8.2.3 エスケープシーケンスの指定
サービスプロパティファイル以外のプロパティファイルを記述するときに,指定できるエスケープシーケンスを次に示します。
エスケープシーケンス |
説明 |
---|---|
\t |
タブ |
\n |
ラインフィード(改行) |
\f |
フォームフィード(改ページ) |
\r |
キャリッジリターン(行頭復帰) |
\" |
ダブル引用符(") |
\' |
シングル引用符(') |
\\ |
バックスラッシュ |
エスケープシーケンスの注意事項を次に示します。
-
8進数のUnicodeエスケープは認識されません。ただし,無効なUnicodeエスケープを指定するとエラーになります。
-
無効なエスケープシーケンスを指定すると,「\」を削除してその次の文字を通常文字と見なします。例えば,「\v」というエスケープシーケンスを指定すると,「v」を指定したと見なされます。
識別名(Distinguished Name)を設定するキーの場合,識別名を構成する属性値をエスケープしてください。エスケープ対象文字およびエスケープシーケンスを次に示します。
エスケープ対象文字 |
エスケープシーケンス |
---|---|
「 」(半角スペース) |
\20 |
「#」(半角番号記号) |
\23 |
「”」(半角ダブルクォーテーション) |
\22 |
「\」(半角円マーク) |
\5C |
「/」(半角スラッシュ) |
\2F |
「,」(半角コンマ) |
\2C |
「+」(半角プラスサイン) |
\2B |
「<」(半角小なり) |
\3C |
「>」(半角大なり) |
\3E |
「;」(半角セミコロン) |
\3B |
「=」(半角イコール) |
\3D |
対象となるプロパティを次に示します。
-
ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.ldap.java.naming.security.principalプロパティ
-
ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.ldap.com.cosminexus.admin.auth.ldap.basednプロパティ
-
ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.ldap.group.basednプロパティ