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JP1 Version 12 JP1/Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで


付録G 用語解説

(英字)

JavaScriptプラグイン

業務コンテンツへのユーザからの入力値をパラメタとして,サーバサイドJavaScriptをサーバ側で実行,またはクライアントサイドJavaScriptをWebブラウザ(クライアント側)で実行するために,ナビゲーション プラットフォームが提供しているプラグインです。

JP1/AO

JP1/AOとは,JP1製品のJP1/Automatic Operationの略です。高度化・複雑化するシステム運用を自動化するための製品です。

JP1/AO URL出力プラグイン

JP1/AOのURLを取得して,業務コンテンツからJP1/AOのメイン画面または[サービス実行]ダイアログボックスにアクセスするために,ナビゲーション プラットフォームが提供しているプラグインです。

JP1/AOサービス実行プラグイン

業務コンテンツからJP1/AOのサービスを即時実行するために,ナビゲーション プラットフォームが提供しているプラグインです。

JP1/Base

イベントサービス機能を提供するプログラムです。ナビゲーション プラットフォームでは,ユーザ認証にJP1/Baseを使用します。

JP1/IM-M

JP1/IM-Mとは,JP1製品のJP1/Integrated Management - ManagerおよびJP1/Integrated Management 2 - Managerの略です。システム全体の一元的な監視と操作を実現し,システムを統合管理するためのプログラムです。なお,このマニュアルではJP1/IM-MとJP1/IM-Vを総称してJP1/IMと呼びます。

JP1/IM-SS

JP1/IM-SSとは,JP1製品のJP1/Service SupportおよびJP1/Integrated Management - Service Supportの略です。ITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)の考えに基づき,ITサービス管理でのサービスサポートに沿った運用の負荷軽減,効率向上を目的として開発された製品です。

JP1/IM-SS URL出力プラグイン

ナビゲーション プラットフォームが提供している,JP1/IM-SSのURLを取得するためのプラグインです。このプラグインを使うと,業務コンテンツから次の画面へアクセスできます。

  • JP1/IM-SSの案件をプレビューする画面

  • JP1/IM-SSの[案件編集]画面

JP1/IM-V

JP1/IM-Vとは,JP1製品のJP1/Integrated Management - ViewおよびJP1/Integrated Management 2 - Viewの略です。JP1/IMでのシステム統合管理を実現するためのビューアー機能を提供するプログラムです。JP1/IM-Mに接続し,システムの監視や管理をします。

JP1イベント情報出力プラグイン

JP1/IMまたはJP1/IM-SSが管理しているイベントIDやプロダクト名などのJP1イベント情報を表示するために,ナビゲーション プラットフォームが提供しているプラグインです。

JP1イベント対処状況変更プラグイン

JP1/IMが管理しているJP1イベントの対処状況を変更するために,ナビゲーション プラットフォームが提供しているプラグインです。

JP1連携プラグイン

JP1/IMやJP1/AOなどのJP1製品とデータをやり取りして,業務コンテンツと外部プログラムであるJP1製品を相互に連携するために,ナビゲーション プラットフォームが提供しているプラグインです。

Webサーバ

Webブラウザからのリクエスト受信,およびWebブラウザへのデータ送信に関連する処理を実行するサーバです。

(ア行)

アプリケーションサーバ

Webブラウザからのユーザの操作を処理し,データベースなどの業務システムに反映させるためのサーバです。

インポート

エクスポートされたデータを自環境に取り込むことです。

業務コンテンツ,およびアクセス権の設定情報をインポートできます。

エクスポート

業務コンテンツ,およびアクセス権の設定情報をZIP形式で出力することです。エクスポートしたデータは,ほかの環境にインポートできます。

オフラインプラグイン

サーバとの通信を行わない次のプラグインのことです。

  • データストアプラグイン

  • JavaScriptプラグイン

注※

JavaScriptプラグインをオフラインで使用する場合は,JavaScriptプラグインパーツの[属性の設定]画面で,[ブラウザで実行]チェックボックスをチェックしておく必要があります。

オンラインプラグイン

オフラインプラグイン以外のプラグインのことです。

(カ行)

ガイド

業務コンテンツのうち,業務で実施する個々の作業の説明のことです。

ガイドパーツ

ガイドを作成するための部品です。[Guide]パレットから選択して,ガイド領域に配置します。

開発環境

プラグインを開発するための環境です。JP1/Navigation Platform for Developersが必要です。

業務コンテンツ

業務を遂行するために必要な情報のことです。業務コンテンツは,ナビゲーション プラットフォームの画面で作成,表示できます。

業務実行画面

業務コンテンツを利用して業務を実行するための画面です。

業務フロー

業務コンテンツのうち,業務の流れをフローチャート化した図のことです。

業務編集画面

ナビゲーション プラットフォームで,次の操作を実施するための画面です。

  • 業務コンテンツの作成・変更・複製・削除

  • 業務コンテンツの公開・非公開

  • 入出力プラグインの関連づけ

  • 業務コンテンツに対するアクセス権の設定

組み込みデータベース

このマニュアルでは,ナビゲーション プラットフォームに含まれているHiRDB Embedded Server Version 8のことを指します。

公開版

一度でも公開されたことがある業務コンテンツのことです。

コンテンツ管理者

業務コンテンツに対して管理者のアクセス権を持つユーザのことです。

コンテンツ作成者

JP1/Baseによるユーザ認証を使用する場合,業務コンテンツに対して作成者のアクセス権を持つユーザのことです。

コンテンツ編集者

業務コンテンツに対して編集者のアクセス権を持つユーザのことです。

(サ行)

