定した値は,[元に戻す]ボタンが有効になる最大の回数になります。

指定できる値:1〜100

デフォルト値:10

(80) [ファイル管理/登録]メニューの表示有無(ucnp.base.server.fileupload.link.display)

業務編集画面のヘッダ領域に[ファイル管理/登録]メニューを表示するかどうかを指定します。

指定できる値:
  • all:すべてのユーザに[ファイル管理/登録]メニューを表示する

  • admin:システム管理者にだけ[ファイル管理/登録]メニューを表示する

  • none:[ファイル管理/登録]メニューを表示しない

デフォルト値:admin

(81) [Plugins]パレットに表示するアイコン(ucnp.base.client.editor.jp1plugin.toolpalette.display)

[Plugins]パレットにJP1連携プラグインのアイコンを表示するかどうかを指定します。

指定できる値:
  • true:JP1連携プラグインのアイコンを表示する

  • false:JP1連携プラグインのアイコンを表示しない

デフォルト値:false

補足事項

このプロパティはJP1連携プラグインのアイコンの表示だけを制御します。falseを指定しても,すでにJP1連携プラグインを配置している業務コンテンツを操作したり,配置されているJP1連携プラグインの設定を変更したりできます。

(82) コンテンツ編集者の名前の表示有無(ucnp.base.client.editor.name.display.type)

業務コンテンツを編集したユーザの表示方法を指定します。

指定できる値:

デフォルト値:userId

補足事項
  • ucnp.setup.server.ldap.directory.kindプロパティでユーザ認証の種別を「AD」に指定する場合は,このプロパティの設定値を見直してください。

  • このプロパティに「displayName」を指定した場合,Active Directoryの「表示名」の情報が取得できないときは,ユーザ名には「-」が表示されます。

  • ucnp.setup.server.ldap.directory.kindプロパティの指定値が「AD」以外の場合にこのプロパティに「displayName」を指定すると,ユーザ名には「-」が表示されます。

  • このプロパティに「displayName」を指定した場合,ユーザ名にはActive Directoryからデータを取得した時点の「表示名」が表示されます。ナビゲーション プラットフォームがデータを取得したあとにActive Directoryの「表示名」の情報を更新しても,取得済みの「表示名」には反映されません。

(83) 業務コンテンツの最大数(ucnp.base.client.menu.maxnum)

業務コンテンツの最大数を指定します。

指定できる値:1〜2000の整数値

デフォルト値:500

注意事項
  • 業務コンテンツの最大数をデフォルト値より増やす場合は,サーバのディスク容量を見直してください。詳細については,「5.11 業務コンテンツの上限数を増やす手順」を参照してください。

  • 作成済みの業務コンテンツの数より小さい値は指定しないでください。業務コンテンツの数より小さい値を指定する場合は,その値まで業務コンテンツを削除してから指定してください。

  • 誤って作成済みの業務コンテンツの数より小さい値を指定した場合は,作成済みの業務コンテンツの数以上の値に指定し直してください。

  • メニュー領域に表示する業務コンテンツの数が多くなると,すべての業務コンテンツを表示するのに掛かる時間が長くなります。この時間はクライアントのマシンのスペックやWebブラウザのバージョンに依存します。

(84) 操作ログのダッシュボード画面へのアクセスを許可するユーザのユーザIDの一覧(ucnp.base.server.dashboard.auth.userids)

操作ログのダッシュボード画面へのアクセスを許可するユーザのユーザIDの一覧を指定します。ナビゲーション プラットフォームにログインできるユーザIDを指定してください。

ユーザIDを複数指定する場合は,ユーザIDをコンマ(,)で区切ったCSV形式で指定します。ユーザIDは100個まで指定できます。指定する際は,ユーザIDの前後に余分な空白を入力しないでください。

指定できる値:
  • ユーザIDを指定しない場合

    空文字

  • ユーザIDを1つだけ指定する場合

    半角英数字の文字列

  • ユーザIDを複数指定する場合

    ・1つのユーザIDにつき31文字以内の半角英数字の文字列

    ・ユーザIDとユーザIDの間のコンマ(,)

    注※ コンマとコンマの間に空文字列は指定できません。

デフォルト値:

user1

注※

セットアップ直後は次に示す値が設定されています。

  • ユーザ認証がJP1認証(JP1/Baseによるユーザ認証)の場合

    user1,jp1admin

  • ユーザ認証がJP1認証以外の場合

    user1