システムプラグイン

外部プログラムまたはガイドパーツ間の連携に必要なプラグインのうち,ナビゲーション プラットフォームが提供しているプラグインのことです。

実行環境

業務コンテンツを利用して業務を実行する際に,利用者のアクセス先となる環境です。JP1/Navigation Platformが必要です。

セットアップ

ナビゲーション プラットフォームのコマンドを使用したセットアップのことです。簡単な手順でナビゲーション プラットフォームをセットアップできます。

(タ行)

ターミナルノード

業務の開始または終了を表すノードです。業務フローの最初と最後に配置します。ナビゲーション プラットフォームの画面では,丸で表示されます。

中断再開プラグイン

利用者が業務の途中にほかの業務を参照したり,ログアウトしたりしても,一時保存した状態から業務を再開できるようにするために必要なプラグインです。

中断情報

中断再開プラグインを使用している環境で,利用者が画面操作を中断したときに,一時保存される情報です。画面操作を再開すると,中断情報が復元されます。

ディレクトリサーバ

LDAP認証に必要なユーザID,パスワードなどのユーザ情報を管理するサーバです。ナビゲーション プラットフォームでは,Active Directoryを使用できます。

データストアプラグイン

ガイドパーツ間でデータをやり取りするために,ナビゲーション プラットフォームが提供しているプラグインです。

(ナ行)

ナビゲーション プラットフォーム

JP1/Navigation PlatformおよびJP1/Navigation Platform for Developersの総称です。

入出力プラグイン

ナビゲーション プラットフォームの画面に入力された情報を処理したり,画面に出力する情報を決定したりするためのプラグインです。入出力プラグインを使用すると,ガイドに入力された値の整合性をチェックしたり,外部プログラムへ出力したり,ログとして記録したりできます。

ノード

業務の工程を表す部品であり,業務フローに表示されます。ノードには,ターミナルノード,プロセスノード,および分岐合流ノードの3種類があります。

(ハ行)

パーツ

ナビゲーション プラットフォームの画面に配置する部品です。

プラグイン

ナビゲーション プラットフォームと外部プログラムとを連携したり,ナビゲーション プラットフォームの拡張機能を使用したりするためのユーザプログラムです。ナビゲーション プラットフォームでは,プラグインを開発するために必要なインタフェースを提供しています。

プラグインパーツ

業務コンテンツにプラグインを関連づけるための部品です。[Plugins]パレットから選択して,ガイド領域に配置します。

フローパーツ

業務フローを作成するための部品です。[Flow]パレットから選択して,フロー領域に配置します。

プロセスノード

業務の途中の工程を表すノードです。ターミナルノードの間には1個以上のプロセスノードが必要です。画面上では長方形で表示されます。

分岐合流ノード

業務の工程が分岐する場合に必要なノードです。ナビゲーション プラットフォームの画面では,ひし形で表示されます。

編集環境

業務コンテンツを作成,編集したり,業務コンテンツに対するアクセス権を設定したりするための環境です。JP1/Navigation Platformが必要です。

編集版

コンテンツ編集者が編集中または編集が完了した業務コンテンツのことです。

ポータル用設定ファイル

ナビゲーション プラットフォームに含まれるuCosminexus Portal Frameworkのファイルです。ディレクトリサーバ,およびデータベースサーバとの連携に必要な情報を定義します。

(ヤ行)

ユーザスタイルプロパティファイル

業務編集画面の[業務コンテンツの設定]画面で,[サイズの設定]タブの[文字のフォント]ドロップダウンに表示されるフォントの選択項目をカスタマイズするときに,カスタマイズ内容を定義するファイルです。

ユーザセットアッププロパティファイル

セットアップを実行する場合に,セットアップ情報を定義するファイルです。ディレクトリサーバとの連携に必要な情報やポート番号などを定義します。

ユーザプラグイン

ナビゲーション プラットフォームが提供するAPIを使用して,開発者が開発したプラグインのことです。

ユーザプロパティファイル

ナビゲーション プラットフォームの動作環境を定義するファイルです。ナビゲーション プラットフォームのシステム管理者権限を持つユーザID,画面の見映えに関する情報,トレース情報などを定義します。

ユーザメッセージプロパティファイル

業務実行画面で業務コンテンツを操作しているとき,または操作を終了するときなどに表示されるメッセージを定義するファイルです。

ユーザラベルプロパティファイル

業務実行画面のヘッダ領域のツールリンクに表示されるリンクの表示文字列をカスタマイズするときに,カスタマイズ内容を定義するファイルです。